金曜日は「教えて!波動相談室」のコーナーの日です。
こちらのコーナーでは、読者の方から寄せられた質問に、波動の見地からお答えしていきます。
また、波動の見地からお答えするものの、これは私の個人的見解にすぎません。
ですから、これだけが正解ということはもちろんあり得ませんから、「意見やアドバイスの一つ」として参考にして頂き、その上で自らで答えを見つけて頂けたらと思ってます。
どうぞ、この点お含み置き頂きました上、お読みくださいませ。
本日頂いたお悩みは、認知症の人との付き合い方です。
40代女性・こっこさん(自営業)から頂いた質問です。
ではまずは相談内容をご紹介致します。
初めまして。
最近ゆりこさんのブログを知り、毎日更新を楽しみに拝見しています。
地に足の着いた波動情報がとても面白く、また本当に腑に落ちるので、これからも勉強させていただきたいと思っています。
早速ご著書も注文しました。届くのが今から楽しみです^^
質問は、我が家の祖母(94)に関してです。 母方の祖母なのですが、80歳後半から徐々に認知症の症状が進み、94歳の現在、一緒に住んでいる家族の顔がわからなくなりました。
今はデイサービスを受けながら、両親と私(独身です)で、皆で協力しあって介護をしています。(皆仕事を持っているので、交代交代で家のことなどしています)
祖母は、過去の記憶の家族と、現在の姿が一致しないようで、毎日夕方頃になると「家に帰る」と言い出し、一度ごねだすとなかなか収まりません。
気が強く口が減らない祖母なので、延々と訳のわからない御託を並べ、家族も苛立ち、落ち込みます。
自分が仕事に集中したい時や、見たい番組を見ているときに限って、延々と絡んでくるので、その瞬間は、もう怒りMAXで、さっさとあの世に行ってくれ!!!と思ったりもするのですが、いかん、これはエゴだ!他人が自分の思うようにならないからって、イライラしてしまうのは、低波動になってしまうだけだ。・・・と思うのですが、平静を保つのは難しいです。
特に、実の娘なのにお前は娘じゃないと言われ、傷ついている母が気の毒で、余計に祖母に対して憎しみを抱いてしまいます。
痴呆症の人の状態って、波動は良くないのでしょうか。 このような現状に対して、やはり自分を整える場だと思って、なるべく客観的に冷静に対処していくしかないでしょうか。
ちょっと波動とずれた質問かもしれませんが、もし宜しければ何かアドバイスをいただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
こっこさんからのご質問にここからお答えしていきます。
また今日のお答えポイントは以下2点とさせて頂きます。
①認知症の波動について
②凪を保つコツ
この2点に沿ってここからお答えしていきますね。
私も父親の介護をしており、介護の大変さは知っておりますが、認知症の方を介護するのは非じゃないくらい大変だろうなと思っております。
それほど意志の疎通が上手くいかないこと、こちらが予期せぬことをされることというのは、普通の介護以上に大変なことだと思います。
ですから、すごく大変な最中にありながら、家族で協力されて頑張っておられるのだなと思いました。お疲れ様です。
さて、相談頂いた「痴呆症の人の状態って、波動は良くないのか?」という質問なのですが、自分の身近に痴呆症の方がいたことがないので、「分からない」というのが正直な答えです。
ただ下記リンクさせて頂いた記事のように、「認知症になりやすい性格」には、どうも特徴があるようです。
分析の結果、さまざまな性格のうち、認知症の発症リスクと最も強く関係していたのが「責任感」で、責任感が強い人はそうでもない人と比べて、発症リスクが約35%低下していました。また、「自制心」と「勤勉さ」も認知症の予防につながっていることがわかりました。 認知症になりやすい人、なりにくい人。あなたはどっち?1万人以上の調査で導かれ... - みんなの介護 |
そして、この性格的特徴から判断させて頂くと「波動の低い人の方が認知症になりやすい傾向が高いようだ」とは言えるのかなと思ってます。
ただし、波動が低いからと言って必ず認知症になるわけでもないし、認知症だからといって波動が低いとも言い切れません。似て非なる部分なので混同しないようにお気をつけ頂きたいです。
また認知症になられてしまったのなら、「以前のような状態に戻る事は無理」と考えた上で対応していくしかないのかなと……自分の親の事を当てはめても思っておりますが、「分かり合えない」「相手がおかしなことを言う」という環境の中で、凪を作るのは本当に大変なことだと思います。
ですから、そういう中で凪を保つコツみたいなものを少しお伝えできればなと思います。
今お婆さまがどれくらい会話が成立するのかが分からないので、これから話すことが見当違いの話になるかもしれません。ですから先に謝っておきます。すみません。
ただ、私も介護をしてきた中で、親と向き合い直さなければならない事が沢山あって、凪を保つのが非常に難しいことが沢山ありました。そんな経験の中から、効果的だったなと思う事を幾つかここで述べさせて頂きますね。
