㊋朝ドラで分かる!過去と今の世論が真逆に変わってる?!

恐ろしい「ウーマンリブ思想」

ちなみにおしんは、1980年当時盛んだった「ウーマンリブ思想(女性解放思想=左翼的思想)」がふんだんに盛り込まれています。ドラマは、明治・大正時代の話も多いのにも関わらず、その時代でもおしんは「ウーマンリブ思想」全面的に出して活動していきます。

 

↓おしんがウーマンリブ全開だった詳細はこちらの記事で↓

【おしん⑤】どうしても金妻に見える件

2019年7月7日

 

しかしながら、それが時代考証的にはおかしいのです。

しかも、他にも時代考証の致命的な間違いは沢山あって、さらに言っとくと歴史観があまりに左翼思想どっぷりなのにもイライラしましたが、何より問題なのは「ウーマンリブ思想」全開な所なのですが……

おしんの大ヒットによって、その後のドラマはこの大ヒットを模倣して育まれることになったのでしょう。

だから、おしん後の作品どれもこれも「イライラ」の烙印を押すことになったのだと思います。

 

ちなみに酷評続きだった「ちむどんどん」も往年の朝ドラの「ウーマンリブ思想」が全開だったと、私は分析しています。

具体的にどこかと言えば……主役の正義が全ての正義にすり替わっていく感じ。相手のことを思わず、私が良いと言ったものは必ず良いみたいな感じなどなど。細かく話していくと何記事も書かなきゃいけないことになるので、一生懸命にこの気持ちを数行程度に話を納めますが、「ちむどんどん」は1980年代から2000年代までにありがちな朝ドラのあれやこれやが散りばめられてました。

 

また「ちむどんどん」同じような主役至上主義は、おしんだけに限らず、はね駒、あぐり、こころ、てるてる家族、どんど晴れでも大いに披露されておりました。

今の時代に、はね駒、あぐり、こころ、てるてる家族、どんど晴れが通常時間で放送されていたら、「ちむどんどん」と同等か、それを超える不評の嵐になっていたのではないかと想像しますが、当時はどの作品も良い評価を得てたんですよね。

とくに、はね駒、あぐり、どんど晴れは、当時朝ドラ視聴者ではなかった私でも好評の旨を聞いた覚えがありますが……それって怖いことだなとも思うんです。

 

ちむどんどんは、昔なら高評価なドラマかも…?

2022年に放映された「ちむどんどん」はズタボロの評価を頂きましたが、逆に「ちむどんどん」が1980年代から2000年代に放映されたいたのなら、多分今回のような酷評の嵐になることはなく、逆に高評価を得ていた可能性があるよなと、これまでの朝ドラを振り返って私は思いました

 

つまり……っていうか……これはどういうことかというと……

私たちの心持が変わったからこそ、あーいうタイプのドラマを大衆が完全に受け付けなくなっているのではないかと考えています。

言い換えれば……いつの時代にも必ずその時代の世相があるもので、その世相を反映したのなら、つべこべ言わず高評価になっちゃう事がおきるんじゃないかと……。

そして、世相を反映させていたのなら、どんなめちゃくちゃな時代考証であっても、矛盾が散見され状態であっても、それに気がつかないことになるのかなと……。

【おしん⑤】どうしても金妻に見える件

2019年7月7日

っていうか、強烈な感情移入と共感が、物語の矛盾や違和感を気がつかせなくさせるのかもな、なんて思っています。

 

ドラマ評価の違いと左翼思想からの解脱

しかしながら「ちむどんどん」は酷評でした。酷評の嵐でした。

そんな「ちむどんどん」に、多くの国民がイライラしたところから見えるものがあると私は感じてます。

それは、世の中の多くの人たちが過去に跋扈した思想から脱却した現れでもあるのかなと。

「おしん」の作風からも分かる通り、過去作品は今と比べて左翼思想が強い作品になっていたので、それを拒絶するということは、多くの人が左翼思想から脱却し拒絶している現れでもあるのかなと。

「ちむどんどん」にはイライラさせられっぱなしでしたが、俯瞰して時代を見直してみると、イライラさせられるようになったのは、良い時代の証とも言えるのかなと感じるようになっています。

皆さんはどう考えますか???

