さぁ!新しいWeekday♪が始まりました。
月曜日は、週の始まり!お仕事の始まりです!
ですが……月曜の朝はちょっと憂鬱っていう人も多いかもしれませんね(^^;)
ですから、そんな憂鬱を吹き飛ばし、少しでも皆さんの仕事が楽しくなったらいいなと思い、月曜日は「今日から使えるマーケティング講座」を曜日企画としてお届けしております。
また、少しでも気持ちいい出勤時間のお供になったら良いなと思ったので、「今日から使えるマーケティング講座」は朝7:00に更新しています☆
是非今日からの仕事に「今日から使えるマーケティング講座」を使ってください。宜しくお願いします☆
今週は先週の続きです。
↓先週の記事↓
先週、「今までの時代は、面で捉えてビジネスをする人に利があったがこれからは違う」といった趣旨のことを書かせて頂きました。
そしてこれからの時代は「何事も点で捉えて、線に変えて、面を作る人」にとって利があり、「いきなり面から捉えてビジネスをしてく人」は難しいとお伝えさせて頂いたのですが、この表現では伝わりにくいと思うので、平成の歌姫である安室奈美恵さんと浜崎あゆみさんを例題に、点と面の違いをお伝えさせて頂きたいと思います。
平成真っ盛りの2000年代、それは安室ちゃんとあゆの時代だったとも言えるほど、二人は大人気でした。
もちろん今もお二人は大人気ではあるのですが(安室ちゃんは引退したけど)、20代の時と変わらぬ美しさを保つ安室ちゃんと劣化したとしか言いようがない浜崎さんは様々な場所で比較の対象となっていました。
私も二人の違いが個人的に気になっていたので、時たま比較した記事を書かせて頂いておりましたが……
点と面を説明するのにあたって、これほど分かり易い例題はないなと思ったので、今回もお二人の比較でお話しをさせて頂きますね。
先に申し上げておくと、安室ちゃんが点の人で、浜崎さんは面の人です。
これは歌姫になる過程でも現われていますので少し説明しますね。
安室ちゃんは幼い頃からアクターズスクールに通い、歌と踊りを楽しんでいて、そしてアクターズスクールの仲間と上京し、下積みを重ねて一歩ずつTOPアーティストの階段を上り、そして歌姫となり、カリスマとなりました。
一方の浜崎さんは、突然カリスマとして現れた人と言えるでしょう。
もちろん浜崎さんにも下積み時代はあったのですが、avexでデビューすると同時に、過去の浜崎さんは切り分けられ、下積み時代はなかったことにされました。
そして、人気が高まるに連れ、セレブでカリスマな浜崎あゆみを前面に押し出し、その設定は今も続いています。
実は、これが点と面の違いです。
安室ちゃんの場合は、自分のやりたいことの中で試行錯誤していった結果、誰もが憧れるカリスマへと転身していったのですが、浜崎さんの場合は、会社が用意したと思われる設定がありました。
これが点か面の違いです。
点の場合は、今やっていることの中から、マーケティングで導きだした答えを付け加えていきます。
一方で面の場合は、マーケティングなどで導きだした答えに沿って、設定やターゲットを作り、先に枠組みを固めていきます。
たとえば安室ちゃんの場合は、ある時からテレビには出なくなり、コンサートとCD制作だけに没頭するようになりますが、これも点で動いている人ならではの軌道修正と言えると思います。
点で動く人は、自分軸におけるマーケティングができるので、引き算で考えることができます。
全部やるのは難しいと感じた時に、自分のやれること・やるべきことだけをピックアップして、それを軸に活動し直すことができます。
そもそも点で動く人は、カリスマになろうともカリスマであろうとも思っておらず、今自分でできる範囲の中での最善を考えます。
一方で面で捉える癖が強い人は、マーケット軸が強くなります。
つまり自分がどう思うかという事よりも、マーケットが求める方向性になびいてしまいがちです。また人の興味を惹き付けなくてはならないという思いが蔓延るため、過激な扇動で興味をひこうとしてしまいます。
一時期浜崎さんは空港芸人とまで呼ばれてしまっていましたが、それもこれも人を惹き付けるためのプロモーションに頭を悩ませてしまうからでしょう。