①家族みんなで笑える時間を作る
たとえばご飯の時。毎度が難しそうであれば、ご馳走の時だけでも良いです。みんなで楽しめる食事の時間を作って、みんなで「美味しいね」と笑って食べる時間を作ると、家族の雰囲気が段違いに良くなります。
ひょっとしたらなのですが、おばあちゃんは寂しい気持ちを抱えているかもしれません。その寂しさを緩和させてあげると、おばあちゃんのイライラがおさまることもあるんじゃないかなと思ってますし、「みんなで一緒にご飯を食べながら笑う」という行為は、おばあちゃんも輪の中に入っている実感をもてる上に楽しいという気持ちになると思うので、効果的かなと思いますし、私は実家に帰って食事の時間を大事にするようになってから、家族の不具合は随分解消されたように思います。
②おばあちゃんが得意そうな事を見つけてあげる。
うちの父は、脳出血で半身不随となり、色んなことができなくなってしまったのですが、なぜか記憶だけはしっかりと残っていたんですね。
とはいえ新しい事を覚えるのは苦手になってしまったのですが、古い記憶はしっかりしていたので、残っていそうな記憶から話を広げていったりしました。
それから、地図がとても好きだったので、地図がいつでも見れるようにipadを渡しました(グーグルアースやグーグルマップでいろいろ見れるように)すると、そこから以前のように興味が広がり、今はマップを見ながら新しくできた道などを探して、父は楽しんでいます。
でも、お婆さまは痴呆症とのことで……ですから記憶面のことを触ると支障があるかなと思うのですが……でも私の父が「地図」に大いなる興味を示したように、お婆さまにも集中が持続し、興味が広がるアイテムがあるかもしれないなと思ってますし、それがあるとないとでは本人も日々の楽しさが違ってくると思います。
そして、そこに辿り着くため(おばあちゃんが興味を持つものを探してあげるため)には、ちょっと面倒でもおばあちゃんの言葉に耳を傾けてあげる事が必要かなと思います。その言葉の中におばあちゃんが興味を持つアイテムのヒントが隠されているかもしれません。「そのアイテムを見つけるためだ」と視点を変えると、会話の方向性に変化があるかもしれないなと思ってます。
大変だとは思いますが、付き合う側も少し視点を変えることによって介護が楽になることは沢山あると思いますので、おばあちゃまの言葉にムキになることなく、まずは家族4人が笑える一瞬を作る事を目標に向き合ってみてください。
また、私が親と格闘していた頃に書いたトホホな記録は、こちらの第六章に書いてありますので、良ければこちらも参考にしてください。
詳しくはこちらの記事の第六章をお読み頂ければと思います。
それでは、今日の波動相談室は以上となります。
こっこさんのご質問に答えられたでしょうか。
どうぞこれからも宜しくお願い致します。
また今日の相談で、頂いていた相談は全てお答えしました。
ですから、現在ポストは空っぽとなっております。
お悩みがある方は、下記ポストからお送りください。早ければ来週お答えができます。
また投稿が無ければ、来週はお休みとしますのでよろしくお願い致します。
こちらのコーナーでは皆さんのお悩みを受け付けております。
ご相談がある方は、下記リンクの「相談室ポスト」からご投稿ください。
↓相談ポスト↓
View Comments
友理子さん、こんばんは!質問したこっこです。
無茶振りな質問にも、真摯にお答えしてくださってありがとうございました。
質問した時は、武漢コロナの影響で、普段祖母が通っているデイサービスが長期間休みになってしまい、そのせいで祖母の認知症も徐々に悪化し、かなり煮詰まっている時でした。
認知症の方が波動が低いとか一概に言えませんよね^^;
きっと私は「波動が低い」ということにして、だったらこの状態も仕方ないよねと自分を納得させたかったのかもしれません。
アダルトチルドレンの記事を読んで、友理子さんがご両親の気持ちを考えながら、いろいろ試行錯誤して取り組んでいるのを知って、私は問題をとにかく「スピーディに」「簡単に」解決したくて、自分の感情しか見ていなかったんだなと思いました。今のこの家族と出会ったのもきっと自分が選んだことだし、今与えられている状況が自分にとってちゃんと意味のあることなんだと、逃げずに向き合おうと思います。
そう言えば、祖母は計算やクイズが好きなので、そういった本を買ってみるのもいいかもと思いました。
あと家のことを一緒にやったり。
友理子さんがおっしゃる通り、耳の遠い祖母は、一人だけ取り残された感じがして寂しいのだと思います。
あんまりキレずに^^;もう少しゆったり向き合ってみます。
母も、「あんたは娘じゃない」と言われたことが相当こたえていたようですが、ある時とうとう爆発してわんわん声を上げて泣いてしまいました。でもそれで少し吹っ切れたみたいで、デイサービスやショートステイも利用しながら、祖母に対して少し冷静に見られるようになったみたいです。
家族で笑顔になれる時間を持てるようトライしてみます!本当にありがとうございます^^
話は逸れますが、友理子さんのエゴがハートスキンになっているという円の図が、すごくわかりやすいです!
