おはようございます。
火曜日は「変わる、終わる、始まる」です。
この「変わる、終わる、始まる」では、社会全体のトレンド(流行や趨勢・すうせい)に関する情報をお届けしています。
時代によって、インフラが変わり、またこの変化によって人の興味も変わります。
激動の時代と呼ばれる昨今の中で、立ち止まって全体を俯瞰できる情報をお届けしていきたいと思ってます。
朝のお供として、是非活用してくださいませ♪
ここ数年Tverでテレビ視聴するケース増えてきていますよね。
私も昨年三重で生活していた時は、自宅にテレビがなかった場所もあったため、どうしても見たいドラマやバラエティはTVerを利用して視聴するようになったのですが、使ってみると圧倒的にこっちのが便利www
好きな時好きなタイミングで、いろんな番組選べるんですもの。
それにテレビでは映らない放送局だって見れるんですもの。
どっちが便利かと言えば、当然TVer。
だから、視聴者がTverに流れるのは必然。
そして時代の流れから考えても、もはや過去のタイムラインには戻れないのも必然でしょう。
一時期もうテレビは見てもらえないとすら思っていたテレビ局関係者たちは、インフラの使い方を変えたことによって、多少なりとも視聴者が戻ってきてくれたことに喜びを感じているようですが、この事情は放送局として致命的な方向性になっているなと私は思います。
テレビ局の使命は「日本国内の制限ある電波を使って放送する事」です。
日本国内にある電波量は有限であり、それゆえその電波を使って事業をする人たちは莫大な電波量の支払いが義務付けられていますが、戦後のどさくさに市場拡大していったテレビ業界は、破格に安い電波量で事業を運営し、一方で莫大な広告料をスポンサーに納めさせ、左うちわな商売の仕方を長い事してきました。
その環境がインターネットの登場によって崩されたのは、皆さんの知る通りです。
それゆえ2010年代には、この利権を手放し新たなビジネススキームをテレビ局こそ模索した方が良いという意見が多数現れることになり、電波オークションをするべきだという世論もかなり出ましたが、テレビ局は自分たちの利権を手放すことなく、そのような意見をする有識者や世論を悉く封殺しました。
しかし、そんな封殺をしたところで、インターネット主体に動く世の中の流れは変わりません。
よって、あまりに遅い展開ではあったもののテレビ局もインターネットのインフラに徐々に取り込まれるようになったわけですが…
利権を固持し、参入が後手後手になってしまった損失は計り知れませんよね。
このような時代の到来を予期して、ビジネスモデル全体を見直していたら、後手後手の自転車操業にならずに、新たな形のビジネススキームで大儲けしていたかもしれないけれど、結局やれてるのはTVerであぶく銭の取り合いでしょ?
ネット広告とテレビ広告では広告料が圧倒的に安いと言われてるし、それを地方局も合わせた全局で取り合うことになっている。
さらに、元々放送事業者は固有の電波を使って放送することに意味があるのに、放送業そっちのけで、「コンテンツ提供事業者」になっちゃってるんだよね。
つまり本来の業務とお金を儲ける場所が変わってるってこと。それはつまり、当然テレビ局の立ち位置も変わったことになる。
そうなれば、より一層電波を使っている意味が問われるわけで、今となっては手放しても良いと考える放送事業者もいるかもしれないけれど、売り時は終わったよね。
2010年代に売ってたら、それなりに高く売れたかもしれないけど、今やあの頃の値段では買い手もつかないでしょう。それくらい電波の利権の価値がこの数年で変化したという事。
テレビ局は、Tverのおかげで一時的にウキウキしてるのかもしれないけど、結局それは地獄道だなと私は思っています。
ということで、今日の話はここまでです☆
それでは来週火曜日の7時にまたお会いしましょう♪
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