【歓喜は一瞬】ここから待ち受けるアベガー陣営の困難

左翼の皆様の報道通り(ご想像通り)、安倍総理は持病を理由に辞任することを決められました。

この事実に左翼の皆様は歓喜に沸いたのですが……いなくなってからのが実は政局運用が難しくなっているのではないのでしょうか。

 

頼みの綱の石破が既に危うい

ということで、今日の記事では左翼が安倍辞任によってより深い困難に陥ると思う理由を書き連ねていきたいと思います。

早速始めますね♪

 

まず…誰がどうみても左翼陣営やマスメディアが希望する首相は、石破さんであることは間違いないように思われます。

テレ朝の報ステは、安倍総理が辞任した金曜日に早速石破さんを生出演させ「世論は石破を待望している」という世論工作に素早く対応。他の局も同じ論調で「民意は石破」というムードを一生懸命高めております。

 

そして石破総理が誕生してこそ、左翼の皆様の明るい未来は担保されると言えると思うのですが……

どうやらそれ…どう考えてもないっぽいんですよね。

だって…、そもそも自民党の総裁って一般人には選挙権ないんですよね。

あくまで自民党の話。だから民意は基本的に関係ない選挙と言えます。

しかも今回は緊急事態であるため両院議員総会で決めることがほぼ確定したとのことですから、党員でもほとんどの人は投票権はなく、現場の議員にとって一番相応しいリーダーを決める手段となります。

そしてこのような形の選挙になった時、圧倒的に不利なのは石破さん。

なぜなら、どんなにメディアやパヨク界隈の人気が絶大であっても、党内では人気がないですからね。

これが現実。

しかも、石破さんは二階さんや菅さんに推してもらおうとしていたようなのですがwwww

菅さんの立候補によって、この思惑も無残に終了。

しかも頼みの二階派は、菅さん推しになるそうです。

菅義偉官房長官が自民党総裁選に出馬する意向を固めたことで、立候補の準備を進める石破茂元幹事長も戦略の見直しを余儀なくされた。知名度を生かす武器と考えていた党員・…
石破氏、菅氏出馬で戦略見直し 派内に非戦論も - 産経ニュース

こういう情勢になったことで、既に派閥の中からは「出馬しない方が良いのでは?」という声も上がってるとか。

もちろんこういう状況になればメディアは「民意が反映されない自民党総裁選」などと言いまくって、自民党をディスることになるでしょうが……そのディスリもそんなに功を奏さないと思われるんですよね。

特に次の首相が菅さんになったらね…。

 

菅さんが首相になったら、いろいろと批判しにくくなるよね。

メディアの自民党ディスリで多いものは、やはり世襲政治と呼ばれる類いのものだろうと思うのですが…もしも菅さんになった場合は、こういうディスリはできません。

だって菅さん苦労人ですもの。

菅さんは、秋田県の田舎の農家の長男として生まれ、集団就職で上京し、町工場に就職。その後アルバイトで貯めたお金で大学に入り、卒業…そして政界へと。

涙ぐましい努力の上に今がある人です。

詳しくはこちらで↓

原点   -元小此木事務所秘書 橋本 昇- 

菅は秋田県の中でもたいへん田舎の雄勝町の農家の長男でした。高校を卒業すると農業では食べていけないと、集団就職で東京に上京し、町工場の施盤工となりました。コツコツと働いて、お金を貯め、当時、私学の中では一番学費の安かった法政大学を選び入学したそうです。学費は全部アルバイトで稼ぎ、ガードマン、新聞社の使い走り、食堂のカレーの盛りつけ係など、毎日がアルバイトだったそうです。
 卒業後、就職をして、彼はある人の参議院選挙を手伝ったのですが、その時の働きぶりが素晴らしかったと、いろいろな政治家事務所から誘いが来ました、結局、私が秘書をしておりました、小此木彦三郎事務所に秘書としてくることになりました。

