この「変わる、終わる、始まる」では、社会全体のトレンド(流行や趨勢・すうせい)に関する情報をお届けしています。
時代によって、インフラが変わり、またこの変化によって人の興味も変わります。
激動の時代と呼ばれる昨今の中で、立ち止まって全体を俯瞰できる情報をお届けしていきたいと思ってます。
朝のお供として、是非活用してくださいませ♪
2月に物価上昇の記事を書いた時は、全方向的な値上げに否定的な思いを抱えていた私ですが…
半年も過ぎると慣れるものだね。
そしてもうこの流れに乗っておこうと割り切る気持ちも出てくるものです。
ちなみに私もこの流れに乗って、日当を1万円値上げさせて頂きました。ちなみにシステム制作とかしてる時は、基本日当3万円計算で見積もりを出させて頂いているのですが、先月から4万円に上げさせて頂きました。いきなり30%アップはやり過ぎかなぁとも思ったけど、元々の値段が安すぎたこともあって普通に受け入れて頂きました。
叩かれなくて良かったです(笑)。
っていうか今値上げしとかないと時代に乗り遅れるし、クライアントもこのご時世だから叩きにくい。
社会人時代は、デフレ真っただ中で安くやってなんぼ、叩かれてなんぼだったのに、やること変わらないのに料金アップできるって本当にありがたい。
本当にありがたいけど、物価高だから手元に残るお金の量は変わらないんだけどね。変わらないんだけど、今のところ逆方向の感覚があまりに新鮮過ぎて正直嬉し過ぎる。
とか言いつつ……ここからひょっとしたら、欧米のようなどうしようもないインフレに日本もなって、気持ちドボンになるかもしれないけれども…
あまりにデフレマインドが染みついた日本にとってこの流れは正常化を促しているように見受けられます。
インフレに傾くことでどうして健全化するかというと、それは借金が減るからです。
一言で言うと、物価が高くなれば、過去の時代のものは安くなるんです。
また物価が上がれば、自動的に給与も高くなっていくため、使えるお金の感覚は変わらないとしても、過去に買ったものに対する返済はしやすくなります。つまり借金は返しやすくなるということ。
たとえば、私が住んでいる地域で一戸建てを買おうとすると、現在は数千万円必要ですが、昭和40年代の一戸建ての値段は数百万円でした。今じゃ考えられない価格ですが、そういう感覚になれるのも少しずつ世の中の物価が高騰しているからこそ。
普段の生活の中で価格上昇は嫌だなと思う人は多いですが、長い目・広い目で見ると、少しずつ物価が上がってくれた方が過去に買った物の値段が安くなっていくので借金が勝手に目減りしていくメリットがあります。
逆にここ30年間はほとんど物価が変わらない時代を過ごしてるから、多くの人の中でこの感覚が失われていて、それゆえ価格が上がることについて右往左往していますが、みんなで割り切って価格を上げていった方が生きやすさに繋がっていくと思います。
しかも海外は日本では考えられない程物価上昇が起きているので、ある程度こちらも上げていかないと海外との物価格差が大きくなり過ぎて、身動き取りずらいことになっていきます。
ただ一つ心配なのが、この稀有な状況の舵取りを岸田政権でできるのかどうかということ。インフレや物価のコントロールは政府や財務省が主導してやっていかなくてはならないのですが、日本の財務省はあまりに微妙なロジックで動いているため、ある種日本にとってラッキーチャンスをアンラッキーに変えてしまうのではないかと心配でならないのですが…………何よりもまずは国民の意識変革があって改革は上手くいくものです。
その肝心要の国民意識が健全な方向に転換し始めていることは、素直に喜ぶべきだと私は思ってます。
ということで、今日の話はここまでです☆
それでは来週火曜日の7時にまたお会いしましょう♪
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それでは今日も張り切って働きましょう♪
