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【コンプレックスの見え隠れ】こっちがあっちに行く時、あっちがこちらに来る時

 

 

世の中ほとんど庶民であることを再確認しとこ♪

あのこは貴族で、多くの人が共感するのは美紀(水原希子)サイドなんじゃないかなって思ってます。

っていうのも、日本に蔓延る階級を人口割り当てしてったら、ほとんどの人は美紀のポジションに属する人ばかりだから。

だって、そもそも論の話なんだけど、幸一郎みたいに小学校から私立に通っている人の人口って、児童全体の1%程度なの。

この記事は小学校の児童数の推移をまとめました。性別、学年別、学校区分別に児童数の推移を文部科学省の学校基本調査をもとに解説します。
【2020年最新版】小学校の児童数の推移に関する統計まとめ! - Education Careerマガジン | 教育業界専門の転職エージェント「Education Career」のコラム

つまり、そっち側の共感を持ち合わせれる人なんて、人口的にほとんどいないの。

 

だから美紀が抱いたような階層コンプレックスを、多くの庶民は抱くはめになる。

 

もちろん私も同じようなコンプレックスを抱えたことがあったんだけど、私はあのこは貴族を読み終えた時に、この感覚ってほとほと馬鹿馬鹿しいことだったんだなぁと、そして相手の気持ちをもっと分かってあげれば良かったなぁと、今更気が付いたんだ。

だからこの記事を書いてます。

 

合わせる時と合わされる時では、感覚は随分違うものだなと。

大学で私立を選択すると、美紀が体感したような、高等部(中等部、初等部:幼稚舎)から上がって来た人との身分の差みたいなものを感じるのは、特別なことではなく普通のことだと思う。

ぶっちゃけ私も、公立から私立の短大に進学&田舎から都市部へ進学したタイプだから、美紀の入学式の時に思った感覚は「分かる~」と思ったし、在学中はいつだって、そのコンプレックスを持ち合わせながら生活していたことも確かなこと。

でも、社会人になって、女子高生を扱う仕事をするようになってから、感覚が随分変わったなと思ってます。

↓一体昔どんな仕事をしてたの?って思う人に参考になりそうな記事↓

【疑問に思うこと】特別って茨の道なんだけどなぁ~。

2020年6月5日

私は、お嬢様高&お坊ちゃま高に通う高校生も含めて沢山の高校生と、社会人になってから触れあうようになりました。そのおかげというか……社会人になってからは、そういうコンプレックスを感じにくくなったというか、ほぼ感じなくなってしまいました。

 

というのも、このシチュエーションの場合、私があちらの世界に行くのではなく、あちら側からこちら側に歩み寄ってくることで、コミュニケーションが成立するんです。

つまり、あっちがこっちに寄ってきてくれているということ。

 

階級コンプレックスの感じ方って、こんな風にどちらが動くかといった行動の違いに起因する部分が随分大きいなと、あのこは貴族を読んで初めて気が付いたんです。

 

あっちがこっちに寄ってきてくれる場合は、相手が自分に合わせてくれているというか、私の方の世界を知りたくて向こうが歩み寄ってきてくれているから、明らかに身分の差があることが分かっても、こちらがコンプレックスを感じることはほとんどないんです。

なぜなら、自分を変えなくても付き合えるということが接点の初歩段階から分かるし、向こうが自分に合わせてくれるから。

 

そして、こういうシチュエーションの中にいると、人はコンプレックスを感じにくいことも改めて認識しました。

あぁ、階級コンプレックスは踏み出す方が感じるものなんだなと。違う世界に自分の足で行こうとすれば、身分の上下関係なく、きっと誰もがどこかでコンプレックスを感じるんだろうなと。

 

だから、貴族側に位置していたあの子たちが私たち側に歩み寄ってくる時、それは私が短大当時に感じたようなコンプレックスを持ち合わせながら歩み寄ってくれていたんだろうなぁ……と今更気が付き、それを振り返るととにもかくにもいろいろ申し訳なかったと思うことが沢山溢れてきました。

特に社会人時代は、そうゆう交友関係に恵まれていたこともあって、痛く反省している最中です!

お互い何も違和感がないかのように見せかけながらも、互いに持ち合わせている質の違うコンプレックス。それを今一度庶民側こそ理解しながら、持ちつ持たれつで行けたらいいのになぁなんて、思いました。

まぁこんな風に思えるのは、私が社会人時代に出会ったいわゆる「貴族」な皆さんが、こちらに馴染もうと必死に頑張っている姿を常に見ていたからかもしれませんが、あのこは貴族を読むと、あの頃垣間見た貴族なみなさんの必死さがとびきり愛おしく思えたんです。

だってこちらが当たり前だと思っていることと、彼らの普通は違うはずなのに……。それでもこちらに常に合わせ続けてくれて馴染み成長していた姿を思い出すと、どうしても愛おしさが溢れてくるんですよね。

とか言いつつ……当時は一ミリもそんなこと思わなかったけどwwwwww、つーか気にしたこともなかったけどwwwww

でもそこには似たようなコンプレックスがきっとあったんだな、あったはずだなと思うと、自分が抱いていたコンプレックスを過大評価する気にはなれなくなるんじゃないかなと、今の私は思ってます。

コンプレックスはみんなある。

またコンプレックスの中でも階級コンプレックスは、歩み寄ろうとした方が、違いを認識して発動する思いであると理解しておけば、いちいちこのコンプレックスで凹む必要はないよなって思うけど、若い時はそれでも凹むよね(笑)

でも、コンプレックスは特別じゃなくみんな持ってる当たり前の感情だと、みんなで認識することって、大事かなって思うのでこんな記事を書いてみました。

それではまた。

 

 

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