 菅は、政治家を目指して小此木事務所の秘書になりました。どんなに難しい陳情時でも諦めることなく一生懸命にやっていました。

 そんな菅のもとに引退する市会議員から、自分の選挙区を譲るから後継者になって欲しいとの話が来ました。その選挙区には、もう二人、若い自民党の市会議員がおりまして、二人とも「菅ちゃんだったら選挙で争っても本望だ。きっとうまくやっていけるよ。お互い横浜のために頑張ろう」と、普通なら嫌がるところを、本当に喜んで、菅の説得までしたそうです。しかし菅は、そんないい話を断ってしまいました。彼は友情のある二人とは戦えなかったのですね。

 しかし菅は、別の選挙区から立候補する決意をします。それが有力議員のいる、誰からもここから出馬して下さいと言われていない西区だったのです。あんな楽な話を断って、なんでこんなに厳しい選挙区からわざわざ出るのかと、私も反対しました。おまけに当時は、売上税の問題で自民党に逆風が吹いていました。小此木彦三郎先生も、菅のことを思って勝目はないからやめた方がいいと説得しました。しかし本人の意志は固く、昭和61年10月1日に、11年勤めた小此木事務所を辞めました。

 辞めたその日から、菅は、ひとりで西区の家を一軒一軒まわり始めました。一日300軒、4月の選挙前までに3万軒をまわり、6足の靴がダメになりました。ある日、菅が行った家は、別の候補者を支持する家だったそうですが、彼の靴を見て、なんでそんなボロボロの靴を履いているのか聞いたそうです。そして、事情を知った家の人は「これだけの苦労をしてるのだから、菅さんは、必ず当選するよ」と言われたそうです。

 お昼に蕎麦屋に入った時、菅は一度倒れました。一緒にいた人が休んだ方がいいと言ったら、菅は、平気ですと言って、また一軒一軒、家をまわったそうです。

 最初は自民党の公認も貰えず、無所属でした。やっと公認が貰えたのは選挙の直前だったと思います。選挙前に、菅の奥さんの真理子さんに会った時、立候補に反対する私が「お金も、地縁も、地盤もないゼロからの選挙を、なぜ主人にやらせるのか」と言ったら、彼女は「主人には支援して下さる方が、きっと多く出てきて頂けると信じています」と伏せ目がちに、謙虚な消え入りそうな声ながら、それでもきっぱり言ったのを覚えています。

 控えめで、いつも菅のことを影で支えていた彼女ですが、本当に彼女の言うとおり、独りだった菅のともに、だんだん人が集まり、その輪も大きく育って行ったのです。お金も個人の献金が集まり、なんとかなってしまった。そして、誰も当選しないと思っていた選挙で、菅は当選してしまいました。

 菅の原点は、この選挙にあると思います。地盤を譲ってもらって楽な選挙をしていたら、今の菅は、ないと思います。「お金が無くとも、地盤が無くとも、強靱な意志と弛まぬ努力があれば、何事も成し得る」という彼の哲学の原点になったと思います。今の国会でも、自民党の長老や派閥や地方の有力議員を敵に回しても、都市選出自民党議員の意見を勇気を持って主張し、必ず実現させるという行動力も、あの時の経験からだと思います。

 菅は照れ屋で、自分の苦労や努力を人に見せるのを嫌うようですが、ある人が言っていました。「菅君ほど、人の気持ちと世の中の仕組みが分かる政治家はいないよ。これは、彼が人の何倍もの苦労と努力をしてきた証拠だよ」と。
 これからも変わらず、不言実行の政治を続けてほしいな。

自民党はお坊ちゃまな政治家が多い党ですが、菅さんは真逆です。ですから、今までのようなディスリ方をすると、逆に差別に繋がると思いますし、それどころか彼等の指摘が自己矛盾に繋がって行きます。

親の七光りもお金もないのに、地道にコツコツと一歩ずつ登り詰めてきた人を今までと同じようにディスることができなくなれば、不利になるのはどう考えてもあちら側のように思います。

 

今日も記事が長くなったので記事を分けますね!