電撃婚約を発表した歌手の浜崎あゆみ(35)が、婚約者の米国人学生(25)を引き連れて16日に帰国した。成田空港で大勢の報道陣に出迎えられた浜崎は、婚約者と“恋人... 【閲覧注意】浜崎あゆみの空港芸をまとめてみたwww - NAVER まとめ - NAVER まとめ |
マーケティングを自分軸として捉えられる人は点の動きをして、面で捉える人は他者視点で動く傾向があります。
そのため、点で動く人は自分の専門性を高め、その中でやれることを極める職人気質を開花させます。
一方で、面で動く人は世の中の風潮に聞き耳を凝らし、外見にこだわり始めます。
チョコレートで言えば、チョコレートの味にこだわるのが点の人で、販売するチョコレートのパッケージや販売方法にこだわるのが面の人と言えます。
安室ちゃんと浜崎さんの場合、安室ちゃんは「歌って踊れるアーティスト」にこだわり進化し続け、一方の浜崎さんは「カリスマ浜崎あゆみというブランド」にこだわっていたと言えるでしょう。
これが点と面の違いです。
お分かり頂けたでしょうか……。
ぶっちゃけ私は未だ言いたい足りないなと思うし、きちんと説明できたとは思えません(>_<)
すみません(>_<)
今日は安室ちゃんと浜崎さんの比較で点と面の違いをお話しさせて頂きましたが、やっぱりこれだけではまだ充分に説明しきれたと言えないため、来週も点と面に沿ってお話しを続けさせて頂きたいなと思います。
それではまた来週♪
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それでは来週月曜日の7時にまたお会いしましょう♪
View Comments
こんにちは。
今日も、とても分かりやすい記事をありがとうございました!
あゆと安室ちゃんの例えがとってもわかりやすくて、今まで違和感に思っていたことや?マークだらけだったことが腑に落ちました。
昔何かの番組で「あゆは浜崎あゆみというミュージシャンを輝かせるスタッフの一部」みたいなことを言っていたのですが、アーティストとしての浜崎あゆみと素のご本人が乖離しているのだろうなぁと感じました。
マーケットに合わせて、周りが望んでいるであろうカリスマアーティスト浜崎あゆみ像を演じて、そこには浜崎あゆみとしての軸があまりなかったのが年を重ねてからの劣化として表れてしまっているのだろうなぁと思います。充実した中身をあまり感じないというか・・・。
本当のブランド価値って、プロとして突き詰めて、周りに評価されてきた先に価値が生まれて、年月とともに揺るぎないブランドになり、価値が高まっていくものだと思うのですが、面で捉えてしまうと「ブランドありき」になってしまって、そこから引くことができず、痛々しい感じになってしまうんですよね。
平成の歌姫を出してくださったおかげで、とても分かりやすくて目から鱗でした!
次週も楽しみにしています。
こんにちは!
いまいち上手く説明できなかったように思っていたので、コメント嬉しいです!
最初はみんな大義があってそこから徐々にとビジネスを行っていけるのですが、想像以上の成功ってその大義を失わせる力も持ち合せてしまうんですよね。
そしてその大義を失うことで、なにかと矛盾が生まれやすくなります。
軸をずらさないようにするって、簡単そうで難しいですから、逐一確認してじっくりやってきたいですね。
それではこれからも宜しくお願い致します♪
点と面、面白い考察ですね。
私はファンとまでいかずとも、アムロちゃんは好きでした。最後も潔かったですね。
点=今にある生き方(をしている)
というイメージが湧きます。自分が惹かれるのも目指したいのもこちらかな?
あゆのように面で動くタレントが人気を博してきた現象も、前時代だからこそ通用したのかな?と。
そしてその戦略が成功すると、芸能界や大企業の莫大なお金を動かしながら(電通も中抜きで潤いまくりーの笑) 世の中がまわっていたのかな?とも思います。=成功なのかというと、ちょっと違う気もするのですがね。
ゆりさんのおっしゃるピラミッド型の社会だからこそ通じて来たひとつの形なのかな?という気もしています。
見当違いでしたらすみません。
こんばんは!