 

 

ということで、今日の話はここまでです☆

 

それでは来週火曜日の7時にまたお会いしましょう♪

 

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6 件のコメント

  • おはようございます。

    私は今日までの人生で朝ドラを全くと言っていい程見たことが無いのですが、今記事を読んで思ったことは「思想はウィルスの様なもの」なのかなと。

    思想的に右であろうが左であろうが、世の中に目に見えない形で漫然と蔓延るところなんかは正にそうで、身体的な害があるわけではないので甘受してしまい、自分が罹患している認識がないまま時が経過していきますが、自身の精神性と思想との間に乖離が徐々に生じてきて「生き辛さ」を感じたときにようやく「なんか違う…」と気付き、症状の改善に努め始めるのではないかと。それが今正に起こっているのではないかと。

    今まで(これからも)TVや新聞が、その「左翼ウィルス散布装置」ですから無理もないのですが、新しい媒体を手にした人達の方が「左翼ウィルス」の影響を排除しやすいのは明白です。が、間違った処方を施し別のウィルスに罹患してしまう可能性も孕んでいることを考えると、私達が個々人で免疫力を高めることに努めるのが一番の解であることからも、ウィルスへの対処法に似ていると思います。

    なにぶん身体的なものではなく精神的なものですから、やたらと時間がかかることではありますが、一人一人が『「想う」ではなく「考える」』を実践することが求められている現代なら、気付きも一層捗ると思いますし、またそうであって欲しいと思います。

    • おはようございます。
      本当にそうだと思いますよ。

      感染していることにも気づかないのが思想ウイルスであり、世相なんでしょうね。

      また仰る通り、左翼ウイルスから脱却しても別のウイルスに感染してしまうのが普通でしょうね。
      今の若者は、映画やドラマでも何でも倍速にして見ると言いますが、これも一つの新たなウイルスなんだろうなと、個人的には思ってます。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • 今さらですがユリコさん、朝ドラめっちゃご覧になってますね…!
    「イヤなら見るな」とか、そういうことじゃねー!!と『ちむどんどん』見続けましたけどホンットにキッツかったっス。
    数少ない作品しか見てませんが、イラッとするのは朝ドラ主役特有の性格(無理を通せば道理が引っ込む、というか、思い込みが強くて話が通じないかんじ)にあるのかな…?と思っていたので、イライラ度とか漠然としたものを表で見るのは斬新です(笑)
    大好きだった『カーネーション』にも反日プロバガンダが折り込まれていてガッカリしたものですが、まあ安定のNHK 。
    同じ作品でも、時代の視聴者の意識によって受けとり方や評価が変わってくるのは希望が持てますね。
    は~。舞ちゃんかわいーなー。

    • こんにちは。
      朝ドラ主役特有の性格(無理を通せば道理が引っ込む、というか、思い込みが強くて話が通じないかんじ)は、おしんから始まり東日本大震災前に終わった、一種の世相と言うかトレンドだったのかなと思います。ちなみに1980年代、1990年代の夜のドラマのヒロインもだいたい似た感じですよ。
      ドラマ夏・体験物語で初体験する理由は、「むしゃくしゃしてたから」。子供心に「むしゃくしゃするとCをするんだな」と変な理解をさせられたのは、未だによくなかったと思ってます。

      カーネーションはプロパガンダと言うより、原作に沿った形で作ったらそうなったっていうのが妥当かなと言う風に私は見てます。どちらかと言えば、フラットに落とし込んだ方じゃないでしょうか。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

      • 変な理解!!確かに柔らかい心にはよろしくないですな…(汗)
        カーネーション、最初は気が付かなかったンですが、再放送で床屋のマリちゃんのセリフ辺りにさりげなーく挟むなあ、と感心&ガッカリしたので。
        いわゆるトレンディドラマ…あんまり通ってなくてよく知らないのですが、あ。『ヤヌスの鏡』は見てました!あとウェディングドレス作る話。主人公のお姉さんがいつも困ったカオしてました。相手役のお兄さんが子供心に好みで、一時期その人ばっかり出てくるな~と思ってました。(あれ?このお兄さん、また違うお姉さんのこと好き、みたいにしてる?あんなに色々あったのに?←演技とか分かってない)
        知らないうちに影響されるって恐ろしいことですよね。
        おしんからの流れがすっかりトレンディではなくなり、ひとまずは安心~。

        • こんばんは。

          花嫁衣装は誰が着るの主人公は堀ちえみで、相手役は松村雄基かなと。
          時代を象徴するキャスティングでね♪
          松村雄基は最近はめっきりお目にかかれませんが、80年代は不良少女と呼ばれてとか、スクールウォーズとか、大ヒットドラマに必ずと言っていいほど出てましたね。
          もちろん堀ちえみも。

          80年代大ヒット連発した大映ドラマさながらの展開は、朝ドラでも展開された時代でしたが、朝ドラの方が女の我が強すぎて強烈だったのではないかと思う次第です。

          それではこれからも宜しくお願い致します。

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