なにかと調査会社頼りにリサーチを行っているとこういった事が起きがちなのですが、会社が顧客を把握できている場合は、このようなスクリーニングミスは回避することができます。
なぜなら、意見を聞くべき対象者を企業が把握できているからです。
また常に意見を吸い上げられる状態を企業と顧客の中に築けていれば、自然と顧客ニーズに関する情報がはいってくるので、企業はそのニーズに沿って改良したり、新商品を開発することができています。
本来のCRM(Customer Relationship Management)とは、このような循環される顧客関係を築くための概念なのではないのかなと思うのですが……
先日でも記事にしたとおり↓
顧客囲い込みの施策になってしまっているように思います。
そもそも顧客と企業の役割というのは、使う側と作る側の違いだけです。
お互いの役割を通して、お互いの役割から見えてきたことをフィードバックできるようにしていけば、商品開発も顧客管理も随分楽しく、楽になんるのではないのかなと思ってます。
ということで、今日は、商品開発を中心にマーケティング話をさせて頂きました。
ここからは日常に使えるマーケティングに視点を変えていきますね。
結局、マーケティングにおいて重要なのは、
どのタイミングで、誰に、何を、調査するのか?
ということです。
これは日常生活にも言えることです。
自分の相談内容がはっきりしていない中で、人に意見を求めても何の意味もありません。
それから、聞くタイミングを間違えて、人に意見を聞いてもなんら参考になりません。
また、聞くべき人でない人の意見を聞いても無意味です。
また、聞くべき人でない人の意見に耳を傾けて、従ったのなら、聞いた事が仇になるようなことしか生まれません。
今は、闇雲にでも人の意見を聞きましょうとか、人の意見に耳を傾けましょうとか、そんな風潮がありますが、マーケティング的にみても、これって無意味どころか害悪にしかならないんですよね。
また、こういった害悪を防ぐには、まずは自分自身を客観的に見れるようになることが必要です。
悩んでいる時は、誰でも良いから声をかけてほしい、教えてほしいという気持ちになりがちですが、その声を受け取る前に、どうか冷静になって、今置かれている自分のポジションを確認してほしいなと思っています。
それが適切に理解できる状態になれば、誰に相談するべきか、今相談するべきか、相談する内容のポイントはどこか?
程度のことは明確になると思います。
そこまで分かっていれば、誰かに何かを相談して、また意見を求めたとしても、意味のある結果に繋がると思います。
逆に、とにかく意見を収集すれば良いという考えのまま突き進めば、本末転倒所か自分の個性をさらに埋没させる事にも繋がって行きますので、本当に気をつけましょう。
今回のお話しは商品開発ということで、自分の生活とは関係ないと思われる方もいらっしゃったでしょうが、このようなマーケティングスキルを自分の生活に落とし込めば、より楽しい生活を創造するための手法に変わっていくと思っています。
ということで……今日の話は少し長くなってしまいましたが、ここまでです!
来週月曜日は「売れない時にマーケティングすると陥るドツボ」です。
それでは来週月曜日の7時にまたお会いしましょう♪
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