仰る通りですよ。
メディアの力が圧倒的に強い時代は、メディアの発信力がある意味全てであり、点の生き方はしにくかったと思います。
それが情報流通の変革によって変わってきており、等身大でない事は受け入れられにくくなっています。
ですから、今までは不利だった点のやり方が功を奏すことが増えているだけでなく、メディアが作った圧力に対抗できるようにもなっています。
この時代の恩恵と変化をきちんと体得して、気持ちよく生きていきたいですね。
それではこれからも宜しくお願い致します。
こんばんは。
あらゆる局面で言えることのように思います。
「時代が勝手についてくる人」と「時代の先を行こうとする人」。
前者は自分の立ち位置がわかる人、決めている人。
後者は「その時代そのもの」に立脚しようとする人。
前者は信念をもって行動するので時流に左右されにくく、気づけば周りが変わっていることが往々にしてあると思います(出川哲朗さんが今ウケているのもその様な側面もあると思います)。
後者は「時代そのもの」が前提なので、流行り廃りの影響をもろに受けます。
前者はブレない。ブレる必要がない。
後者はブレなければ衰退。
仕事上のマーケティングも同じですね。
やはり自分の芯を持つって大事ですね。
こんばんは!
適切な解説ありがとうございます。
今日の記事も以前、べっくはむさんが引き算の話をしてくださっていたおかげで書けましたが、今日のお話をふまえてまた違う視点が私の中に増えそうです。
ありがとうございます。
以前の時代は幻想を作り出す力が強かったので、時代を我が物にすることができたと思いますが、これからの時代はそれこそ過去の時代の幻想になると思います。
自分の芯を持つことが今の時代には慣れないことかもしれませんが、それぞれ一歩ずつ地道に努力して、その大事な感覚を取り戻したいですね。
取り戻した日本人は最強だと思うので、一人一人努力してその社会環境を整えていく一助になったら良いなと思っています。
それではこれからも宜しくお願い致します。
返信ありがとうございます。
参考にしていただいたなんて、光栄です。
毎回マーケティングについてのお話は大変参考にさせていただいております。
昨今の小売りや問屋は販売実績のデータは持っているはずなのにそれをただのデータとしか捉えておらず、全然実態に生かしていない有様が何年も続いているように思えてなりません。
予測が極めてヘタクソになっています。というか予測などしていないのではないのかとさえ思います。
長年リスク分散やリスク回避を御題目にリスクそのものを下へ丸投げし続けてきた結果、自分達で考えなきゃならない部分や代償を払わなければならない部分までも削って下に負わせるようになり、その狭い範囲で思考した挙句の予想など外れて然るべきなので、辻褄を合わせるために常に生産側は場当たり的な対応を迫られているのが現状です。
何かに乗っかることでしか「売り」を考えられなくなっているのかもしれませんね。
チョコとパッケージの話、わかりやすかったです。
これからも楽しみにしております。
おはようございます。
数字を冷静に読むことができる人って現場で僅かですよね。大概の人は日々の数字に一喜一憂するばかりで、それで終わってしまうから活かせないんですよね。
しかも会社も短絡的な数字を求めることばかり続いているから、数字を読むのではなく、数字を作る事に躍起になってしまい、多くの事が本末転倒になっているように感じています。
今回の武漢ウイルスで昨年末に立てた事業計画などを破棄せざるを得なくなっているはずなので、これを期に地に足の着いた商売の形を取り戻してほしいですね。地に足が着いた形の商売なら、誰にとっても「飽きない(商い)」になるんじゃないかなと思ってます。
それではこれからも宜しくお願い致します。
ゆりこさん、こんにちは!
ばっちり世代なんで、なるほど〜と思いながらこの記事を読みました。
あの頃、安室ちゃんとアユは対等だったのに、なぜ今こんなことに…とモヤモヤしていたことがすっきりしました!
ちょうど昨日「sunny」という90年代後半の女子高生ブームの時代の映画を見たところだったので当時の思い出がリアルに蘇ってきて、あの時代は確かに見た目(パッケージ)重視の時代だったことを思い出しました。
女子高が個性的な時代、というイメージがありましたが、ルーズソックス履かないとダサい、ポロのベスト着てないとダサい、みたいな感じで選別されていき、結果的には個性的なアイテムが制服化して没個性になっているという。
そして、消費も凄かったからお洒落を楽しむよりお金持ってる人が人気者になれたような時代だったのかなと思います。学生にとっては人気者になるって死活問題だし、その結果、お金のために援助交際しちゃう闇も出てきてしまったわけで…。
私は当時オリーブ少女でしたので地味でしたが、それでもルーズソックスは履いてたから、当時の同調圧力は凄かったんですよね。
今ってあの時代みたいに、「これを着れば流行に乗れる!」っていうブームが作りにくくなっているのは、もうパッケージで騙されない時代になってきているからなんでしょうね。
逆を言えば、あの頃の私たちは大人の作ったものに踊らされ過ぎてたんだな。
ちなみに「sunny」は篠原涼子さんが主演、音楽担当を小室哲哉さんがされておりました。
篠原涼子さんも小室さんの楽曲でミリオンセラー歌手としてご活躍されていた時期もありましたし、あの時代は華原朋美さんも絶大な人気を誇っていました。
しかしながら、「この人気は小室さんの力だから」と早い時点で歌手活動を見切り、女優という新たなステージでコツコツと経験を積まれた篠原さんは今は主演女優になっている一方で、小室パワーを最大に頼っていた朋ちゃんはなんかちょっと見てられない人生になってしまった…。
点と面。自分の道をしっかり見極めて、それぞれの場所で己の中身を磨いていけば、本当に素晴らしい世界になりますよね。そんな未来が楽しみです。
こんにちは!
