㊎仕事のこと ~教えて!波動相談室~

金曜日は「教えて!波動相談室」のコーナーの日です。

こちらのコーナーでは、読者の方から寄せられた質問に、波動の見地からお答えしていきます。

また、波動の見地からお答えするものの、これは私の個人的見解にすぎません

ですから、これだけが正解ということはもちろんあり得ませんから、「意見やアドバイスの一つ」として参考にして頂き、その上で自らで答えを見つけて頂けたらと思ってます。

どうぞ、この点お含み置き頂きました上、お読みくださいませ。

 

仕事のこと

本日頂いたお悩みは、「仕事のこと」です。

40代女性・ちばさん(派遣社員)から頂いた質問です。

ではまずは相談内容をご紹介致します。

いつも為になる記事をありがとうございます。

武漢肺炎の影響で派遣切りにあい、新たにスーパーに派遣されて約1月が経ちました。

正社員を目指す最後のチャンスと思ってきましたが、元々おっちょこちょいなのと、焦って空回りしてしまい、未だに満足にお役に立てておらず自分に苛立つ日々です。

お魚部門に配属され、冷凍のお魚や海鮮サラダ等をトレイに盛り付ける仕事なのですが、先月からモヤモヤしている事があります。

土用丑の日以降、国産と中国産の鰻を盛り付けています。 私は中国産の鰻は餓死するとしても食べたくありませんし、韓国産の海産物に至っては大腸菌だと思っています。

異常に大きな中国産鰻に恐怖を感じつつ、これはまだ産地が明記されているので購入なさるお客様の意思だとは思えるのですが、 毎日盛り付けてきたメカブが中国産と韓国産のミックスされたものと最近気がつきました。

店でパックされるとお客様には産地が分かりようがありません。

今時、中国産韓国産で構わないお客様なら近くのイオンに行くでしょうし、そのつもりで以前からこのスーパーを利用してきました。

働く側として入ってみて裏が余り綺麗ではないことも知り、複雑な気持ちです。 しかし、一緒に働く方々は皆さん優しいです。

このような個人的に気持ち悪いと思っている品を販売する一端を担うことへの罪悪感があります。 波動的にはどう考えたらよいでしょうか。

 

ちばさんからのご質問にここからお答えしていきます。

また今日のお答えポイントは以下3点とさせて頂きます。

今日のお答えポイント

①別の話を一緒の問題にすると起こること

②選択肢は常に2つ

③法と倫理観と感情論を区別する

この3点に沿ってここからお答えしていきますね。

 

①別の話を一緒の問題にすると起こること

相談をお読みしたところ、幾つかの悩みが複合的に語られている印象を受けました。

悩みの相談としては、中国・韓国産の商品を表記をつけずに売っている罪悪感についてですが、この罪悪感に至るまでの過程の話と悩みが一つの問題として語られていました。つまり……混同して語らない方が良いと思うことが、幾つか重なって語られている事が読み取れました。

まずは、正社員を目指そうとする気持ち。そして、職業や仕事内容よりも、正社員であることを望む気持ち。そして、この会社でその座を掴めなければ、今後その座に着くことは難しいであろうと感じている諦め。

それから中国産・韓国産商品の販売に対する法と倫理観と感情論。

特に私が「問題だな」と感じたのは、法と倫理観と個人的な感情論が一緒になって語られていることです。

また勤め先のスーパーに対して、ユーザーとして感じてきた個人的印象と働いてみて感じた印象の違いについても同質の問題として語られていましたが、ここら辺のことは、この問題とは区別するべき事項だと思いました。

ということで…悩み以上にこの部分が、一番の問題な気がしました。一見ちばさんの相談はコンパクトにまとまっているように見えるのですが、悩みとして一緒にするべきでない内容が一緒に語られているから、考えがまとまりにくいのかなという印象を持ちました。

まずは、それを切り分けて考える癖をつけるべきではないでしょうか。

そうすることで、一つずつの問題が明確になって、思考があっちやこっちに揺さぶられることなく、一つずつ解決することができるのではないのでしょうか。

また周囲からおっちょこちょいに見られる傾向があるのも、別の問題であるはずのことを一緒にして考えているから起きてしまうのではないのかなと思いました。

 

②選択肢は常に2つ

少し冷たい言い方に聞こえるかもしれませんが、選択肢というのは常に2つしかありません。

またその選択肢というのは集約すると「やるか、やらないか」「好きか、嫌いか」のようなものになると思います。

現在悩まれている「中国産・韓国産の商品を売ることに罪悪感が拭えない」という状況であれば、ここに現れる選択肢は「仕事を続けるのか、やめるのか」ということだと思います。

ただ「仕事を続けるのか、やめるのか」の選択肢に対してスッキリしないのは、「このスーパーを辞めたら正社員として雇ってもらえる可能性が0になる」と既にちばさんが決めつけているように見えることです。

ですから、本来あるべき「続けるのか、やめるのか」という部分の選択肢において、罪悪感とは別の理由で「やめない」ということが決まっています。

つまり本来あるべき選択肢が欠けている中で問題解決を試みようとしているので、何かと不自然なことになているように私自身は感じます。

また「正社員」ということだけを求めるのであれば、仕事内容は割り切った方が良いと思うし、一方で好きな仕事で正社員を目指すということであれば、仕事内容は重視した方が良いと思います。

