さぁ!新しいWeekday♪が始まりました。
月曜日は、週の始まり!お仕事の始まりです!とか言いつつ、今日は休日でしたね(^^;)
そもそもWeekdayじゃなかった(^^;)
今日は休日ではありますが……少しでも皆さんの仕事が楽しくなったらいいなと思い、月曜日は「今日から使えるマーケティング講座」を曜日企画としてお届けしております。
また、少しでも気持ちいい出勤時間のお供になったら良いなと思ったので、「今日から使えるマーケティング講座」は朝7:00に更新しています☆
今日は休日ですが、是非明日からの仕事に「今日から使えるマーケティング講座」を使ってください。宜しくお願いします☆
少し前の時代は、広域的に情報を広める手段は、マスメディアだけが持ち合せるものでした。
その頃の情報流通の経路は、マスメディアを頂点にしたピラミッド型でした。
情報の頂点に近い人が情報力を持ち合わせており、下部はその情報に従う形になっていました。
ですから、いとも簡単に情報で人をコントロールすることができた社会です。
この形を崩壊させているのがネット型の情報流通です。
今までの情報には頂点になる場所があったのですが、それが失われ始めました。
この図の記事→時代の変化と波動の変化【図解式】
また、今まではマスメディアで「売れてます」「ヒットしてます」「流行しています」と扇動し続けさえすれば、その言葉に触発されて、元々ヒットしていなくてもヒットしてしまう現状は作れたのですが、マスメディアで流されている情報が事実かどうか逐一確認できる時代となれば、その扇動に流される人は極端に減っていくことになります。
ネットでの情報のやり取りが発達する前までは、消費者ニーズを吸い上げた商品を作った後は、強めの扇動で押し切ればそれなりに商品が売れたのですが、今はそれができなくなっています。
また消費者ニーズをすくいあげて商品開発をしていたとしても、ネット世論は移ろいやすく昨日と今日では全く違う方向転換をしてしまうこともしばしばあるため、時間をかけた商品開発をすることが反って自らの首を絞めることになりかねません。
とはいえ、ここまでの説明で今までの感覚のままではいけないということが分かったとしても、具体的にどのような部分を気をつければ良いのかが分からないと思うので、そのことについてここからお話しを深めていきたいと思います。
今までの時代は情報に制限がありましたから、ターゲットに優位な情報を届ける事がどの企業においても至上命題だったと思います。
できれば優位な情報だけを消費者にインプットさせたいものですから、どこの会社も「商品の良いところばかりをとにかくプッシュする」販促方式を使われていたと思いますし、また一度顧客になったのなら、リピート顧客になってもらうための囲い込み施策を沢山されてきたと思います。
しかしながら、今は様々な情報を誰でも受け取れるようになっておりますので、プッシュ型や囲い込み型の販促活動は、反って消費者の不信感を買いやすいと思います。
というよりも、ひろゆきさん(2chを作った人)の言葉を借りれば、
「営業っていう仕事は、ほぼほぼ今の世の中、いらない物を売りつける仕事」
に変わってしまったのですから。
情報が行き届かない時代だったからこそ、営業が必要であり、自分たちの情報をプッシュする必要もありました。
でも、今は何か自分が気になる事があれば、検索窓にその内容を書いて自分で情報を得ることができ、自分の判断でその商品が自分にとって必要かどうかを吟味することが簡単にできます。これはプル型と呼ばれる行動パターンです。
プル型とは、英語の「Pull(引き出す)」の意味通り、必要な情報をユーザーが能動的に取得する技術やサービスのことです。
逆に必要な情報をユーザーの意思に関わらず企業側のタイミングで自動的に配信するものをプッシュ型と言います。プル型 より
つまり、情報の制限があった頃、消費者の多くは受動的であったのですが、今は真逆の能動があって消費行動が生まれるケースが増えています。
ですから、消費者が自ら必要だと思う時意外にプッシュすることは、反ってネガティブな消費行動を生みやすくなるということです。
また、少し前の時代でしたら、「沢山売れている」事が消費動向を左右する大きなポイントになっていますが、そのような数字すら作られているものということがどんどん知れ渡っているので、無理して数字を作った所で、これまたネガティブキャンペーンに転換されてしまう可能性は否めません。
それから、今まで広報というものは、悪い部分を隠して、なるべく良い情報だけを伝えていましたが、消費者は良いも悪いも分かった上で判断する基礎が出来上がってきているので、なるべく情報をオープンにする姿勢で対応されるのが良いと思います。
