なんでこの分野の人たちは、異常に無理したハイテンションで居続けるのだろうかと思っていたのですが……その理由も「野の医者は笑う
ちなみにこの記事は先ほどの記事の続きです。
できれば先に読んでね↓
スピ系の人たちを見ていて、それは癒しと呼べるのだろうか?と、思ったことないですか?
分かり易い所で言うと…癒しフェアのようなイベントの超豪華ゲストが「叶姉妹」だったりすること。
私は長いこと、ここに矛盾を感じており「それは癒やしなのだろうか?」とかなり疑問に思っていたのですが……皆さんはどうでしょう。
だってだってだって、叶姉妹って…「ギラギラ」でしょ?
画像で現わすとこんな感じの、ギラギラ感あるでしょ?
ちなみにネットで「癒し イメージ」と検索して出てくる画像というのはこういう感じ
もちろん私がイメージする癒しも緑色の画像のタイプですから、叶姉妹が「癒し」の象徴としてイベント出演していることに、私は特段の矛盾を感じていたんです。
また、スピ系教祖さまの多くが、キラキラではなくギラギラしていることについても、以前から疑問だったのですが、
彼女たちはなるべくしてそうなっている、ある意味理に叶った行為であることに「野の医者は笑う
スピ系の人たちがやたらハイテンションに騒いで、おかしなことになっちゃう事は知っていたものの、どうしてそうなっちゃうのかという事までの理解にまでははっきりと到達していなかったのですが……
「野の医者は笑う
264Pにどんなことが書かれていたのか、少しだけ書き出します。
※著者の東畑さんは、何百人に渡るスピ系(不思議系)の調査をしていく中で、「癒し」の定義が臨床心理学とスピでは違うということに気が付き、沖縄最強のスピ系ドラゴンの男性・X氏(ドラゴンの意味は先の記事で確認を→先の記事)にその事を尋ねます。(抜き出す部分は、東畑さんとX氏との会話です。会話の最初が東畑さんです。)
「たとえば精神分析は悲しいことをしっかり悲しめるように消化することを目指します。だけど、スピリチュアルな人は悲しいことを取り除いて、元気になることを目指しているように思ったんです」
「はい」X氏は深く頷く。
「躁状態のことを癒やしだって言っているように思ったわけです。だから、スピリチュアルな治療を受けた人はパワフルだし、劇的に治ったって言ってるんじゃなかと思うんです」
〈中略〉
劇的な変化と言うけど、それはあくまで躁状態になっただけであって、本質的な部分は何も変わっていないんじゃないか。
X氏は話を聞き終えると、お茶に手を伸ばし、一服した。そして、カラっと笑って言った。
「この世界では、精神医学が言う軽い躁状態を、一番元気な状態だと見ますね。だから、ニュートラルではないんです。軽い躁状態を、よくなる、と言います」
「X先生もそう思っておられる?」
「そうですね。ミラクルっていうのは、そういうことです。そうすると、人はすぐに起き上がることができます。私がめざしているのはそういうことです」
「なるほど」
スピ系が考える「癒し」って、躁状態の事を呼ぶんですね。
そうであれば一連の不可解な言動は全て納得の境地です。
話は少し飛びますが…かなり前の記事で、現在まで続く「不思議系×自己啓発=スピ系」というジャンルが生まれた理由を下記のように分析させて頂いたことがあります。
①2011年を境に日本人の意識に大きな変化が生まれた。
②2012年のアセンションを実感できない人が多かったことで、不思議系出版界が迷走した。
③不思議系出版界の迷走と読者離れによって、不思議系(スピリチュアル)×自己啓発(自己実現)という最も危ないジャンルが生まれてしまった。
「野の医者は笑う
それから、スピ系にはまり、スピ系で自活をしていこうとする人は、スピ系で煌びやかな世界の住人になることが目標です。
↓この記事参考に↓
ここもふまえて考えれば、叶姉妹が「癒しの象徴」であることは、矛盾ではなく必然であり、彼等の中の道理として合致していたということも分かってきました。
また、彼等が総じてハイテンションなのは、「軽い躁状態を治癒」と考える彼等独自のモットーがあってのことなのだと分かれば、彼等が常にハイテンションであることは普通ですし、心屋さんが「バンジーを強要する」ことを「善きこと」と捉えていることにも納得です。
ただし、躁状態というのは、単に自ら望んで興奮しているだけのことであり、その興奮はアドレナリンなどの分泌によって作られています。
ですから分泌が治まれば、反転した暗い気持ちが現れるのは当然であり、また興奮するためには、より一層激しいことに手をつけて興奮物質を自ら生み出さないといけなくなります。
そして、それを繰り返していくうちにみんな廃人のようになっていくわけです。
まぁ結果として、スピ系の人々はこの過程によって一層の苦しみを味わうことになったわけですが……この定義(軽い躁状態を治癒と考えること)を教祖さまが変えることはないでしょう。
それでも、現在のスピ界の現状を見れば、「危険だ」と認識しない方がおかしいので、ますます衰退していくことは必然です。
ですが、時代を変えて新たなものが生み出されるのも必然といえるでしょう。
なぜなら、東畑さん曰く
心の治療とは、クライエントをそれぞれの治療法の価値観へと巻き込んでいく営みである。
だからです。
自分たちの作り上げた世界観に巻き込むことが心の治療であることが「太古の時代から変わっていない」ことに気が付けば、無くならないのも必然であるし、今後も繰り返されることも必然といえるでしょう。
またスピ系に限らず、心に関する問題は全てこの流れ(心の治療とは、クライエントをそれぞれの治療法の価値観へと巻き込んでいく営み)で行われています。
そこに気が付いた上で上手く付き合っていくのも大事なのかなぁなんて思わされました。
それでは♪
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こんにちは。
私もまったく同じことを考えていました!