お褒めくださりありがとうございます。
Sunnyは前から気になってるけれど、まだ見たことがないです。
でもあのギャルの時代こそ、私の仕事の全盛期でもあったので、私もあの時代への思い入れが深いですね。
ちなみにあの時代(1996年~2004年くらい)までは、東京のギャル情報が地方に持ち込まれるまでに早くて1ヵ月くらいの時間がかかりました。また、雑誌以外の方法でギャル情報が持ち込まれることがなかったので、みんな雑誌の情報を信じるしかないんですよね。だから、雑誌の力が本当に大きかったです。
同じようなことは他世代にも言えて、2004年くらいまでは雑誌とアパレルが連動することで面白いくらいにブームを作ることができました。
ただ、このような傾向が変わり始めたのは同時期に生まれた「前略プロフ」の浸透からだと思います。
ここから高校生たちが地域を超えたコミュニケーションをし始め、mixi・アメーバを経てSNS全盛期時代に入っていきます。
そうなると、面白いようにブームが作れたのはもう完全に過去のこととなりました。雑誌よりも重要な情報がネットで拾えるし、憧れの人のタイムリーな情報もすぐに手に入ります。そうするとメディアの方向性とは違った動きを巷がするようになるんですよね。だから、自分の思った通りには上手くいかなくなります。
私個人としては2008年の段階で、このやり方の商売は終わったと見切りをつけるようになったのをよく覚えています。
情報流通の形が私たちの社会を変えるし、情報で私たちの社会が成り立っているということでもあるのだと思います。
点で捉えれば、どんな社会の荒波も渡り抜くことができるので、点を重視して頑張っていきましょう♪。
話が長くなりましたが、これからも宜しくお願い致します。
お返事ありがとうございます。
プロの方の解説&分析はとても分かりやすいですね。ありがとうございます。
思い返せばうなずけることばかりです。
そうだ、そうだ、雑誌〜!!強かった!!
私たちJKの憧れが全て詰まっていました。
エビちゃんが流行ったのも2004年くらい?
エビちゃんの着た服は即完売とかありましたけど、確かにあれが雑誌とアパレルの最後のブームだったような…??
今はインフルエンサーという存在が代わりでしょうか?でもあの時代のような流行を作る圧倒的な力はない気がします。
sunnyはストーリー的にはさほど面白いものでもないですが、あの時代経験した人なら懐かしい〜!と思える作品なので、よかったら見てみてください。
個人的にはヒステリックグラマーの黄色のショッパーとか小道具が細かくてうひゃー!!!となりました笑
きっとゆりこさんたちが接した元気なJKにまた会えると思います。
ちょっと話がずれてしまってごめんなさい。
これからもそれでは楽しみにしています♪
いえいえどういたしまして。
えびちゃんが流行り始めたのもそこら辺(2004年前後)ですね。
確かにえびちゃんブームが終わった頃から、ファッションブームは起きなくなったように思います。
今は意図的な仕掛けは消費者が見抜き毛嫌いしますから、ブームを敢えて作るのは難しいですよね。
sunnyが気になってさっきyoutube見てみたんですけれども↓これ↓
https://www.youtube.com/watch?v=mbojAIpu3r4
仰る通り、かなりあの時の時代が完全に再現されてますね。
映像だけで「分かるわ~」って気持ちになります。
ショッパーとかも芸が細かいですね。
個人的にはme janeのショッパーがツボりました。
プライムビデオで見れるのかなって検索してみたら見れるみたいだから、今度見てみます。
それではこれからも宜しくお願い致します。