日本人が戦うとき、他国の人が戦うとき、その理由は「180度違うと言えるほどのものだな」と最近は分かるようになってきました。
私は30代後半になるまで、24時間テレビのように「愛は地球を救う」と思っていましたし、「平和を祈れば、平和になる」と思ってました。
一方で、戦争というものには嫌悪感しか覚えず、見向きもしない日常を送っていました。
しかしある時、それが如何にお花畑な発想であったかに気がつき、自分なりに勉強し直す日々を送るようになったわけですが……あまりに学校で習ってきた認識と事実はこうも違うのかと、一時は落胆する思いばかりを抱えていましたが……
過去を否定するのではなく、向き合うことが如何に大事なのかにも気づかされるようになりました。
否定しているということは、学校で教えられた認識の中に自分もいるということ。その間中は、その洗脳から抜けられないのです。
そして、洗脳の中にいる間は、結局の所、事実を見誤り、選択も見誤ることに繋がっているのです。
12年もかけて勉強した挙げ句、ミスリードを積み重ねる習慣を植え付けられるなんて、たまったものではないですが、これも敗戦国の痛手と思えば、甘んじて受け容れなくてはならないペナルティなのかもしれません。
ただ、それでもなおきちんとした事が学べる環境があるだけ、私たちは有難いのかもしれません。
中国や朝鮮に生まれたのなら、もっと間違った教育をされているはずなのですから……。
まぁこのような時を経て、私もいつからか、過去の戦争についても冷静に見直せるようになり、なぜ戦争が起きたのか、先祖は戦わなければならなかったのか、ひしひしと理解できるようになりました。
ようやく理解できるようになって、「戦争」そのものについて、あまりに間違った認識で何十年も生きてきたことに気がつき、そして、「間違った認識」でいるからこそ、何もかも誤った見方の上の、誤った言動に繋がっていくものだと痛感するようになりました。
私たちは概ね戦争は「日本が他国を横暴無人に侵略し、日本の利益を拡大するためのもの」と教え込まれていると思います。
そして、そんな事をしたのは「世界で日本人だけ」とも教え込まれていると思います。
だからこそ、「原爆は落とされた」とも思っているとも思います。
これが私たちの認識の間違いの基点です。
はっきり言って、事実は真逆です。
私たちの祖先ほど、平和を愛した人たちはいなかったし、平和の為に戦った人もいなかった。
逆に他国こそ、「自国の利益のために世界中で横暴無人に侵略を繰り返していた」のです。
この認識が真逆になっているからこそ、私たちは現実の認識を常にミスリードし、ミスリードした上でのミステイクを積み重ね、そして社会全体が不安定になっています。
逆にミスリードの基点となる認識を見直せれば一気に視野は広がり、不可解だったことは勢いよく解消されていきます。そして、世の中は分かり易い構造で動いていることも見えてくるようになるはずです。
世界中で起きている戦争のほとんどは、ビジネスです。偽善に満ちた言葉で覆われていることがほとんどですが、実態は個人の利益の為に行われています。国ではなく、個人というのがポイントです。戦争産業の在庫整理なんかのために行われている戦争なんてものは、まさにそれに当てはまるものですが…日本は違います。
日本は危機を回避したり、身の安全を守るために戦となります。
多くの国々が行っているビジネスのための戦争など、古の時代から一度もしたことがないのではないのかなと、私は思っています。
また、そういうDNAが育まれているからこそ、世界の認識とのずれが生じやすい部分もあるんじゃないのかなと思います。
つまり、日本人が「今こそ戦わなくては!」と思う時は、常に「お金」ではありません。
「このままだとヤバイ!」と思って、だいたい戦い始めるのです。
そこにあるのは、「これからの日本」です。ですから、自己利益などないのです。
この先の未来を考えて、誰もが犠牲になって未来に命を紡ぐことを考えるのです。
このような考えの上にある思想と、他国のように「戦争でお金儲け」と考える思想はことごとく違います。
そこに気がつかないまま生きているから、陰謀論に嵌められやすい人が多いのかなぁなんて思ったりしてもいます。
きちんと戦争と向き合うと、陰謀論ほど馬鹿馬鹿しい思想形態はないなと思うし、陰謀論は常に海外由来のプロパガンダだなと思えるようになるとも思います。
それから、女子こそ、きちんと戦争と向き合った方が良いと思います。
なぜいつも男子が戦い、女子は安穏の地にいられたかも含めて、きちんと向き合うと、世界が広がると思ってます☆
それではまた!!
■■■■お知らせ■■■■
来月9月21,22日に野外合宿企画を立ち上げました。
↑ご興味ある方!一緒に野外学習しましょう↑
■■■■■■■■■■■■
変化が大きい今の時代にオススメの一冊です☆
書籍情報はこちらから→ほんの少し見方を変えたら~ようやく本質に戻れる時代の中で~
電子書籍は半額以下のお値段で購入できます。
↓電子書籍はこちらから、縦書きと横書きがあります。
【縦書き】
【横書き】
View Comments
いつも為になる記事をありがとうございます。
私が小学生の頃 「人間が生きている理由って何?」と母に疑問を投げかけ、話し合った結果 自身でたどり着いた答えは「子孫を残す為」でした。
現在アラフィフで独身、私自身の子孫は皆無ですが質問の内容が「私」の生きている理由ではなく、「人間」の生きている理由ですので、まぁ「見過ごしていいのかしら(ーー;)」と自己防衛してます。すみません。
それはそうと、TOM☆CATさんの「FENCE」はご存知でしょうか。その中に「ああ信じよう 力及ばずに僕らが倒れたとしても やがてやってくる君らの時代の確かな礎になろう」との歌詞があります。歌詞全体は甘酸っぱい青春時代のことを表現していると思うのですが、この部分が大好きで、この曲を聴くたびにアラフィフで独身だけどちゃんと次の世代の人たちの為の礎として毎日をコツコツと生きていたいなぁって思います。
おはようございます。
私も同様の見解を持っています。
今は「自分の為に生きる」という考え方が主流ですが、そもそもは「紡ぐ」ために生きているだけであり、「バトンを繋ぐため」に生きているだけだと思ってます。
日本では「国」を「国家」と呼びますが、それは、国全体が家族という考え方の上に生きているからなのかなと思うようになり、そのような思いを自分の中に入れたら、自分自身が子供を産んでいない事はコンプレックスではなくなりました。
子供を生んでいないからこそ、紡ぐためにできることもあるはずと思えるようになり、自分のできる範囲の中でできることを探せるようになりました。
TOM☆CATさんで頭に浮かぶ局は「ふられ気分でROCK'N ROLL」で「FENCE」は今日初めて知りました。聞いてみたいなと思って今聞いてみましたが、私のイメージとはすごく違ってびっくりしました。それからイントロの雰囲気とかも、川嶋あいちゃんの曲っぽくてびっくりました。個人的に川嶋さんの曲が好きなので、TOM☆CATさんに今までにはない親近感を覚えました。
教えてくださりありがとうございます。
お互い精進して参りましょう。