金曜日は「教えて!波動相談室」のコーナーの日です。
こちらのコーナーでは、読者の方から寄せられた質問に、波動の見地からお答えしていきます。
また、波動の見地からお答えするものの、これは私の個人的見解にすぎません。
ですから、これだけが正解ということはもちろんあり得ませんから、「意見やアドバイスの一つ」として参考にして頂き、その上で自らで答えを見つけて頂けたらと思ってます。
どうぞ、この点お含み置き頂きました上、お読みくださいませ。
本日頂いたお悩みは、「東京スカイツリーのロゴカラー」です。
30代女性・dusksnowさん(公務員)から頂いた質問です。
ではまずは相談内容をご紹介致します。
いつもお世話になっております。
ひょんなことから、東京スカイツリーのロゴに使われている色とその説明が意図的に貶められていることに気がついてしまいました。
紫色は江戸紫に、桃色は紅梅色に、松葉色は常盤色に、刈安色はカナリア色に、山吹色は黄金色に、水色は空色に意図的に置き換えられています。
撫子色と浅葱色と藤色は色説明から隠されて、撫子色と萌黄色には勿忘草色が重ねられています。 このことに関わって気になるページを見つけましたので、ご参照ください。
ttp://www.haku-tax.com/blog/2019/06/post-219-684306.html 私とは無関係の方のブログです。
謎解きを押し付けるようでごめんなさい。
東京スカイツリーの呪いをどうしても解きたいので、ご助力くださいますようお願いします。
白磁は中国を隠喩しているのではないかと思っています。 また、ツリーの語源は吊り下げるもの(絞首台)です。
中国資本に侵入されている証拠はないですが、もしそうだとしても撤退させてはなりません。
東武線は東京の東部ではなく埼玉(武蔵野)の東部です。意図的に置き換えられています。 葛飾区以東が切り離されていますし、東武線が利用されて北から吸われています。
とりあえず東京スカイツリーのウェブサイトを見てください。 不躾なメールで大変失礼しました。
dusksnowさんからのご質問にここからお答えしていきます。
また今日のお答えポイントは以下2点とさせて頂きます。
①色校は大変です
②こじつけで幾らでも陰謀論は作れます
この2点に沿ってここからお答えしていきますね。
まずご確認させて頂きたいのが、スカイツリーのロゴですが、dusksnowさんが仰っているロゴというのはこのことで良いでしょうか。
多分このことだと思うので、このことだと思ってお話しを進めさせて頂きますね。
そして、dusksnowさんのお悩みは「本当の色とは違う表現をされていることが疑問に感じている」と言うことでよろしいでしょうか。
そして色が意図的に置き換えられているという疑惑から、様々な思惑を感じ取っていると、私は受け取りました。
ひょっとしたら違うのかもしれませんが、頂いたコメントからはこのように解釈できましたので、このように仮定させて頂いた上、お答えさせていきますね。
では早速お答えしていきます。
色の問題なんですが……
実は、規定された色をそのまま再現するのというは、とても難しい作業なんです。
これを知っているか知らないかで、見る目が変わると思うので、まずこの点を説明していきますね。
たとえば常磐色と言うのは色見本上、以下のような色の掛け合わせをすればその色になることになっていますが……
印刷して上がって来た色のイメージが自分が思うものと異なることは多々あります。
またパソコンでその色を指定しても、他の画面では違った色に見えることがあります。
これは印刷機の性能の違いや癖の違い、パソコンやデバイスなどの性能の違いや癖の違いによってどうしても起きてしまうことです。
現代技術によって、簡単に指定の色には近づけることはできるものの、違いは常に生まれます。また熟練した職人のように必ず同じには仕上がりません。
そのため昔は印刷物を作る時の「色校(色指定した部分が意図した通りに刷られているかを確認する作業)」が非常に重要な作業となっていました。
しかし今は手軽に簡単に何でも印刷できるようになったこともあり、「ちょっとくらい自分の意図した色と違っても良いか」と思う傾向が増えていますので、色味に関して雑になっている感は否めません。
またスカイツリーのロゴの色については、本来の色よりも全て淡いトーンになっているのは否めませんが、日本の文化を歪めるつもりはなく、全体のバランスをみて淡いトーンにしただけじゃないかなと私は思います。
ちなみにこの淡いトーンは単純に透明度を上げて利用しているだけのことで、多分色の配分は同じです。印刷上透明度を上げると、白っぽく淡い色に見えるので、透明度0%のものとは色味が違ってきます。だから違う色に見えてしまうものだと思います。
