さぁ!新しいWeekday♪が始まりました。
月曜日は、週の始まり!お仕事の始まりです!
ですが……月曜の朝はちょっと憂鬱っていう人も多いかもしれませんね(^^;)
ですから、そんな憂鬱を吹き飛ばし、少しでも皆さんの仕事が楽しくなったらいいなと思い、月曜日は「今日から使えるマーケティング講座」を曜日企画としてお届けしております。
また、少しでも気持ちいい出勤時間のお供になったら良いなと思ったので、「今日から使えるマーケティング講座」は朝7:00に更新しています☆
是非今日からの仕事に「今日から使えるマーケティング講座」を使ってください。宜しくお願いします☆
今日は本来出社だけれども、在宅勤務に切り替わって、家で作業している人も結構いるかもしれませんね。
本来出社するはずの月曜日に会社にいかないで自宅で勤務するって、どんな感じなんでしょうか?
私は体験した事がないので分かりませんが、それぞれ未知の感覚の中で働いているのかなと想像しています。
人って結構不思議なもので、日常に不満を抱えながらも、日常が壊されると不安に満ちるものですよね。
たとえば「あんなに行きたくない!」と思っていたはずの会社にいけないことが、今度はストレスになったりするものです。
しかし、こういう物理的な変容を余儀なくされる時は、普段考えなかったことを考えたり、新しいニーズが生まれたりするものでもありますから、良いきっかけかもしれませんよね。
今でこそ当たり前に利用されているSNSですが、その時代の到来は東日本大震災がきっかけでしたよね。それぞれが発信する意義や社会性があの非常事態の時に芽吹き、SNS文化は育ちました。
きっと今回の非常事態でも、あの時と同じような社会変容は自然と生まれることでしょう。
どんなものがこの事態によって生まれるのか少し楽しみでもあります。
またこのような事は、一般的なマーケティング(意図的なマーケティング)とは別の事情によってもたらされるものでもあるのですが、こういう感じで始まったことの方が実は、社会現象になったり、文化として社会定着しやすい側面があります。
ここら辺のことを、今日はほんの少しだけお話していきたいと思います。
マーケティングのノウハウが頭に入れば、どんなビジネスも起動に乗せられるなんていう甘い事を思ってしまう人がいるかもしれませんが、何度も申し上げている通り、マーケティングはそういう学問ではありません。
マーケティングは、ビジネスを効率的に運用するための一つの指針となるツールであって、万能ではないのです。
また、マーケティングの致命的な欠点を一つ上げるとするのなら、それは「顕在化している(顕在化しそうな)範囲の物事に対してでしか有効でない」ということでしょう。
多くの企業は新規顧客を獲得するために、新商品開発をするものです。
しかしながら、その新商品開発というのは「今まで商品化されていないけれどもニーズがあるもの(ありそうなもの)」がほとんどです。
逆に言えば「ニーズがなさそうなものには手を出さない」のがマーケティングと言えます。
これは一見合理的に見えるようですが、事業に面白みを失っていく作業にも繋がります。
日本のビジネスが面白みに欠けるようになった背景には、マーケティングに傾倒し過ぎた部分もあるのではないのかなと、私個人は思ってます。
また、新しい社会の波を生み出すものの多くは、その時代多くの人が「ニーズなどない」と思うようなものから生み出されています。
先週お話したPPAPなんてまさにそうですよね。
がっつりマーケティングなんぞしていたら、あんなものには仕上がらないです(笑)
でも、ここがヒット要素なんですよね。
今までの発想にはない事がヒット要素なのですが、このような発想は大概の所、ニーズがなさそうな発想から派生して起きている事が多いのです。
また今でこそyoutubeは世の中に認められて、だからこそyoutubeに参戦する人は誰もがこぞってマーケティングする時代になっていますが、アプリがリリースされた14年程前は「このアプリにニーズはあるのか?」と、私が働いていた会社では議論になったくらいですよ(笑)。
つまり新しい時代を担っていくものというものは、大概のところマーケティング的に言えば「どこにニーズがあるのか?」と言えるものばかりなんです。
そこをまず理解して頂きたいなと。
それからマーケティングというのは、今の社会環境の中で顕在化している事象について合理的に判断することには長けているものの、その枠外のものを認知したり理解することには不向きであることも知っておいてほしいです。
ビジネスにおいて、お金の事を考えない事は難しいかもしれませんが、お金のことを考えてワークしていくと、発想は知らず知らずのうちに制限されるようになります。
ですから、新しい分野の開拓をしていきたいと思うのなら、お金の事や世の中のニーズなど考えない方が良いのですが、ビジネスという足場の中で考えることは、最終的にはお金に帰結していくので、それがなかなか難しいと言えます。
