スピ系のメソッドに嵌り、そこから抜けられない人たちをここ数年観察しておりますが、こぞって言えることは、こういうタイプの人たちは極端に「ネガティブな事を考えないようにしている」と言えます。
想念が全てを作り出すというメソッドに陥った挙句、ネガティブな方向性で起きる事を全く考えなくなっています。
つまり、現代のマネジメント用語で多用される「リスクマネジメント」というものがごっつり欠落してしまっているんですよね。
リスクマネジメントとは…
リスクマネジメント(英語: risk management)とは、リスクを組織的に管理(マネジメント)し、損失などの回避または低減をはかるプロセスをいう。
リスクマネジメントは、各種の危険による不測の損害を最小の費用で効果的に処理するための経営管理手法である。
バンジーする行為というのは、自分が行った行為に対する客観性を見失えているからこそできる行為であるとも言えるのです。
一方で同じように心屋さんのメソッドを受け入れながらも、全身骨折をするほどの痛手を受けずに過ごせた人は、無自覚のうちにリスクマネジメントをしていたとも言えると思います。
この二つの違いは、ネガティブリスクを見る目を持ち合わせいたか?ここに尽きます。
つまり、今までと違うことをするということは、新しい発見もありポジティブな可能性も生み出す反面、今まで当たり前だったことを失うことにも繋がります。
リスクマネジメントが出来ている人たちは、この「当たり前だったことを失う」ことを把握できていると言えます。
ですから、そのような事態が起きても驚かないし、逆にバンジーしたらそのような事が起きることもふまえて心の準備や対策もしているものです。
でも、ポジティブな方向しか見ていない人は、その「当たり前だったことを失う」リスクについて全く無頓着です。
しかも、やたらとポジティブだから「当たり前だったことも失わなくてさらに良くなる」とかいう道理に外れたことを妄想してしまうのです。
だから、こっぴどく全身骨折になるまでの痛手を負うことに繋がるのです。
スピ系の人はいわゆるネガティブな事を考えるのが極端に苦手というか、単にそういうことを避けたいだけだと思います。
その避けたい一心の逃避思考こそが、自分を不幸にしているとそろそろ気が付いてほしいものです。
とはいえ去年頃から「思えば何でも叶う」とかいう子供じみたスピメソッドは、一気に冷ややかな目で見られるようになりました。
それは皆さん色々実践してみた結果、「思えば何でも叶うことなどあり得ない」という当たり前のことに気が付かれたからだと思います。
何でも通ってみなきゃ分からないこともあるから、みんなで実践してみて間違っていたと気が付くのは良かったと思います。
ただ、大人になってまでもこんな馬鹿馬鹿しいメソッドに大の大人が夢中になってしまう背景には、やっぱり戦後教育があると私は思っています。
こちらの論文↓には、
※以前私がアダルトチルドレン(現在の自分の生きづらさが親との関係に起因すると認めた人)の問題に向き合っていた時に書いた内容を掲出しています。ブログで公表させて頂こうと思った経緯はこちらから↓【アダルトチルドレンは国民病?!】ブログで公開しようと思った経緯 アダルトチルドレンは国民病?!~目次~はじめに第一章 親のことが好きになれない大人が増えていく日本親のことが好きになれないのは、あなただけじゃないアダチル現象はもはや国民病?!アダチルが増えるきっかけとその法則過去の日本人は我慢強かっただ... 【目次】アダルトチルドレンは国民病 ?! - 竹久友理子のパルプンテ |
戦後教育と社会教育がもたらした現代の問題点を精一杯書いていますので、現在の自分に疑問を持たれている方には読んでもらいたいなと思っています。
それではまたね♪
変化が大きい今の時代にオススメの一冊です☆
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竹久さん元気に旅を楽しんでいらっしゃると思います。良いこといっぱいあると私も嬉しいです。
「存在給(働かなくても貰える給与)」で引っかったのでコメントさせていただきました。
私は働く事とお金を稼ぐ事は突き詰めると、同一でないと考えています。
確かにお金は「労働の対価」として会社や自分以外の経済主体からいただいていますが、
意識として同一でないと言う思いで働くことが、遠回りのようですが、幸せに繋がると考えています。
日本国憲法第27条に勤労の権利と義務をうたってますが、
「しっかり働いて税金がっぽり収めるのが日本国民の努めじゃ~」と言う趣旨ではありません。
働く事を通じて日本社会に貢献するのが目的なので、仕事に貴賤は無く、
小さい事であろうが必ず人の役に立っていると思います。(セーフティネットに関しては別の機会で...)
