「騙されたくない」と常々思っている人に限って「騙されてしまう」その理由はどこにあるのでしょう。
一向に減る気配のない「振り込め詐欺」を筆頭に、今の日本は気を緩ませたら騙されるんじゃないかという緊張感が蔓延ります。
そして普段から「騙されないように」と気をつけている人に限って、大きな落とし穴にはまってしまいがちで、その心理的理由に関しては私なりに考察したものを、こちらの著書で↓書かせて頂いたので、割愛させて頂くのだけれども……
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だから、あなたの「幸せ」は苦しい。【縦書き】
だから、あなたの「幸せ」は苦しい。【横書き】
こういう心理状況に陥っている人の多くは、常日頃から相手を疑ってみることに慣れていて、一方で信じてみるということはしていないんじゃないかなって思うことも多いです。
また、日本人が信じることに何かしら抵抗感を感じやすくなっているのは、「信じること」と「相手に染まる」ことを同一視してしまっているからじゃないなのかなと思います。
そして、「信じること」と「相手に染まる」が同義語的に扱われがちなのは、西洋の宗教観が無自覚に浸透しているからこそ起きているのではないのかなと思います。
一方で、この無自覚な思いに抵抗するのは、神道という信仰の中で生き抜いてきた文化が息づいているからなのではないのかなと思います。
でも、どちらの事もしっかり理解できておらず、曖昧でニュアンス的な解釈で生きているから、いろんな事がごっちゃになってしまって混乱してしまっているのではないかなと思います。
「騙されたらどうしよう」と思って相手の話を聞いている時は、「騙されたくない」思いから防御をしてしまいます。
だけれども、相手の言っている事を事実として受け止めると、一歩踏み込んだ話をすることができます。
一歩踏み込んだ話できるかできないかが、相手が嘘をついているかどうか見分けるポイントになるはずだと私は思っています。
そして、相手が嘘をついていると、一歩踏み込んだ会話の中では、必ず相手の話に矛盾が生じてくるようになるので、「おやおや?」というツッコミ所が生まれてくるようになります。
だから、相手の話が事実だと思って耳を傾ける習慣は大事だと思ってます。
ちょっと面倒くさいのは、嘘の話を相手が真実だと思っている時です。
本人はこれこそが真実だと思って話していることが、実は嘘だった時です。
いわゆるビジネス間で蔓延る詐欺まがいな話のほとんどはここに当てはまるじゃないかなと思います。
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ここで気をつけた方がいいなと思うのは、嘘をつく人と嘘の情報を真実だと思っている人は違うということ。
これもゴッチャになっているからこそ、より強い警戒心が生まれてしまい、その警戒心が審美眼を曇らせてしまうことにも繋がっているんじゃないのかなぁと私は思います。
ちなみに、嘘の情報を真実だと思っている人は、「嘘をついているわけではない」ということ。ここは本当に気をつけた方が良いなと思ってます。
嘘の情報を真実だと思っている人たちの思想には、嘘をついている人と同様の矛盾は蔓延ることになりますが、本人としては嘘をついているわけではないのです。
たとえば戦後教育を受けている私たちは、様々な嘘が真実にすり替わって教えられ、それを真実として歩んでしまいました。
もちろん、私たちは嘘をついているつもりはありません。それを事実だと思って歩んでいただけです。
しかしながら、私たちが真実だと思っていることは嘘だったからこそ、様々な矛盾がつきまとい、心の葛藤を抱え込むことになったのです。
こういう状態と「嘘をついている」というのは違うということを、明確に区別して対処しないとあらゆる事がごっちゃになるし、見抜きにくくなると思ってます。
ちなみに、「嘘をついている人」と「真実だと思っている情報が嘘だった人」では、行動パターンも違ってきます。
どちらのが面倒くさいかといえば、実は「真実だと思っている情報が嘘だった人」の方ですが、どちらにせよ矛盾が生じる所は同じです。
その矛盾に気がつけるかどうかは、まずは「相手が事実を言っているものとして信じる」かどうかにかかってるとやっぱり思います。
そういう事を繰り返しているうちに、矛盾が生じる時のパターンも見抜けるようになってくるんじゃないかなって思いますが……まずは相手の言っている事が事実であるとして付き合う心がけをしないと、どちらにせよ見えてこないことですから、まずここを気をつけたいですよね♪
そして「信じること」は「相手の思想に染まることではない」ということを重々心がけておかないと、右往左往しやすくなるのでそこも気をつけたいところですよね。
それではまた~♪
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