不安で押しつぶされそうなっている時や、感情が波立っている時、ハッとして「今、ココ、今、ココ」と
唱えながらあの図を思い浮かべると、自分の中心に戻るイメージがしやすく、すっと心が穏やかになるのが実感できます。「自分」というのは「自然の一分」というのも好きな言葉で、そう思うと、ほんと私は地球の一部なんだな〜と思えて、なんとも言えない安心感があります。
まさに目から鱗な情報を教えてくださって本当にありがとうございます!
これからもコツコツ自分と向かい合いながら、今この瞬間の幸せを味わって生きていきたいです。
あと、馬渕ストな私は、馬渕睦夫先生の動画が紹介されていて個人的に嬉しかったですw
(「日本人にあやまりたい」も買いました。)政治ネタも大いに共感しながら楽しみに読ませていただいてます。
これからもいろいろ勉強させていただきたいと思っています。
長々とすみません^^;;この度は本当にありがとうございました!
おはようございます。
いえいえどういたしまして。
デイサービスが長期休暇に入ってしまうストレスは結構大きいですよね。
私の地域はいつも通り営業を続けてくださっていますが、そうでなければ同様の苛立ちは感じていただろうなと思います。
すごく共感します。
相手に寄り添い向き合えば、解決の糸口は必ずあります。
その解決の方法は一辺倒ではなく、それぞれ違うものですが、そこでトライ&エラーを繰り返し状況は改善されるものだと思うので頑張ってください。
きっとあっという間のタイミングで穏やかな日々に包まれると思います。
ハートスキンの考え方に共感してくださりありがとうございます。
すごく嬉しいです。
また馬淵先生好きも一緒だと分かり嬉しいです。
これからも宜しくお願い致します。
こんにちは
私は以前介護施設で働いていたことがあるので記事を読んでいて働いていた時のことを思い出しました
認知症の症状や程度、要因は様々ですね
症状が比較的軽い場合は普段の生活はそれほど問題ないけど、やることが減り時間の感覚がくるい夕方になると実家に帰りたがったりとか昼夜逆転が見られることがありますね
ご本人に出来ること、やりがいを持って取り組んでもらえることを探してあげるのは大事ですよね
グループホームみたく入居者に料理や掃除とか身の回りのことを出来る限り行ってもらうことで自立度を維持しやりがいを持ってもらう形もありますし
認知症の方が一日に何度も食事を求めたりするのもすることが無いのもあり余計に口が寂しいのが気になってしまうのもあるのかもしれませんね
もう食べたと無理に拒むので無く、一緒に食事の準備をしたりとか何かやれることを用意できると訴えが減ったりすることがありますね
波動に関係があるのかは分かりませんが、認知症の症状も本人の精神的な面も大きいのでしょうね
私たちだって夕方になれば少し寂しさを感じたりそわそわしたり、徐々に暗くなっていくと不安を感じたりしますが、認知症で今の自分の状況を上手く整理出来ない中こういった環境に触れると余計に混乱してしまうのも分かるような気もします
夕方の「実家に帰りたい」という訴えはこういった不安の表れなのかもしれませんね
ある施設では夕方、夕食前に体操やレクリエーションとかを行ったらそういった訴えが減ったこともあったとか
不安や寂しさを少しでも取り払えれば抑えられる部分も少なくは無いのかもしれませんね
施設の介護士は(基本)時間がくれば上がり、介護から離れて気持ちを切り替えられますが、家族はそれこそ24時間365日一緒にいるため気の休まるタイミングも限られるでしょうし、気持ち的な余裕が無くてついきつく当たってしまうのも無理が無いような気もします……
各種介護サービスを上手く使って介護する側される側共に無理のない介護をしてほしいです
とはいえ、介護サービスは施設も人も政策もまだまだ足りないような状態ですが(汗)
介護の勉強は受けましたが介護に携わっている家族の方には本当頭が下がりますし自分もいざ家族を介護する側になった場合ちゃんと支えられるのか不安です……
おはようございます。
詳しく教えてくださり、勉強になりました。
私は父の介護をするようになり、主に半身不随の方と出会う機会が増えましたが、半身不随でも右と左で症状が大きく違いますし、また出血か血栓かでもその後の影響が大きく違います。
でも一つ共通するのは、どんな症状でも家族である以上向き合わなくてはならないということで、私自身いろいろ嫌だなと思うことはありましたが、向き合ったら向き合っただけ得るものもあると思っています。
それが収穫ですね(笑)
それではこれからも宜しくお願い致します。