だから「存在給(働かなくても貰える給与)」時点で、まやかしと気がついていただきたいのですが...
竹久さんが仰るスピ系や新興宗教、マルチなどは世の中の害悪で決して魂が救われる事はありませんね。
個人的には、オカルトや目に見えない物事は存在すると考えています。
例えば「願えば必ず叶う」を信じていて、執着すると叶うことがないと思っています。
願いは忘れた頃に、別のかたちで叶うものだと考えています。
おはようございます。
お返事遅くなりすみませんでした。無事に帰ってきました。
「存在給(働かなくても貰える給与)」の時点で、おかしいと気がつくのが真っ当な人だと思うのですが、フィクションの世界の中に埋没してしまうと、その当り前の事すら分からなくなってしまうということなのだと思います。
昨日、前に働いていた会社の30周年パーティで懐かしの顔ぶれと会ってきました。
私が働いていた会社で独立した人は成功する人が多く、独立して10億以上の売上を持つ会社の社長になった人が6人もいました。
社長曰く、今の日本で10億以上の売上がある会社は全体の0.3%だそうですが、自分の仲間たちがそういう立ち位置になっていることに素直に凄いなと思いました。
また私が働く気もない割になんとかやってこれたのは、前の会社で仕事の向きあい方をしっかり教えてくれたからだなとも思いました。
みんな前の会社でしごかれたので、「今目の前にある事にきちんと向き合う習慣」があると思うし、それから「修羅場をくぐり抜ける逞しさ」を持ち合せていると思います。
結局、働くことにスピ系的な発想など基本不必要なのですが……スピ系の人たちは、そういう社会の厳しさから目を逸らしているし、逸らしたいからこそ変なスパイラルから抜けられない事態に陥っているのだと思います。
それではこれからも宜しくお願い致します。
竹久さん、お帰りなさい。お元気そうでなりよりです。
「独立して10億以上の売上を持つ会社の社長」になったお仲間さんが6人もいるなんて素敵ですね。
そんな人達の仲間である竹久さんも素敵な人ですね。
まさに同じ波動を持っているのでしょうね。
嬉しい事や楽しいことだけでなく、苦しいことにも逃げずに自分の事と受け止めて粛々とやってこられたのですね。
魂を磨くチャンスに応えた事が最高のご褒美ですね。
おはようございます。
島で英気を養い、東京では仲間たちから刺激されて、今まで以上に張り切って頑張ろうというモチベーションになっています。
島とパーティーどっちもいけれて良かったです。
ちなみに社長が6人と言った時、「そんなにいたっけ?社長話盛ってない?」と思ったのですが、後で該当する人の名前を挙げてみたら確かに6人いました。
しかも、その6人はここ10年そこそこの間に会社を立ち上げたばかりの人ばかりで、短い期間だと多分5年以内だと思います。
私は会社を辞めてから経済と向き合わずに精神世界の探求ばかりを続けてきましたが、仲間と再会したことで経済の方面でもきちんと頑張ろうと思えたというか……単純に仲間と対等であるためには、それなりにそこ(経済基盤)をしっかりしないといけないなと思いました。
とはいえ私は企業を立ち上げたりするつもりは一切ないのですが、ノマドというインフラの進化によって手に入れられた新しい環境の中で、個人でそこそこ稼いで経済的ゆとりと余裕を持つ未来を描いていこうと思います。
それから、あの会社で過ごした時間は楽しいと言うよりも本当に大変だったという記憶が多く、社内の人ともよく喧嘩をしていたのですが、喧嘩するほど仲が良いというか、それぞれ本気で働いているからぶつかることが多かったんだよな……と、しばらくの時を経てみんなと会って心底思いました。
自分で言うのもなんですが、とても素敵な会社で働かせて頂いたと今でも思ってます。
そんな仲間との出会いをこれからも大切にしていきたいなと思いました。
