おはようございます。
火曜日は「変わる、終わる、始まる」です。
この「変わる、終わる、始まる」では、社会全体のトレンド(流行や趨勢・すうせい)に関する情報をお届けしています。
時代によって、インフラが変わり、またこの変化によって人の興味も変わります。
激動の時代と呼ばれる昨今の中で、立ち止まって全体を俯瞰できる情報をお届けしていきたいと思ってます。
是非とも朝のお供として、活用してくださいませ♪
昨今の日本は、少子高齢化の流れの中で全国的に空き家が問題になっています。
その問題は都市部においてもおきていますが、過疎化している地域に行けば行くほど問題は深刻になっていると言え、「空き家が多い」=「暗い未来」と捉えられがちだった傾向が強かったように私は思うのですが、
ここ数年でその問題もポジティブな方向へと転換している様子が伺えます。
多分私がそう思ってしまうのへ…去年3カ月南三重地域に住み、様々な取材をした影響もあると思うのですが…、既に南三重地域では空き家を活用した様々な事業が始まっており、話題になっています。
具体的に名前をあげると、南伊勢町で行われている「うみべのいえプロジェクト」のビジネススキームは話題になっています。
海の気配を感じるこの場所を、ぶらりと歩いてみたくなるまちにしていきたい。 umibenoie - umibenoie |
うみべのいえプロジェクトは、エリア全体を「家」ととらえまちの中に「部屋(=お店)」をつくっていく事業で、現在南伊勢には、みんなが集まり易い拠点として、シェアキッチンやシェアハウス、シェアクローゼット、さらにはシェアオフィスやコワーキングスペースが続々誕生しています。
ちなみに私も昨年こちらのプロジェクトの一貫で作られたシェハウス(うみべのいえリビング)で1カ月お世話になりましたが、とても住み心地が良かったですし、1Fがコワーキングスペースになってるのでいろんな人と知り合うことができました。
さらに近隣にあるキッチンや整骨院のおかげで住み心地の良さは倍増されました。
まちの人のリビングとして自由に利用できる『うみべのいえリビング』です。 ▶うみべのいえリビング :: umibenoie - umibenoie |
都市部以上に「シェア」の発想が過疎地区では受け入れられやすし、土地柄にあったビジネススキームでもあるんですよね。
なので南三重地区では現在似た形の空き家活用事業をしようと意気込んでいる人たちが、ちょこちょこ出てきています。
実は管島でも同様の取組をしようと只今島の人と企画打ち合わせ&調整が始まっています。
空き家が増えていく事実は、街が沈んでいる事実でもあるので、マイナスに捉えられやすいのですが、
その空き家から新しい発想が生み出されれば、街は元気になるものです。
その立証は既に「うみべのいえプロジェクト」がしてくれているし、同様の施策をしている町でも同じように活気づいてきたと声が上がっています。
廃れていく街でも、明るく元気に動き出せば流れは確実に変わります。
また空き家と言えど、充分使える家や設備は多々あるので、この事業に目を付けた人にとっては、過疎化してしまった町はある種宝箱にも見える時があるんです。そうなるとこれまでの印象はガラリと変わって当然で、方向性もポジティブになっていきます。
何事も見方によるものだなと実感してるのですが、こういったポジティブな動きによる実績がこれからどんどん出てくるであろうと私は推察してるので、これから数年以内に空き家活用事業はより一層トレンドになるんじゃないかなと私は思っていますが、さてどうなることでしょうか。
皆さん全国各地の空き家活用事業に目を配ってみて、私が住んでる菅島もどうなっていくか見守っていてくださいね。
といういことで今日のお話はここまで♪
それでは来週火曜日の7時にまたお会いしましょう♪
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田舎に移住したいけど仕事が無いのがネックになってると思うのですが、フリーランスや起業が向いてる人にとっては田舎って可能性の宝庫なんじゃないかと考えてます(・∀・)
食品加工が得意な人なら空き家を加工所にするとか、色々活用できそうですね。
私の村でも、子供の頃のゆめだったお菓子屋さんを始めた方がいます( ´∀`)
こんにちは。
仰る通りだと私も思います。
現地の雇用に頼らず自活できるタイプの人から田舎の可能性に気付く世の中になっていくように感じています。
それではこれからも宜しくお願い致します。