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おはようございます。
現在、資源高による仕入れ値の上昇で否応なしに値上げをせざるを得ない状況となっているわけですが、売上が上がらない(寧ろ需要停滞で下がっている)にもかかわらず原価の押上が必然ですからなかなか手放しで喜べない状況ですね。
仰る通り、所謂「可処分所得」が目に見えて目減りしている状態です。
(住民税や社会保険料等もじわじわと上がり続けていましたし)
企業も価格競争を主眼として経営してきたところほど苦しいでしょうね。
景気を浮揚することが第一と考えるならばここで逆進性を持つ消費税減税をして、経済を回した後に法人税や所得税のような累進性を持つ税金を上げる(以前の状態に戻す)ことがいいのではと素人ながらに思ってしまうのですけど(これも数年かかると予想)。
残念ながら財務省をはじめ各省庁は省益(若しくは官僚自身の保身)しか考えておらず、財務省に至っては年貢の取り立て宜しく増税しか頭にないみたいですし。
マスゴミが財務省の出す情報に対しては全くと言っていい程騒がない(寧ろ逆の意味で扇動)のは、それこそ財務省に限らず各省庁とマスゴミがズブズブの関係だからなのでしょうかね。
そんなマスゴミを世論と勘違いしている政治家には早く目覚めてもらいたいのですが、自分に矢が刺さることを恐れている岸田総理では難しいでしょうか。
現在統一教会関連で真っ盛りの報道ですが、法治国家において今のマスゴミの報道内容が如何におかしなロジックで展開されているかを冷静に見極めることを切っ掛けに、我々国民が個々人で思慮深くなりマスゴミの呪縛から脱することが出来ればといいなと思う次第です。
おはようございます。
仰る通りです。
政治家ほどマスコミを世論だと思い込み、その術中に嵌っています。
特に岸田政権はその傾向が強いですよね。
沖縄ももっと自民党が必死で動けば違ったと思うのですが、統一教会ネタを投下されるのを恐れて逃げましたよね。
マスコミもマスコミですが、自民党も自民党ですよ(*_*;。
現在の経済状況(物価上昇・インフレ、円安)を見ている限り、経済環境はこれまでの真逆の構造に転換していると感じています。
海外生産だったものを一気に国内に戻し、国内で循環させていくことが今必要なことだと思いますが、今まで通りのやり方をやり続けようとしているのが見えるから残念過ぎますよね。
ただ一つ良いことは、記事にも書いた通り国民意識が転換していることだと思ってます。
また、この10年で政治経済を含めた国際状況について賢くなった国民は沢山いるので、メディアにも政治にも踊らされない賢い国民が地道に良い方向を探って動いていくしかないんだろうなと思ってます。
それではこれからも宜しくお願い致します。
早く、物やサービスの価値が正常になると良いですね。「物価の優等生」と言う言葉に縛りつけられた市場から解放され、お金というのは単に「商品引換券」にすぎなかった事実が世に広まれば、より良い世の中になっていくと思います。
そして、価値は絶対的なものでなく相対的なものなので、一人一人が値段をつける。その天与の判断力こそ必要なものなのでしょう。三種の神器の一つ、草薙の剣は判断力を司りますから。
こんにちは。
グローバル社会になってから、「情報」が価値の基準の大概を決めるようになってしまいました。
この方向転換、物づくりで日本に太刀打ちできないと気がついた西洋の方針転換だと、なんかの本で読んだことがあります。
また経済が「情報側面優位」になってからは、すっかり経済がゲーム化してしまいまいしたよね。
ゲーム化することでどんどん道理から離れて、当事者も疲弊していくはずですが、嵌れば嵌るほど出口は見えなくなり、その世界の中に没頭せざるを得なくなります。
しかしながら、循環を度外視したものはいずれ滅びるものです。
この経済の形も終わりってことなんでしょうね。
喜ばしいことではありますが、断末魔に入ることを意味することでもあるので、やっぱり大変ですね。
それではこれからも宜しくお願い致します。