まだまだ続く話を読みたい人は「次ページへ」をクリック♪

Page: 1 2

takehisayuriko

View Comments

  • こんにちは。

    政界だけでなく、いろいろな場所で二分化が随分進みましたね。まだ影響力はあるけど(というかただ単に”はた迷惑”なだけのような気も)、ネタにはするけど「うわぁ・・・」という状態でどんどん距離は取れているのではないかと。

    本当に、野党はこの8年何をやってきたのかと思いますね。元民主党の中ではくっついたり離れたりは随分お忙しかったご様子だったけれど、どの党も的外れな批判で随分時間を無駄にしていらっしゃいましたっけ。

    今回の内閣支持率も爆上げしたのか、今までの数字がむにゃむにゃだったのか(笑)
    すべてのやり方に賛成ではなかったし、なかなか進まずにもやもやするところもありますが、国のために頑張っていらした安倍首相です。治療に専念してしばらくゆっくり休んで、よりパワーアップして戻ってきていただきたいですね。

    菅さんは失言もないし、愛想は安倍さん程なくても感じが悪いわけではないのであの中では一番いいのかしらと思うのですが、ウポポイ関係はどうなんでしょうねぇ。

    • こんばんは。
      私もウポポイの件は、かなりガッカリしています。
      また菅さんが次期総理ということは、幹事長は二階さんで公明党とのパイプも今まで通りだし、親中路線であることも変わりないということになっちゃうよなぁと、思ってしまう部分はあるのですが……絶賛増税派の岸田さんと野党としか思えない石破さんと比較したのなら、100倍菅さんのが良いと思ってます。

      黒い犬さんと同じようなことを、鳩山さんが仰ってましたね(笑)
      あれは笑いました。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • 知らなかったです。菅さん、なんか嫌いだったのですが(本当にすみません。)今日の記事を拝読させていただいて、そんな過去があったと知り見方が一変し、心から応援したくなりました。
    まるで日本人の鏡のような人じゃありませんか。
    総裁選、どうなるか分かりませんが安倍さんが培ってきてくれた日本の今の姿をさらによくして下さる総理大臣が誕生しますよう心から祈っております。
    そしていつも面白くて為になる素晴らしいブログの更新ありがとうございます。これからも更新を楽しみにしています。

    • おはようございます。
      先ほどのコメントでも書いたことなのですが…ウポポイの件や公明党と繋がりが深いなどの理由で、私も菅さんに対して懐疑的な思いを持ち合せているほうです。
      また菅さんが次期総理ということは、幹事長は二階さんで公明党とのパイプも今まで通りだし、親中路線であることも変わりないということになっちゃうよなぁと、思ってしまう部分はあるのですが……絶賛増税派の岸田さんと野党としか思えない石破さんと比較したのなら、100倍菅さんのが良いと思ってます。

      それから菅さんは8年間官房長官を勤め上げたのですが、一度も失言や失態をおかしておらず、マスメディアの攻撃を上手く交わしてきたのも凄いと思ってます。

      また、今回の総裁選でも菅さんは手を上げないだろうと私は思っていたのですが、今回は上げてくださいましたね。多分菅さんは「大変な時だからこそ、自分がやろう」思うタイプじゃないかなと……思います。
      とはいえ良くないイメージも持ち合せてはいるのですが、安倍総理と同様無私の人であることは間違いないだろうと思ってます。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • こんばんはです。ゆりさん。
    台風9号の影響で外は暴風雨ですが、今のところ停電がないので、巣篭もりで乗り切れそうです。

    さて、先週の金曜日は本当魂が抜けて、脱力状態だったのですが、菅さんが自民党総裁選に名乗り出るになって、ひとまずホッとしております。
    菅さんの若き頃のエピソード読んで目から汗出てきました。
    苦労人で必要以上に語らずにそれでいてパッションは篤く揺るぎない。なんて古き良き日本人そのものなんですね。
    安倍政権継承で淡々としたリリーフが期待出来そうです。