全体のバランスを見てそれぞれの色を本来の色より淡いトーンにするものの「日本色」という独自の色味を残す形でデザインしたかったのだろうなと、私は思いました。
だから、悪意のある意図があって、色を変換したわけじゃないと私は感じました。
dusksnowさんはこの色味の違いから様々な憶測が壮大に広がったと思われるのですが、先ほども申し上げた通り、今回の事についてはdusksnowさんが心配されるような深い意図はそもそもないと私は推察します。
逆に気をつけた方が良いのは、憶測が憶測を呼び、事実とかけ離れた妄想になってしまうことだと思います。
誰かの意図的な計画は、世の中には常に存在しますが、陰謀論のような形で緻密に実行されていることは少ないと私は思っています。
その場でできることをやった結果、必然と偶然が重なり合ってできていることがほとんどのように思います。
また意図的に行われていることは、憶測を重ねた陰謀論めいた情報よりも、普通に事実を積み重ねた状態から必ず見えてきます。
たとえば中国の資本介入を疑うのならば、スカイツリーよりもまず沖縄の龍柱でしょう。それから北海道などでの土地購入。こちらの方が心配です。
それから、アイヌ法案などにも中国の介入を感じます。
つまり、中国の介入を心配するのなら、探らなくても出てくる表の情報から対峙していった方が良いと思います。また中国人の性格上、介入情報はいずれ全て表に上がって来ますから、表の情報を注視した方が良いと思います。
それから一度陰謀論に嵌まってしまうと「意図的に嵌められている」という思考性から逃れられなくなり、ついつい結論が固まったまま物事を見てしまいます。
これは大変危険なことです。
この習慣によって、物事が余計に歪んで見えてしまいストレートに物事が見れなくなるので、ここを気をつけた方が良いかなと思いました。
ということで、今日の波動相談室は以上となります。
dusksnowさんのご質問に答えられたでしょうか。
どうぞこれからも宜しくお願い致します。
また来週の相談室は、ネリさんから頂きましたお悩み、「ネットで知り合った人が突然豹変した」を解説したいと思います。
それではまた来週お会いしましょう♪
こちらのコーナーでは皆さんのお悩みを受け付けております。
ご相談がある方は、下記リンクの「相談室ポスト」からご投稿ください。
↓相談ポスト↓
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竹久さん、こんにちは。
割り込む形になりますが、私は印刷所に勤めていますので、そちらからの説明を書いてみます。
印刷で使う色は、プロセスカラーと言う色で、 Cシアン、Mマゼンダ、Yイエロー、Bブラックの4色を使います。
これが基本色で4色の網を掛け合わせて色を表します。
例)YとCの網を掛け合わせて緑色を表現。
4色なので、使う刷版は4枚になります。
スカイツリーの色を忠実に再現できない理由ですが、印刷では4つのインクと4枚の刷版を使う為、少しの見当のズレやインクの盛り具合、紙へのにじみ具合で色の出方が変わります。
印刷所側としては、なるべく見本に近い所から納本と言う見本をお客様に渡しますが、それでも4色の掛け合わせだけで、日本の伝統色を忠実に再現は無理ですね。
ただ、色を忠実に再現する方法が全く無いわけではありません。
それは、特色練りインクと特色用刷版を使う事です。
日本の伝統色というカラーチップ見本に合わせて特色を作りますが、スカイツリーは7色なので、刷版も7枚必要です。
つまり何が言いたいかというと、基本のプロセスカラー+7色となり、それだけ印刷代が高くなると言うことです。
特色インクは特注なので、プロセスインクより割高ですし、印刷にそこまで予算かけたら、逆に都民から税金の無駄だと叩かれますね。
そして印刷のために紙や刷版もそれだけ使うので、資源の無駄だと思います。
相談者さんに少しでも納得して頂けたら幸いです。
こんにちは!
めちゃくちゃ詳しい解説ありがとうございます!
現場を離れて久しいせいか「特色」という言葉に、懐かしさを覚えました。
特色使うと仰る通り、版も変えなきゃいけないから滅茶苦茶お金がかかりますよね。
私の会社は、印刷代の事情もふまえて、特色は使わない方向でずっとやってましたよ。
ですが、最近はそういう諸事情を考える現場すらないので「特色」という言葉すらすっかり忘れていました。
頂いた言葉で懐かしい記憶が一気に蘇ってきました。
教えてくださり本当にありがとうございます。
これからも宜しくお願い致します。