それではこれからも宜しくお願い致します。
はじめまして。
「アセンション ビジネス 高い」で検索して、こちらに到着しました。
いくつか、読ませて頂き、大変勉強になりました。
腑に落ちる所がたくさん有って本当に良かったです。
最近、YouTubeで【ツインレイ】の話題が多いのですが、自身の問題に照らし合わせ悩んでいます。
takehisayurikoさんは、最近流行の【ツインレイ】について、どのようなお考えか知りたいです。
宜しくお願いします。
おはようございます。
辿り着いてくださりありがとうございます。
ツインレイという言葉、頂いたコメントで始めてしりました。
ほんの少しだけ関連するページを見ましたが、「どうでもいい話だな」と思いました。
そもそも精神世界の探求は孤独に打ち勝つことができる覚悟がある人のみやるべきことだと思います。
またツインレイなどの話は、依存や現実逃避の要素が満々のように見受けられるので、ここを注視して歩めば当り前に足元すくわれる事態に陥るだろうなと思いました。
それではこれからも宜しくお願い致します。
竹久さん横から失礼します
maruさんへ
もし、ご自身がツインレイと思われる方と遭遇されていたとしても【ツインレイ】という言葉に惑わされることないように。
竹久さんがずっと書かれているように、結局は自身の道を地味にコツコツと活きることにつきます。
ツインレイという言葉はある意味【罠】や【お試し】です、惑わされずに自律した道を歩んで下さい。
スピリチュアルブログはいろいろ読み漁りました(竹久さんが否定されているもの以外笑)
ツインレイで有名だった丹琵さんも高額セッションはじめてから、心がおかしくなったのか?訴えられたのか?結局は有名教祖様達よりも先に消えてしまわれました。
また、ツインレイ特有の動悸を感じられるようならば病院を受信されますように中年女性は心筋梗塞などに知らぬうちになっている場合がありますので。
ツインレイに出会っていようといなくとも、竹久さんのおっしゃる通り丁寧な日々を送るのが一番です。
と、たぶん王道はこれだと思いますが。
ザワザワしたりモヤモヤしたりシクシクしたりイライラしたりという振り幅の大きい感情やなんやかや苦行のような体験を今世の醍醐味として楽しまれるのもアリだと思います(悪魔の囁き笑)
おはようございます。
早速のご返答、有り難うございます。
ツインレイの件、仰る通り、<依存や現実逃避の要素が満々のように見受けられるので、ここを注視して歩めば当り前に足元すくわれる事態に陥るだろうなと思いました。>←その通りだと思いました。
拍手喝采です!!!!!!!!!!!!!!!!!!
他のネット情報でも、【20世紀後期に提唱された(?)ヒーラー関係商売の釣り目的のデマ】なんてのもあり、ホント、大迷惑ですよね。
他のブログでは、「ツインレイなんか大嫌い!そんなコントロールされてばかりはモラハラだ!」や、一般的なさめたコメントでは、「ツインレイというスートカー」というwordには苦笑しました。
タロットのyoutuberさんすら、「商売目的」と切り捨ててる方もいましたし、正直な方だと感心しました。世の中の踊らされてる人達が、早く目覚める事を祈りたいと思います。
私が大尊敬しているのはお釈迦様だけで、そのお釈迦様が説かれた中に「末世成仏本尊経」というのがあるらしく、まさに、「現在はここ!!」状態です。
ありがとうございます。
おはようございます。
スピリチュアルな情報はよくよく冷静に見直してみると「あーすれば上手く行く」的な自己啓発ものが多数含まれていると思います。
その点注視しながら参考にされれば宜しいかと思いますし、私もお釈迦様の情報で大概のことは分かると思います。
後は時代が違う点や文化が違う点を考慮して参考にすれば、現代でもほとんどのことは活かせると思います。
それではこれからも宜しくお願い致します。