都会に一番近い島なのに、今までで行った島の中で一番……
10年前に石垣島で暮らしてから、どっぷり離島にはまってしまいこれまでいろんな島を旅してきました。
西表に、屋久島に、最西端の与那国島、それから最南端の波照間島、さらに一般人が行ける最東端の一つの小笠原・父島などなど、これまでなんやかんやで20島近くの島めぐりをしてきたので、自分なりに島の空気は分かってるつもりでしたが……
伊豆大島は異色だったなぁと思います。
どう異色だったかというと、離島あるあるな感じのこじゃれた店がとんとないのです。
私が泊まった宿は、たまたまこじゃれてたというかかなり洗練されてたんだけど、
逆に島はこういう感じがあるあるで、
こんな感じのなんかセンスの良い寛ぎ場所があちらこちらにあるのが、私の中での普通だったんだけど……。
しかも大島は、東京から一番近い島だから、そういう感じが炸裂してるんだろうなぁと思ったんだけど、
意外や意外、昭和の香りがする田舎感がものすごく漂う島でした…良くも悪くも。
本当にこれは驚きました。
ただ伊豆大島は、信号は多いし、道は整ってるし、公園とかの整備とかもしっかりしてるので、行政のインフラは他の島以上に充実してるんだけどね。
だけど、ぶっちゃけ観光客目当てで生活していないというか、だからこそシャレオツな感じがないというか……
特に私が行ったタイミングは、ゴールデンウイーク前の嵐の静けさのタイミングで、島の人もこの後の活況に備えて休む時間でもあった時だったからそう思うのかもしれないんだけど、とにもかくにも観光規模に比べて飲食店の数とかそういうのが異常に少ないのよ。
ぶっちゃけ、果ての地でもある小笠原より少ないのじゃないかしらって思うくらいのレベルでした。
とか言いつつ…波照間とか与那国とか…も少ないけどね。
でも交通の便や人口比率を考えたら、波照間と与那国のがあるかなって思うくらいだったし、
正直、石垣島ってどれだけ都会なんだろう……って思っちゃうレベルでした。
まぁ石垣島のが、伊豆大島より2.5倍大きいからそうなっちゃうのかもしれないけど、石垣島ってイオン(マックスバリュ)も来てるし、ファミリマートもあるし、それからネオン街もあったりするだけでなく、そこかしこにシャレオツな店満載で都会感があるのよ。
でも、伊豆大島には一切そういう感じがないの。
これにはほんと、驚いた。
お店の人たちは、良くも悪くも商売っ気がなくて(笑)
ある意味新鮮(笑)
どうしてなんだろうって、ついつい考えちゃったよ。
そして出た答えがあるので書きます。
どうして伊豆大島って、どうにもこうにも商売っ気がない感じが漂うのか、シャレオツで洗練された感じが全く漂わないのか……
それは、
あまりに東京から近いからなんだと思います。
一緒に旅に行ったたかちゃんは、上陸して早々この答えを出してたんだけど、私はその答えが腑に落ちるのに数日かかりましたが、やっぱりそうだと思います。
結局東京からあまりに近いので、ほっといても人が来ちゃうんでしょうね。
だから、商売っ気を出そうと出さなかろうと、そこそこの収入は誰しも手に入れられるってことなんだと思います。それゆえ、サービス合戦にはならない。
それから、東京からあまりに近いので、観光業で移住する若者も少ないのだろうなと思います。
だって、私も移住するのだったら、もう少し遠い離島に行きたいって思うもんな。
多分同じような理由で、離島に移住するならもっと僻地となるはずだから、参入する若手が少ないんだと思います。
しかも、伊豆大島ならいつでも行けるしってなるしね。
そういう理由で、ノスタルジックな空気漂う独特の島の感じが作られたと思うんだけど、これはこれで若者に「エモい」って言われる要素になってるんだろうな(笑)
時代の変化ってスゴイ(笑)
それも面白いなと思っうけど……まさかのまさか、東京から一番近い島が、国境線に近い島以上に田舎っぽさを発揮してるとは思いもよらず、本当に驚いた次第です。
行ってみないと、分からないことってあるね。
とか言いつつ、私は今年もう一度大島行っちゃうけどね。
そして、こういうほっといても寄ってくる人たちが沢山いるから、あの感じが作られてるんだろうなって、ようやく分かる(笑)
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