さぁ!新しいWeekday♪が始まりました。
月曜日は、週の始まり!お仕事の始まりです!
ですが……月曜の朝はちょっと憂鬱っていう人も多いかもしれませんね(^^;)
ですから、そんな憂鬱を吹き飛ばし、少しでも皆さんの仕事が楽しくなったらいいなと思い、月曜日は「今日から使えるマーケティング講座」を曜日企画としてお届けしております。
また、少しでも気持ちいい出勤時間のお供になったら良いなと思ったので、「今日から使えるマーケティング講座」は朝7:00に更新しています☆
是非今日からの仕事に「今日から使えるマーケティング講座」を使ってください。宜しくお願いします☆
7月末から、今回を含め6回に渡りお届けしてきたシリーズはこれが最終回です。
これまで文化人放送局のマーケティングとしてダメな部分を書かせて頂きました。
ビジネスモデル、商品コンセプト、ブランディング戦略、ユーザビリティなどなどと多岐に渡る形で書かせて頂いたのですが……実はこれ、マーケティングの要素としてはまだまだ一部のものであって、全部は書ききれてはいません。
ですが、ここまで書かせて頂いた通り、軸をきちんと整えていないと、あっちやこっちやと気持ちや興味が移り易く、そしてトレンドに乗っていこうとするがあまり、何が何だか分からない状況に陥りやすくなります。
そしてこういう結果、何が起こるかと言うとそれは……ビジネスを運用していくに当たっての資金欠如です。とにかく走らないとお金が入らないし、走っても走った分に見合う程のお金にならないということが起きやすいです。一言で言うと…自転車操業に陥っちゃうということですね。
つまりは悪循環が起きちゃうのです。
その悪循環の中でビジネスを立て直そうとしていることは、最近の文化人放送局をみていると良く分かるのですが……でも一度でもこういう状態に陥ると「これってビジネスと言えるのかなぁ」と思うことの方が量産されてしまうものなんですよね…。
また文化人放送局の場合は、コンテンツの有料化の部分にもそれがはっきり現れてしまっているように思いますので、今日はこの辺のことを書こうと思います。
文化人放送局は、去年保守系youtubeチャンネルが一斉に垢BANされた時期から、youtubeでの広告収入が激減してしまう事態に遭遇してしまいました。
そのため、番組では有料チャンネルへの登録推進を強化させ、そしてそれを運営資金にしていく形でのビジネススキームに変貌しています。
市場環境の変化に合わせてビジネススキームが変化していくのは当然なので、この行動を「悪い」と言うつもりはないのですが、有料化するということは、消費者に対してより一層コンセプトを明確化させていく必要性があります。
ですが、ここまでお話しさせて頂いた通り、それが全くできていないのが文化人放送局です。
ちなみに、一般的なお話しをすると…youtubeだけでなく、ネットを主戦場にして有料ビジネスを展開していく場合、無料で出す内容というのは、基本的に「プロモーション(販促)扱い」になると思います。
つまり、有料契約をするためのきっかけ作りになるのが無料部分と言えます。
ただし、youtubeなどのネットコンテンツは無料配信であってもアドセンス広告収益が見込めるため、その収益のさじ加減をみながらビジネス展開していくこともできます。(要は、プロモーション費を捻出することなく、収益をある程度得ながら《経費分の売上を確保しながら》運用可能と言う事です。)
これがネット社会が生み出した新たなコンテンツ展開と言えるのですが、あくまで無料配信は有料への道筋を着けるものと考えた時、文化人放送局は足りない部分が多いし、また「それやっちゃダメだよ!」と言いたくなることが多いです(笑)
たとえば、皆さんが無料でもある程度見れるものを有料で契約する時を考えてみてください。
そういう時は、具体的に欲しい情報が定まっていて、それについてより深い情報が欲しいと思う時ではないでしょうか……ちなみに私はそうですが……皆さんはどうでしょう。
また保守系論客でもそれぞれ専門分野は違います。経済に強い人、国際政治に強い人、中国に詳しい人、防衛に強い人など、専門は様々です。
有料化してでも知りたいという内容というのは、この専門分野に特化した情報になるのが一般的なんじゃなぁと私は思ってます。
そして専門性がはっきりしている内容であればあるほど、有料化するメリットがあるかと思うのですが……ぶっちゃけ文化人放送局にはそれがないと思います。
もちろん文化人放送局には、専門性を持ち合せたいろんな人は出演していますが、番組コンテンツは座談会の域を抜けるものではありません。
ですから、視聴者側がより詳しく知りたいと思うのなら、文化人放送局を見るよりも…出演している方の本を読んだり、個人チャンネルを有料登録した方が学びのスピードは早まると言えるのではないかと思います。
つまり保守系情報にある程度精髄した人が、情報が欲しくて有料化するケースは少ないんじゃないかなと思うんです。
逆に文化人放送局の場合は、最近保守に目覚めたビギナー層をターゲットに展開した方が良いのではないかと、私個人は思うのですが、番組内容的にそういう配慮は無いんですよね。
番組内容的には、どんどんコア層向けにシフトしているように私には見えます。