キラスピ系の人たちって躁状態のことを「宇宙と繋がる」「ワクワク」「魂の正しい道」と思い込んでいますよね。
だから、情緒不安定な投稿が多かったり、唐突な行動が増えたり、奇抜なヘアスタイルやファッションが多かったりするのでしょうね。
アドレナリンの分泌=魂が喜んでいる・宇宙と繋がっている
アドレナリンが切れて落ち込む=魂の道からそれている・ボルテックスからずれている
と勘違いしていれば、一生刺激を求める生活から抜けることはできずに廃人になってしまいますよね。
もっと穏やかに波のない状態で生きられる方が、ずっとずっと楽で楽しいのに・・・と思ってしまいます。
以前に読んだ精神医学の本によると、鬱状態は気持ちが悪いから病院に来るけれど、躁状態や自己愛が強烈に強まっている時というのは「問題ない。むしろ絶好調」と思っているから病院に来ることはなく、症状がどんどん悪化していくそうです。
キラスピの方たちは自分を分析されることも些細なことを指摘されることも「否定された」と捉えるので、きちんとしたカウンセラーや精神医学を受けるのは嫌がりそうですが、廃人になる前に人生を取り戻してほしいなぁと思います。
こんにちは!
>鬱状態は気持ちが悪いから病院に来るけれど、躁状態や自己愛が強烈に強まっている時というのは「問題ない。むしろ絶好調」と思っているから病院に来ることはなく、症状がどんどん悪化していくそうです。
↑これ教えてくださりありがとうございます。
なるほどねぇって感じです!
だから、どんどん暴走列車化しちゃうんだなと。そして気が付かないうちにガチの崖から飛び降りちゃうんでしょうね。
私はエゴと波動で分析していたので、まさか躁状態のことを「宇宙と繋がる」「ワクワク」「魂の正しい道」と思い込んでいるとまでは思ってなかったので、本当にびっくりです。
でも言われてみれば「なるほどそうだな!」としか思えないです。
教えてくださりありがとうございました。
これからも宜しくお願い致します。
こんにちは。
いつもご丁寧なお返事をありがとうございます^^
昨日、コメントを書いていて思い出したのですが、本によると偽スピ系の方の言う「癒された状態」(=躁状態)の時って、一番注意が必要な時とのことです。テンション爆上がり状態で全能感に溢れているので勘違いしがちなのですが、実はギブスが外れたばかりのデリケートな状態なので、最も治療が大切な段階で、むしろここからがスタートラインなのだそうですが、テンション高くて自己愛が強烈な状態なので「ドリームキラー」「騙そうとしている」「闇の勢力」と聞く耳を持たなくなって崖からバンジーしちゃうんでしょうね。
以前に別の本にもありましたが、うつ状態→カウンセリングなどで感情を大きく揺さぶる→不安定になる→周りが優しい言葉をかける(承認する)→ここは私の居場所!みんな優しい!と勘違いする→社会に居場所はない!●●さんのコミュニティが私の居場所!になる→信者の出来上がり なのだそうです。
↑自覚しているかしていないかわかりませんが、偽スピ系・偽心理学界隈ってこんな感じですよね。
この視点を初めて知った時に、本来のスピリチュアルや心理学とは真逆のゴールを目指しているんだなと感じました。
教祖様たちは「新しい概念」「統合」としか思わないでしょうが。
教祖様たちのやっていることは、新しい生き方でもなければ真理でもなく、ずっと昔から使い古されてきたビジネス手法に過ぎないということを気づく信者さんが増えるといいなぁと切に思います。
こんにちは。
詳しく教えてくださりありがとうございます。
なるほど!と滅茶苦茶納得しました。
私自身が精神世界と向き合おうと覚悟した理由が、真逆であったため、こういう側面のしくみをはっきりと理解していなかったんだなぁと思わされることばかりです。
本当に最初から目的もゴールも違うのに、似たような土壌に存在しているのがスピ系なんですね。
その違いにはっきりと気が付いて驚いています。
教えてくださりありがとうございました。
これからも宜しくお願い致します。