ですから未知の分野を開拓したいと思う場合は、ビジネスは一旦置いといて、自分が素直にやってみたいと思っていることを趣味の範囲内で実行してみることが一番いいだろうと思っています。
お金云々の事は別として「やってみたいな」と思っていることって、それぞれあるんじゃないかなと思います。
それをまずは趣味の範囲でやってみると良いと思います。
それがマーケティングの枠から一歩抜け出す行為であり、そしてその枠が外れることによって初めて見えてくる世界もあると思います。
今の世の中は、一朝一夕のスパンでお金を稼ぐことばかりを考えているからこそ、発想が貧困にならざるを得ない側面も否めなく、まただからこそ誰もが似たような商品を作り出し、それがさらに面白みを欠く現象に繋がっているんじゃないかなと思います。
ですから、お金を稼ぐことをまずは目的にしないことが第一で、その上で自分が本当にやってみたいと思っていたことを趣味の範囲でやってみるのが良いと思ってます。
ちなみにPPAPも、趣味の範囲の産物だっただろうと、私は推測しています。
PPAPのようなミラクルは誰にでも訪れるものではなく、宝くじで一等が当たるよりも難しい確率の奇跡だと思いますが、趣味の範疇でなければ(マーケティングを度外視してなければ)あのようなものは生まれてもいないし、その後の奇跡もなかったと思います。
今時は、成功者のノウハウに倣うことで自分も成功できるという妄想が多勢となっていますが、成功するにあたって最も必要なエッセンスは、いつもそのノウハウの外にあるように思います。
そのエッセンスは、自分にしか作れないもので、自分にしか分からないものだと思います。
またこのエッセンスは今時点では、ニーズやマーケットが全くないと思われるものでもあるでしょう。
でも、自分の中で熱い思いが漲るのであれば、ニーズやマーケットなど気にせずやってみたら良いと思います。
お金の回収を考えると絶対におかしなことになるので、お金の回収は横において、とにもかくにも趣味の範囲でやってみると良いと思います。
もちろんやってみた所ですぐに評価されたり、ニーズが現れるということは考えにくことですが、本当に自分がやってみたかったことであれば、人の評価など関係なく不思議と続けられます。
そして続けているうちに、これまた不思議とニーズが現れてくるものですし、マーケティング度外視で作り上げた自分の牙城というのは、誰かが真似したくても真似しにくい独自のマーケットが存在するようにもなるため、良い感じでオンリーワンにもなっていきます。
マーケティングは合理的に考えるために必要な知識ではありますが、新しいマーケットを開拓しようと考えるのならば、マーケティングやお金の事を一切頭から外した方が上手く行きやすいんですよ。
どうかこのこと覚えていてくださいね♪
ということで今日のお話はここまで!
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それでは来週月曜日の7時にまたお会いしましょう♪
View Comments
今日もためになる記事をありがとうございます^^
マーケティングについて、もやもやしていたところ、ちょっと疑問に思っていたところ(でも自分ではわからなかったところ)の核心をズバッと突いていただき、スッキリとしました。
>マーケティングというのは、今の社会環境の中で顕在化している事象について合理的に判断することには長けているものの、その枠外のものを認知したり理解することには不向きである
私が本当に知りたかったことって、ここなんです!
マーケティングありきで考えすぎると、革新的なものは生み出せないし、かといって何も考えずに打ち出しすぎても、リスクが高すぎるし・・・・なんですよね。
お客さんも既存のものの中からの比較検討は出来ても、本当に必要なもの、あったらいいと思うものって上手に言語化できなかったりするので、良かれと思ったものが売れなかったり、え?っていうものが売れたり。そう思うとマーケティングに頼らざるを得ないし、それだと既存の枠組みを超えたものは生まれないし・・・というジレンマがあったのですが、
>未知の分野を開拓したいと思う場合は、ビジネスは一旦置いといて、自分が素直にやってみたいと思っていることを趣味の範囲内で実行してみることが一番いいだろうと思っています
このくだりを読んで、そうだ!これが原点だ!!と霧が晴れました。
今の仕事も元々、ここからスタートしてきたはずなのですが、マーケティングやブランディングに偏りすぎて、自分が素直にチャレンジを楽しむ姿勢を忘れていたなぁと気づくことができました。
有料のマーケティングセミナーよりも何倍も有意義なお話を、いつもありがとうございます。
来週も楽しみにしています。
こんにちは。
いつも熱心に読んでくださってありがとうございます。
スッキリしたとお聞きし、素直に嬉しいです。
ついつい何でもマーケティングで対応できちゃうと思うと足をすくわれるので気をつけていきたいですね。
それではこれからも宜しくお願い致します。