その上、文化人放送局の場合……番組によっては、広告停止を避けるためにか…ピー音や無音や重要部分カットがやたら続いて、保守にある程度詳しい私が見ていても「一体何の話をしているのかさっぱり分からない」という動画もあります。こんな状況で「詳しく知りたい人は有料で…」と言われても、私はぶっちゃけ興ざめしてしまいますし…ビギナーであればもっと興ざめしちゃうんじゃないかなと思います。
つまり……文化人放送局の場合、販促活動であるはずの無料動画の段階で「有料でみてみたい」という欲求を完全に殺しているケースが多いんですよね。しかも、ターゲット設定と番組コンセプトが曖昧な上でこれを行っているから余計質が悪いというか…成果が上がらない結果に繋がっていると思います。
しかも、有料登録するメリットが消費者にはっきりと伝わっていないのにもかかわらず「有料登録して!」と言うのは、単に乞食活動にも見えてきてしまいます。
そして、こういう状況に成り下がれば消費者(視聴者)とメーカー(発信者)の立ち位置も対等にはならず、もちろんビジネスとしては不適格な状況になってしまいます。またこのような状況に陥れば当然、出演者の方々のブランド価値までも下げてしまうことに繋がります。
ですが、それに気が付かずなんとなくの空気感でこれを続けてしまっているのが文化人放送局です。
確かにネット社会はビジネスモデルの変容が早い上に、スタイルもどんどん変わっていきます。それについていくのは大変でしょうが、大変になってしまうのは「そもそもビジネスコンセプトとなる軸がないから」と言えるのではないかなと思います。
どんなターゲットに、どんな形で、どんな情報を提供し、消費者にどんなメリットを提供するのか。
ビジネスの根幹となるこの部分がはっきりしないままにビジネス展開をしてしまったからこその足掻きなんじゃないかなとどうしても思えてしまいます。
ですから、皆さんには気をつけてほしいなぁと思ってます。
またここまでの短い文章でここら辺のことがどれほどまで伝えられたかは分かりませんが、マーケティングの基礎となる部分がどれほど重要なのか、気が付いてくれる人がいれば幸いです。
ということで、文化人放送局ネタはこれで終わりです。
来週からは、普通のマーケティング記事に戻りますが、この企画は9月末で終了します。
最終月となる9月では、この1年のまとめ記事となる部分を書いていこうかなと思ってます。
残り僅かですが、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
それではまた来週お会いしましょう♪
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ゆりさん、おはようございます。
マーケティングの記事、いつも参考になっております。
企業として運営されている動画は、目的がはっきりされていないと、視聴者が混乱してしまうのですね。
仕事と日常もそうなのだと思いますが、
はっきりと目的を持って行動するのも、大事なのかな‥。
そう思わせて下さる記事だったような気がします。
残りの記事も楽しみしております。
こんにちは。
視聴者が混乱するというのもありますが、それ以上に優良顧客を逃す(機会損失)を敢えて自分で作り出してしまうと言った方が的確かなと思います。
それではこれからも宜しくお願い致します。
こんにちは。
確かに、今って無料であってもメルマガやLINE@に登録する人が減り、無料セミナーに参加する人自体が減っているので有料化する価値があるのかどうか?ターゲットがどこに有料情報としての価値を感じているのか?を知ることは大切ですよね。
私も消費者の立場として「買いたい」と思わされる無料情報って、内容が濃かったり、その人にしかない言葉を紡いでいたり、実例・経験が豊富だったりしますし、発信者も自分のどこが価値になっているのかをきちんと自覚しているんですよね。
逆に「もういいかな」と感じる人の無料情報って、そこらへんが曖昧だったり、ご本人のスタンスがブレブレで魅力を感じないんですよね・・・・。何よりも本人が自分の価値をわかっていないように感じます。
今は時代の変化とともに色々変えていかなければいけない時期ですが、ゆりこさんの記事を読んで改めてコアの部分は変えてはいけないと思いましたし、もっと今以上にコアの部分の輪郭をハッキリさせたいと思いました。
いつもありがとうございます。
こんばんは!
ついちょっと前までのマーケティングは、何十年もオープンクローズ(無料で広域的に広げた後に顧客を作る)が主流でしたが、世の中がその手法を熟知すれば、このような手法に警戒する人が増えますし、手法としても飽きられるようになってしまいます。
また飽きられるということは、オープンクローズの手法をメソッド利用する人が増えすぎたということだとも思います。
あらゆる商業活動がメソッド化され、その手法を悪用する人も増えたがために、せっかく見つけたメソッドもすぐにお蔵入りすることが続いていますが、基礎を理解して運用している人であれば、今の時代でもオープンクローズは効率的に運用できます。
要は、基礎を理解し実践すれば、時代の影響は然程受けないということなんですよね。
去年と今年はあまりに違う時代となっていますが、基礎を見失わなければ、マーケティング能力で新しい時代の波にも乗れます。
基礎を忘れないように運用していきたいですよね。
それではこれからも宜しくお願い致します。