竹久様、私は最近、日本のスピが、なんて幼稚で、可愛げがあり、小金稼ぎの無害で、どうでも良い存在なのだろう、という心境です。真実かは定かではない都市伝説の話ですが、Qアノン繋がりで調べたら、出るは出るは、すべてのユダヤ系金融組織とバザール系ユダヤ教の繋がり、その教えをベースにしたバビロニアタルムードの中身のヤバさ、サンヘドリンを頂点にして世界の宗教が支配されているそうです。第2次世界大戦のキッカケになったとされる、シオン賢者の議定書は偽書とされてますが、現在の世の中がその計画に沿って動いているとのこと。今出した単語を検索して、ネットサーフィンしてみて下さい。YouTubeにも動画ゴロゴロあります。デマ、オカルトと片付けてしまうには闇が深いです。ご参考までに。そこには日本人がなぜ特別かの理由も出てきます。
こんばんは。
教えてくださりありがとうございます。
日本は敗戦国となってから、ベースが西洋に奪われましたからね。
なるべくしてデラシネ状態になった上で世界に捕われてしまうのは必然のことかなと思います。
それではこれからも宜しくお願い致します。
「命」を学ぶには、神道が近いと考えています。
本来、精神修養とは、それを悟るためにあると思う。
おはようございます。
仰る通りだと思います。
ただ……スピ系の皆様は神道に関しても根底から理解不能な筋違いのロジックを作り上げてますからね…向き合ったところでどうなるでしょうか。
それではこれからも宜しくお願い致します。
友理子さん、こんにちは。
ポスターを見ると癒しというよりは、ワナビー層相手の自己啓発系セミナーっぽいですね。メソッド実践者というよりその「メソッドビジネス」で成功してる雰囲気の人たちを集めた感じ?叶姉妹はわりと好きですが、セレブ風タレントですから「富」のイメージが強いし、癒しのイメージはないですねぇ。癒しはニュートラルに戻るまでで、ニュートラルに戻っていないのにその先に行ってしまうと大変だと思いますよホント。必要だったのはセラピーなのにコーチング受けちゃった人みたい。気分が落ちれば「違う」と気づくこともできるけれど、感情を受け止めても消化しても取り除けてもいないのに元気だと思い込んでいるって怖いなぁと思いました。
マツダミヒロさん、懐かしいですね(ファンの方には怒られちゃうかな)。話題になっていた並木さんのお写真を(というか画像)を拝見した時にマツダさんのことを思い出しました。顔が似ているわけではないけれど、受けた印象が似ていたのかも知れませんね。
おはようございます。
一般的な感覚で持ち合せる「癒し」とは相反するものが詰め込まれたイベントって感じがしますよね。
結局スピ系がしていたことは「空元気でごまかす」ということだったわけですが、それって見て見ぬふりする、臭い物に蓋をするをしているだけだから、後が大変なんですよね。実際皆さん嵌まる前より大変になっているのも納得です。
私はこのポスターでマツダミヒロさんを初めて知りました。有名な方なんですね。
それではこれからも宜しくお願い致します。
こんにちは。もしかしたらご存知かもしれませんが、また懲りずにhappyが「シンデレラプロジェクト」なるおバカイベントを昨日・今日と開催している模様です。
https://ameblo.jp/theone888/entry-12628415018.html
自分で「エネルギーを食べる」と書いちゃってるあたり、自分がエネルギーヴァンパイアだとよくご存知のようで。
八木さやも今日出演だそうです。
絶縁されて会えないはずの息子に今日イベントで久々に再会できるようです。そういう演出があるんでしょうね。
昨日からTwitter等で情報集めをしているのですが、知れば知るほどトンデモの宝庫ですよ…。
ぜひ竹久さんの鋭い視点でぶった斬ってください!
おはようございます。
私も数日前たまたま知りました。
相変わらずですね
ただ以前のようにビギナーが取り込まれてしまうという状況から変化してきていて、その夢の中で生きていたい(もうそこでしか生きていけない)と思うコアファンの集いみたいになってるから、まぁいいのかなって思って見ています(^^;)
「野の医者は笑う」で書かれてましたが、そのイベントに参加することが彼女たちの癒しみたいですしね(^^;)
ただ、かつての縄文祭ように、終わった後にツッコミ所満載のネタが上がって来たら、記事にしようかなと思ってます。
コロナのクラスターにならないことをお祈りして。
それではこれからも宜しくお願い致します。