ちばさんが書いてくださった内容からは「仕事内容は別として、正社員ということだけを求めている」ように感じます。

であれば、ここら辺の感情論は割り切った方が良いのではと思うのですが、悩んでいる理由はこれまた仕事内容とは別の「法か個人的倫理観か感情論なのか」という部分です。つまり「仕事内容が合わない」という理由で悩んでいるわけでもないし、またこの部分がご自身の中で区別できていないように思います。

だから堂々巡りになってしまうのだと思います。

先ほど「問題の括り分けができていない」とご指摘させて頂いたのと重なるアドバイスとなりますが、まずは何を自分の中で優先するのかということを明確にした上で、その軸を中心に考えるということをされると良いかと思います。

そうすると割り切る部分もはっきりしてくると思いますし、その取捨選択の基準が自分の中ではっきりするようになると曖昧な感情というのは減ってくるでしょう。さらに、それが無くなれば悩む回数も減るのではないかなと思います。

 

③法と倫理観と感情論を区別する

ちばさんは、中国産と韓国産を販売することについて、とてつもない拒否感を持ち合せていることは理解できます。

ただ、その拒否感は自分の感情論なのか、スーパーが法を無視した行動をしているからなのか、倫理観としておかしいと思う部分があるからなのかということも整理した方が良いと思います。

お話しを聞く限り、私はそのスーパーは普通だと思いますし、賞味期限を張り替えしてしまうなどのような法に反しているわけでもなさそうだな、という印象を持ちました。

また中国産や韓国産を輸入するにしても、日本では輸入食品に関しての衛生基準があって、その衛生基準範囲内であって販売をされていると思います。逆にそこら辺がいい加減すぎるスーパーであれば、そもそもちばさんが消費者時代に抱いていたような良いスーパーの印象には育っていないと思います。

ですから、定められた衛生範囲内の中で、またお客様がお求め安い価格で利益を着実に上げていくために、試行錯誤されている結果なのではないのかなと思いました。

また、私も中国産や韓国産の商品はかなり避ける傾向にはありますが、スーパーに置かれている以上品質は保証されているものなのだろうと思ってはいますし、食害に繋がりそうなものを敢えて販売するようなスーパーは自分の首を絞めるだけだから、そこら辺の事は十分考慮されて動かれているのではないのかなとも思います。また、考えてないのであれば、いずれ自業自得の事が起きるだろうと思ってます。

ですから今一度、「何が基準で自分が気持ち悪いと感じているか」を客観的に分析し直した方が良いと思いました。

そして区分してみた結果、「法に触れるようなことをしている」と明言する事ができれば即座に辞めた方がいいとは思うのですが……個人的な感情論であれば、もう少し冷静に俯瞰した考えを持ち合せてみた方が良いのではないかなと思っています。

でも一番の問題は、ごっちゃにするべきではない内容ををごっちゃにして考える癖がついていることだと感じています。

ですからまずは問題を一つずつ切り分け、別軸にして細分化していく癖をつけていくことが必要だと思うので、今回の出来事を「何でも一緒に考えてしまう癖を直すきっかけにしてみる」と良いと思います。

そうするだけでも、見えてくる視点は随分広がり「俯瞰」の感覚が育つんじゃないかなと思います。また俯瞰の感覚が育てば自ずと波動は高くなりやすいので、是非チャレンジしてみてください。

 

それでは、今日の波動相談室は以上となります。

どうぞこれからも宜しくお願い致します。

 

 

また来週の相談室は、akanenさんから頂きましたお悩み、「ライオンズゲートについて」を解説したいと思います。

それではまた来週お会いしましょう♪

 

あなたのお悩みお待ちしております。

こちらのコーナーでは皆さんのお悩みを受け付けております。

ご相談がある方は、下記リンクの「相談室ポスト」からご投稿ください。

相談ポスト

 

 

 

 

 

 

takehisayuriko

View Comments

  • 竹久様こんにちは^ ^
    私も長期間悩んでいることがあったのですが、今回の記事で「悩みをぜんぶ一つにまとめてしまう癖」があると気づくことができました!ありがとうございます。

    悩みをひとつにまとめてしまうと、解決策もただ一つのものを求めてしまうんですよね。
    (アベノセイダーズの人達を笑えません。)

    「本来あるべき選択肢が欠けている」というご指摘も目から鱗でした。
    悩みを解決しようとする前の、前提の部分に目を向けるという発想がありませんでした。
    これも一種のビルーフリセットなのかな、と思いました。

    これからも波動相談室楽しみにしております。

    • こんにちは。
      参考になったと知り嬉しく思います。
      私も社会人時代にあっちとこっちを全部ひとまとめにして考えてしまう癖が強くて、それを上司に直してもらいました。
      特に女子はそうなりがちな人が多いそうです。
      最初上司にそれを指摘された時、何を言われているのかさっぱり分からなかったのですが、気をつけるようになってから、ようやくひとまとめしている自分に気が付き、それが如何に無駄なことかも分かるようになって、指導してくれた上司には本当に感謝です。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

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