ネガティブな情報は良い情報の10倍以上の浸透率があると言われていますが、それはギャップの大きさによって変わるものです。
たとえば、ベッキーさんが以前不倫報道が出た時、ベッキーさんはレギュラー番組とCMを全て降板し、テレビに一切出れないほどの大打撃をくらってしまいましたが、それほどまでにベッキーさんにみんなが抱いていた表のイメージとかけ離れていたからと言えるでしょう。
つまり、良いイメージだけを抱かせすぎる方のが、何かしらネガティブな事態あった時のリスクが大きいと言えるのです。
人には誰しも長所短所や強み弱みがあるように、商品にも長所短所や強み弱みはあるもので、完璧なものは存在しないものです。
マスメディアが発信する情報ばかりに踊らされていた時代は、努力すれば「完璧に辿り着けるのではないのか?」と言った妄想を誰しも抱きがちでしたが、それこそが幻想であったことに、みんな気がつき始めています。
ですから、今までは商品の弱みなどを見せることは不必要どころか、してはいけないことだったと思うのですが、今は最初から正直に商品の長所短所や強み弱みを伝えて、後は消費者に任せるのが一番だと思います。
また、消費者に任せる感覚が、今までの消費行動の中に一番なかったものだとも思います。
このドライさを持ち合せる事が、今後の企業活動においても、自分の生活においても必要なことではないかなと思います。
最後に、生活の話に移りますね。
私が学生時代の頃は、人の幸せな一生の形というものが、ある程度決まっていたように思います。
具体的に言うと、偏差値の良い学校に行き、偏差値の良い大学に行く。すると、大企業に勤められるため、一生が安泰…みたいな。
ちなみに私の世代(40代ロスジェネ世代)は、そんな大人たちの言葉に従ったのにも拘わらず、就職氷河期にぶち当たり、理想通りの就職ができた人なんて正直僅かだと思うし、就職してからも平成不況で、思った通りに昇級に恵まれなかった人が多いと思いますけれどね。
そのうちに、終身雇用という概念すらもこの国からはどんどん失われ、従った見返りといえるものはどんどん手に入らなくなっていると思います。
つまりは、私たちが置かれている生活においても受動型で生きている人は、どんどん時代から取り残されて、敢えて不安な環境に身を寄せていると言えます。
逆に今の時代は、ネットのおかげで個人でもできることが増えていますから、能動に自分が動けば、その不安は解消されるものです。
また人付き合いにおいても、自分自身が環境を変える事が難しかったため、依存関係に縛られやすかったのですが、これからの時代は敢えてそこに縛られる必要性は減っているので、その点ふまえてドライさを持ち合せて付き合った方が良いのではないかなと思っています。
ということで……今日の話も長くなってしまいましたが、ここまでです!
来週は、「マーケティングが得意とすること、苦手とすること」という題目でお届けしようと思います。
それから「今日から使えるマーケティング講座」の過去記事が読みたい場合は、TOPの「曜日企画」→「㊊今日から使えるマーケティング講座」を押して下さい。
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それでは来週月曜日の7時にまたお会いしましょう♪
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マスコミの誘導効果が薄れてきた事は、非常に喜ばしい事ですね。
つい先日まで「美酢」のコマーシャルを頻繁に流していましたが、
最近は見かけなくなりましたね。
イオングループでは山積みにされあまり売れていないようですね。
しきりにネットで評判を上げようと頑張っていますが、
皆さん情報リテラシーが向上しているので、安易に引っかかっていませんね。
本当に喜ばしく良い時代になってきました。
韓国の酢は合成酢が殆どなので、「美容に良い」と言うレビューに決して騙されず、
「健康を害する」ものと心に刻んでいただきたいです。
それから、韓国のマヨネーズは原材料に石油が入っていますので悪しからず。
日本の方はもちろんの事、韓国の方もお気を付けあそばせ。
こんにちは。
私たちの地域では「美酢」のコマーシャルとか流れていないので、今日初めてその商品を知りました。
韓国産とういだけで、とりあえず買い控えしてしまうのが一般常識を持ち合せている日本人の日常ですよね。
辛ラーメンとかも全く売れてないですし、私は辛ラーメンだけは食べたくないです(不味いから)
っていうか、頂いたコメントで韓国産のマヨネーズには石油が入っている事を知りました。
怖すぎます!!!!
今まで以上に韓国産には気をつけようと思いました。
教えてくださりありがとうございます。これからも宜しくお願い致します。