    オールドメディアの石破ゲルさん推しが日に日に無理矢理感が現れて、石破ゲルさん本人も玉虫色的に弱気になっているのは笑えますw

    • おはようございます。
      まだ台風の影響がある時間だと思いますが、大丈夫でしょうか。
      今回の台風は気圧の線が滅茶苦茶入ってる台風だったので心配でしたが、一番大変そうな時間でも停電がなかったと聞きホッとしています。

      三バンがないと戦えないと言われている政界の中で、三バン持たずにここまで登り詰めたのは本当に凄いと思います。
      ここからどんな形で政界をリードしてくれるか楽しみですね。

      確かにあのメディアの持ち上げっぷりは、石破さんも頭を悩ませていそうですよね(笑)

      それではこれからも宜しくお願い致します。

    • おはようございます。
      教えてくださりありがとうございます。今みてきました。

      私も最初に辞任の事実を知った時はただただショックだったのですが、昨日のこの記事を上げた頃には馬淵大使が仰っているように「肉を切らせて骨を断つ」戦法だったように思いました。
      思い返せば第一次内閣が退任に追い込まれるきっかけとなったのは「消えた年金問題」で、これは省庁側(官僚側)がどうしても安倍総理を退任させたくてそれで行った「肉を切らせて骨を断つ」戦法だったと、どなたかの本に書かれていたことがありました。
      ですから、今回はその逆を安倍さんが行ったんだなぁという印象を私個人も持ち合せていたのですが、馬淵大使と似たような見解であったことにホッとしています。

      二階派推しがあって菅さんは総理になるので……やっぱり幹事長は二階さんなのかなと思っていましたが…馬淵大使は二階幹事長を外すことが今回の目的とされているので、組織改編では外れるかもしれないという希望が出てきました。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • わたしも菅さんとアイヌの関わりが心配なのですが、こういったツイートを見つけました。

    https://twitter.com/necoodi3/status/1300414066993684482

    ・アイヌ新法は、アイヌに先住権を与えずに決着させた法律
    ・国連での先住民宣言を国会が既に承認済だったので、その状況下での最低限の法
    ・アイヌ版「日韓合意」

    「アイヌ新法」はアイヌの先住権を葬る欠陥法 - 杉田聡|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
    https://webronza.asahi.com/culture/articles/2019041700006.html

    確かにそういった見方もできますよね。
    今後も注視して見ていきたいと思ってます。

    • こんばんは!

      教えてくださりありがとうございます。
      菅さんについて、多くの人が腑に落ちない気持ちになっていた理由はアイヌ新法だったかと思うのですが、教えてくださった内容で始めて腑に落ち、人柄にあう行動だったと思いました。

      ただそれでもウポポイは酷いので、しっかり騒ぎ、この継承が短気に終わる警鐘を鳴り響かせなければ、いずれ慰安婦問題のような事に繋がると思ってます。

      現場(政治)のやれることと民意で阻止していくことを理解した上で、頑張らなきゃなと思いました。

      教えてくださりありがとうございます。
      これからも宜しくお願い致します。

Recent Posts

【びっくり☆】今のところ、計画通りです!《856》

久しぶりに、今年の初めに書いた…

2週間 ago

【情けな…】セルフ制裁でズタボロ過ぎる自民党

自民党の行動ってもはやコントレ…

4週間 ago

【やっぱいいよね】モーニングノート再々復活!《855》

脳みそにたまった戯言のお掃除は…

1か月 ago

【気をつけたいワーカーホリック②】軽視する日常の生活

ほぼ休みなしというか、ガチ休み…

1か月 ago

【気をつけたいワーカーホリック①】陥る罪悪感

ほぼ休みなしというか、ガチ休み…

1か月 ago