昨日の話の続きです。
「海外の戦争は主にビジネスとして行われているけれど、日本はそうではない」と書いた具体的な理由を明記し忘れたので、追記しておきます。
とにもかくにも、私たち世代が現実認識を大きく見誤る要因の一つに、過去の時代の戦争の要因を大きくはき違えていることがあるなと、私は思っています。
ちなみに私も物心がついて30年以上、学校で教えられたり、またマスメディアで盛んに伝え続けられてきた通りに、「日本は自国の利益の為に、隣国を侵略し戦い続けてきた」とずっと思い込み、その史観の中であれやこれやと考えていました。
だからこそ、「沖縄基地反対!」と言うような、左派メディアの主張そのまんまの言動を繰り返す事ができていましたが、これって今思えば変な脳回路の末に起きてることなんですよね。
ちなみにあの頃の私の脳回路はざっくりこんな感じでできていました。
「武器を持つ」=「戦争準備」=「戦争」=「侵略」
軍事の大前提は侵略ではなく「防衛」や「抑止力」であるという、当り前の事が分からないからこそ、また「他国や隣国こそが、日本を侵略しようとしている」認識が欠落しているからこそ、おかしな論理の中に入り込み、おかしな論理の中で打開策を探し続け、さらにおかしな論理だからこそ、問題が解決せずさらに問題を積み重ねることになっていたのだなと、今は分かりますが……変な脳回路の中にいると、全くそこに気がつけません。
だから、先祖が戦った理由も「自己利益」という非常にお粗末な解答にしかならないのですが、本当は「自国に拘らない全体利益のための自己犠牲」であったと私は考えています。
だからこそ、日本が本気を出した後は、見事に秩序が変わることになっているのだと思います。
明治維新から去年で150年の月日が経ちました。
この150年間は、半分の月日は戦争ばかりで、半分の月日は全く戦争から目を背けるという両極端な時間を過ごしています。
今年で敗戦から74年の月日が経ちましたから、今生きている世代のほとんどは戦争の実体験がない訳ですが、逆の77年間は、戦争の実体験がない人の方がいなかったんですよね。
明治維新という内乱から始まり
日清戦争
日露戦争
第一次世界大戦(日本は連合国側で参戦)
盧溝橋事件から、満州事変となり、そして日中戦争
さらには、第二次世界大戦と……とにかく戦が続く時代でした。
私たちは学校で、日本の戦は「侵略」と教えられていますが、祖先がざっくり1世紀をかけて戦い続けてきたのは、白人社会の脅威です。
それから、有色人種の人権回復であり、アジアの植民地の解放です。
このような戦は、日清・日露から始まり、第二次世界大戦を経て、終焉を迎えることになりました。
日本は大傷を抱え、その後遺症で今も多くの国民が苦しんでいますが、それでも地球全体では白人による横暴無人な侵略の時代は終焉することができました。
かといって、それで全てが解決とは行かず、その間に生まれてしまった新たな脅威の中に世界全体が飲み込まれることになってしまったようです。ざっくりこの1世紀はそれに浸かってしまった時代だったように思います。
ちなみに世界全体が飲み込まれてしまったのは、共産主義を中心とした全体主義です。
共産党員以外で、自分自身が共産主義思想だなんて思って生きている人は、ほぼほぼ皆無だと思いますが、以前アダチル本で書かせて頂いた通り、みんな知らず知らずのうちに「共産主義思考」の中で生きてしまっていると私は思っていますし、日本の戦後教育なんて、共産主義思想が知らず知らずのうちに植え付けられるしくみになっていると言えます。
↓アダチル本↓
だからこそ、私たちは「国家観」というものが分からず戦争を否定し、気がつけば共産党と共鳴するような考えを身につけてしまうのです。
でなければ、「れ新」のような共産党よりも左としか言い様がない主張に恍惚する人が量産されるはずもないでしょう。
ちなみに次に、日本が本気を出すときの秩序転換のポイントは共産主義だと思ってます。共産主義秩序の終焉だと思いますが……っていうか、完全にもうこれ始まってますよね。
ぶっちゃけ、最近既に今「第三次世界大戦の中にいるんじゃ?」って思う事が増えてきています。
その理由を書くと長くなるので、別記事にします。
それではまた!
■■■■お知らせ■■■■
来月9月21,22日に野外合宿企画を立ち上げました。
↑ご興味ある方!一緒に野外学習しましょう↑
■■■■■■■■■■■■
変化が大きい今の時代にオススメの一冊です☆
書籍情報はこちらから→ほんの少し見方を変えたら~ようやく本質に戻れる時代の中で~
電子書籍は半額以下のお値段で購入できます。
↓電子書籍はこちらから、縦書きと横書きがあります。
【縦書き】
【横書き】
View Comments
はじめまして
最近こちらのサイトを知り、少しずつ読ませていただいています。
体系的にまとめてくださっているおかげでマスコミや野党や韓国、偽スピに対する違和感の正体がやっと掴めるようになりました。
ただ今回一つだけ気になったことがあって、本筋とは全く関係ないのですが第一次世界大戦は日本も参戦しています。連合国の一員としてドイツと戦ったはずです。
ドイツ人捕虜と日本人の交流を描いた映画「バルトの楽園(がくえん)」が好きなのでおススメさせてください。
それでは失礼いたします。
はじめまして。
お読みくださりありがとうございます。
それからご指摘ありがとうございました。
そうだ!!なんか第一次世界大戦ってヨーロッパ主体というイメージが自分の中に強すぎて、いつの間にか参戦してないことに情報が切り替わってました(>__