※こちらは、以前私がアダルトチルドレン(現在の自分の生きづらさが親との関係に起因すると認めた人)の問題に向き合っていた時に書いた内容を掲出しています。できれば最初からお読み頂ければと思います。→0.はじめに
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アダルトチルドレンは国民病?!
第二章 過去と現代の狭間にあるもの
先の大戦で敗戦してからというもの、気概があった祖先たちとは思考も感覚もどこか違う人間のように日本人はなってしまいました。
それは歴史的事実を間違って認識していることが発端となっていることを先の項目でお伝えしたが……それにしても、おかしいと思いませんか?
既に戦後から七十年以上経過しているのに、どうして私たちは、どう考えてもあからさまなデマを事実だと認識し続けているのでしょうか。そして、その間違いがはっきりと否定されずに、その社会観念で生きている理由はどこにあるのでしょうか。
色々調べていった結果、私は占領軍(GHQ)に統治されていた7年間に鍵があることに気がつきました。この7年の間に一体何が起きていたのでしょうか。
日本が敗戦してまもなくして、GHQと呼ばれる「連合国軍最高司令官総司令部」が日本の新たな統治者としてやってきました。実際に日本にやってきた連合国軍はアメリカ人ばかりでしたが、第二次世界大戦の戦勝国は、アメリカ、イギリス、ソ連、フランス、中華民国など複数に及ぶため、名称としては連合国となります。
そのGHQの統治の一番の目的は、日本人の精神性を徹底的に破壊し贖罪意識を植え付けることでした。この政策はWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム・「戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけるための宣伝計画」)と呼ばれるものでした。
彼らは、私たちの良心を破壊し、そして二度と白人たちに歯向かわない日本人にするために徹底的な洗脳を植え付けるためにやってきたのです。
なぜ、GHQが徹底した洗脳を日本人に施そうかと思ったかというと、日本人の我が身を捨てた戦い方に非常に強い恐怖を彼らが感じたからだそうです。
欧米にとって、戦争というのはビジネスの側面が強く、欧米の軍人は労働の一つの感覚で戦地に赴きます。ですから、休みもしっかりほしがりますし、報酬もしっかり要求します。一方の日本人には、その感覚が乏しいと言えます。国を守るために、家族を守るために、ただそれだけのために、我が身を捨てることを恐れず必死に戦います。自分の命を投げうってでも、祖国を守りたい。その清く強い日本人の心が、欧米人にとっては得体のしれない恐怖の種となったのです。
だからこそ、日本人が二度と欧米に逆らうことが無いように徹底したプログラムを組み彼らは実行しました。
そして、現代の日本はたった七年の統治によって作られた社会体制を維持し続けているがために、その洗脳から抜けられず苦しんでいる状態が続いています。
私たちが正しいと思い込んでいる事、それは敢えて私たちを苦しませ日本人としての気質を失わさせるために投下されたことなのだと気が付かねばなりません。
だからこそ、私たちは幕末や明治、そして大正や昭和の時代に生きた先人たちのように、強くたくましくありながらも、朗らかで穏やかな気持ちを持ち合わせて生きられなくなっているのです。