日本学術会議ネタでメディアが最高に盛り上がっている最中、本日ダイアモンドセキュリティ構想の主要国(日米豪印)が日本に集まり、只今重要な対中戦略会議が行われています。
超重要な政治案件ですが、日本のメディアは全力でスルーしようとしているように見えます。
以前、安倍前総理の置き土産として紹介させて頂いた日米豪印連携による「セキュリティダイアモンド構想」
↓その記事↓
安倍前総理は、総理に返り咲いた8年前からこの構想実現のために着々と仕事をし続け、米豪との軍事協力は活発に行えるように体制を整えました。
海上自衛隊は7月19~23日まで、南シナ海および西太平洋で、米空母打撃群とオーストラリア国防軍との3国共同訓練を実施している。中国軍は地域に戦闘機8機を配備しているとの報道もあり、地域の緊張が高まっている。 南シナ海、日米豪が海軍合同演習 中国軍は戦闘機を配備か - 大紀元時報 |
またお辞めになる直前の段階で、インドともACSAが結ばれ、準軍事同盟国となりました。
そして今日は、この4カ国が揃って会議をする重要な日(ちなみにこの4カ国の会議が始めて開催されたのは昨年9月ニューヨークで、対面式では今回が2回目です。)なのですが、ほとんど報道されていない上に、どうして4カ国が集まるのかきちんと説明してくれていないですね。
たとえば時事通信の記事(↓下記参照)を読めば、多くの人は武漢ウイルス対策の連携だと思ってしまうことでしょう。
日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国外相は6日夕、東京都内で会合を開く。新型コロナウイルスの感染収束を見据え、「自由で開かれたインド太平洋」の理念に共鳴する各国と連携を深めていく方針を確認。4カ国外相による会合を定例化することで合意する見通しだ。
茂木敏充外相は会合に先立ち、米国のポンペオ国務長官との昼食会に出席。「『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向け、引き続き日米で国際社会をリードしていきたい」と述べた。
4カ国外相の会合は、昨年9月の米ニューヨーク以来となる。新型コロナの感染拡大後、日本で閣僚級の多国間協議は初めて。日本側は米豪印3カ国に感染対策の徹底を要請している。
見出しで「コロナ対策徹底」と書いたら、コロナ対策のための外相会談と思うのが普通でしょう。
もちろんこの4カ国が集まって会話する内容は、コロナが中心ではないです。対中国戦略です。
ですが……この記事読んで、対中戦略の会話が行われるなんて、事前にこの会議の目的を理解している人以外には伝わらないですよね。
しかも見出しにあったコロナ対策を徹底は、どうやら「初の国際会議だから、みんなコロナ対策徹底して集まってね」ということだと思われ(^^;)……いやはやいやはや……日本の記者ってどうい基準で記事を書いているのか、ホント謎ですね。
武漢ウイルスが蔓延してからの国際会議や会談は全てオンラインで行われているのに、わざわざこの4カ国が顔を合わせて話さなくてはならないのかということの方が重要ですよね。
でも、そこには触れないていないです。
またこの会議はまだ名称が定まっておらず、報道各社によって呼び方が違います。
「ダイアモンドセキュリティ」と呼んだり
「クアッド」と呼んだり
「東アジア版NATO」と呼んだり
「インド太平洋構想」と呼んだり
「日部豪印外相会議」と呼んだり
バラエティ豊かです。
またこのバラエティ豊かな呼称によって、同じはずのことが違うことに見えたり、一体何のことを言っているのかさっぱり分からない状態を作り出していますが……なんかこれもメディアの戦略のように思えて仕方がありません。
ちなみにアメリカの報道では「対中戦略」であることは明確に報道されています。
ポンペオ長官、対中国で結束示す狙い-きょう都内で4カ国外相会合
ポンペオ米国務長官は6日に都内で日本、オーストラリア、インドとの4カ国外相会合に臨み、中国に対する圧力維持を図る。
「クアッド」と呼ばれるこの民主主義国4カ国が外相級会合を開くのは、今回で2回目。新型コロナウイルス感染が世界的に再拡大する中、対面形式で行われる同会合は4カ国の結束をアピールする場となる。中国は現在この4カ国のうち少なくとも豪州、米国、インドの3カ国と対立している。
菅義偉首相にとって今回の会合は、前任の安倍晋三首相が打ち出したタカ派的な国家安全保障の取り組みを一部引き継ぐ意思を示す機会になる。安倍前首相が10年余り前に提唱した「4カ国イニシアチブ」に対して、中国は「排他的な集団」を形成する試みであり、「新たな冷戦」をあおると懸念を表明している。
加藤勝信官房長官は午前の記者会見で、コロナ禍における4カ国外相による対面での意見交換は「時宜を得たものだ」と説明。会合は自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた連携を確認するものであり、「中国うんぬんということですが、特定の国を念頭に置いたものではありません」とも語った。
トランプ大統領が新型コロナ検査で陽性となるなど情勢の変化を受け、ポンペオ長官は訪日後に予定していたモンゴルと韓国への訪問を取りやめた。
日本のメディアもこれくらいのことを書いてほしいですよね。これくらい書いてくれれば、ほとんどの人が体面上「対中」とは言ってないものの実質的な「対中戦略」であることが理解できます。
それから中国に至っては、今回のこの会議は「日本がアメリカから怒られる会議」と報道しておりますが……(^^;)
4日、中国のポータルサイト・百度に、「ポンペオ米国務長官はなぜモンゴルと韓国への訪問を取りやめ、日本だけは訪問することにしたのか」とする評論文章が掲載された。 ポンペオ米国務長官が日本だけを訪問することにした理由、それは「日本への警告」―... - Record China |
まさかのまさか……この報道に追随するような論調が日本のメディアから出てこないことを祈るばかりです。
中国のこの論調はどう考えても国内パフォーマンスでしょう。
中国が蚊帳の外ではないと、米国と敵対していないと、人民に訴えるために情報を書き換えたのだと思いますが、なぜかそういう情報を鵜呑みにして、その論調で報道するのが日本のメディアの常ですから気をつけていきましょう。
ということで、武漢ウイルス騒動後初の日米豪印外相会議は本日(令和2年10月6日)開催とのこと。
ひょっとしたら100年後の教科書に載るような重要な会議の日かもしれないので、しっかりニュースをチェックして、生き字引として見届けておきましょう(笑)。
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例の学術会議の件、セキュリティダイアモンド構想、
全て繋がった話なのに、特に日本のマスコミは、放送しないですよね。 チャイナマネーどれだけ入っていることやら。
おはようございます。
NHKの局内や朝日の社内に事務所を構えている中国メディアと左翼の皆様が必死に妨害しているんでしょうね。
ほんと、日本のメディアって酷いですよね。