実は昨日、鰹漁に同行する予定だったんだよなぁ。
昨日のこちらは晴天で、男衆のほとんどは船を出し漁に出かけていました。
私もそのうちの一つの船に乗って、漁の取材に行く予定でした。
が、約束していた漁師の若い男の子(私より二回り下)が前日になって「明日もどうも鰹獲れなさそうだから行くのやめね」と連絡があり、漁に出かけないことになりました。
私は漁に出るのをとてもとても楽しみにしてたので、周囲が引くほどガッカリしてたけど……それでも自然相手の仕事だからしゃーないと受け入れていました。
でも、朝港に行ったら、その子の船ないの!!!
おいていきやがったな!一人で漁に出かけやがったな!
と、私も珍しくお怒りモードになりました。
あまりにお怒りモードになったので、島の友人(家主の奥さん)にそのこと話しました。
そしたら「鰹じゃない魚を取りに行ったんじゃない?今日は波が高いし危ないから、やめにしとこうって判断したんじゃない?でも、きちんとそこら辺伝えなきゃだめよね」と私の怒りを察しなだめてくれたのですが…
そもそもその奥さんと仲良くなったのも、その二回り年下の若手の漁師君が来島当初からいろいろと私にやらかしてくれた事もあったからだなぁと、昨日ようやく気がつきました。
っていうのも、その若手の漁師君の行動がいろいろとギャグ漫画風な感じでね……。出会った当日から強烈なネタを私に提供してくれて、それで私もドキドキしたり、腹が立ったり、イライラしたりと普段現れない感情をやたら経験してたわけなんだけど、でもそのたびに私は悩んだりして、モヤモヤした感情を抱えるわけじゃん。
そんな感情の整理を常に手伝ってくれたのが奥さんだったの。
そして、そんな話をするきっかけがあったから、この1ヶ月間毎日一緒にいても飽きないくらい奥さんとはとっても仲良くなれたんだ。
もはや私の中では幼馴染み級の親友の領域で何でも話せるようになった!
で昨日、漁に置いてかれたことは心底むかついたけど、あいつがいちいちそういう騒動を起こしてくれなかったら、奥さんともこんな風に仲良くなってなかったよね?って二人で話していて(笑)
だとしたら、あいつに感謝感謝だよねってことになった。
思い通りにいかなかったり、トラブルが起きたりすると、ついてないって思いがちだけど、そんな時でも神様は別のプレゼントを用意してくれてるのかもしれない。
こういう騒動を経験して私はようやくそういうことに気がつけたよ。
些細な気づきだと思うけど、これはとっても大きなことだと思う。
失うものもあれば、それによって与えられているものもある。
これからは積極的にそこに目を向けていこうと思ってる!
アマゾン部門別売上ランキングでTOP3に入りました♪
電子書籍版 地球はファンタジックに還ってる
紙書籍 地球はファンタジックに還ってる
View Comments
要らぬと切り捨ていたのは自分の器を小さくしていた。そう気づかせてくれます。
好きと嫌い、善と悪、良し悪し、嫌な部分を受け止めれるという事は器が大きくなったのですね。
因幡の白兎の際に大国主神が持っていた大きな袋は、ご兄弟の荷物でした。ここに日本のあるべき指導者の姿があります。要らぬものも引き受けれる器の大きさが◯の世界には必要なのでしょうね。
こんにちは。
あぁぁ深い。
そして深く納得しました。
そうなれるように私も頑張ります!
これからも宜しくお願い致します。