参議院選挙後、毎日話題に事欠かないN国党。
賛否とかの以前の話として、私はこんなこと思ってます。
本当に話題に事欠かないN国党。
当選直後から「多数派工作」を掲げ、丸山議員を取り込み、さらには渡辺喜美さんと会派を結成。
さらに最近はマツコさんに喧嘩を売り、生番組の後ろで抗議活動をするという過激派と受け取られても仕方がない行動までしております。
マツコ側、N国・立花党首に“反論” 動揺も降板も「全くない」
巷の会話はそんな立花さんの行動が「正しいか、正しくないか」という事に行きがちですが、どちらに意見であっても、結論から言えば、全て立花さん有利にはたらいてしまうでしょう。
以前、DaiGO君が立花さんの戦略性を見抜いて、こんな動画を上げてましたが……↓
仰る通りだと思います。
また、KAZUYA君は以前よりN国をプロレス的観点で考察しておりますが
これも仰る通りで……
N国に対しては二元論ではない別の軸で観察することが大事かなと私は思ってます。
ちなみに私は、N国を見ていると単純に「ドラクエみたいだな」と思います。
良くも悪くも話題に事欠かないN国。
N国が多くの人の関心を集めてしまう一番大きな理由は、日本の巨大利権に立ち向っている構図の分かりやすさと、この目的からぶれない所にあると思います。
それからなんやかんやで美辞麗句な綺麗ごとで塗り固められる政治の世界において、泥臭さを前面に押し出しているのも親近感を抱きやすい構図になっていると思います。
こういう分かり易い構図の中で、目的を着実にやり抜くためのアイテムを一つずつ手に入れていっている様も、見ている側にはゲームを感覚を与えると思います。
次は何が起こるんだ!というドキドキハラハラを絶やすことなく、一歩ずつ巨大組織NHKと戦える自分になるために戦闘能力を上げていく。
こういった部分に私はRPGっぽい側面を感じてしまいます。
そして、彼の活動がRPGっぽいゲーム性を帯びていることが、人々の興味を惹き付ける原動力の一つになっているのではなかろうかなと、私は思います。
中にはこのブームに乗って、立花さんの事を教祖的な立ち位置で見始めて、「立花がやってることは何でも正しい」というカルト性を帯びた空気感が醸成されやすくなっており、そうなると党としては危険だと思います。
ただ、こういう風になるギリギリの所まで煽って、別方向に行くんじゃないかなと思ってます。
今回のマツコさんの件も自ら最初から売名行為的なこと言ってますものね。
彼の目的は数字を持っている人に噛みついて、自分の数字を上げること。
こんな思惑があったことを公にした上で、「敢えて炎上を狙うためにTV局で抗議活動をするのはどうか」という意見はあって当然です。また、彼のあの行動を否定する人の方が普通に考えて正論だと思います。
ただ……どちらの意見に傾いたとしても、彼にとっては、おいしいわけです。
つまり、経験値を稼いでレベルを上げる行為でしかないのですよね……こうい部分がRPGっぽいなと私は思います。
彼の今回の行動を受けて、「N国最高」と狂喜乱舞している人たちはそれはそれで残念だなとしか思いませんが、否定する人の中には、「彼の真似をして同じような嫌がらせをする人がでてきたらどうしよう」と思う人もいるのではないかなと思います。
ただ、立花さんが今回したことって、良いか悪いかで言えば、卑劣な手段と言えますが、ぶっちゃけ左翼の常套手段だと思いますよ。ただ表だってやってなかっただけで……。
ですから、良くも悪くもこういうことが表立つ形になっていることが、世の中の良い意味での進化だなと思ってます。
ちなみに左翼には表と裏で3つずつの常套手段がありまして↓
表の工作パターンはこの3つです。
①ありもしないデマを軸に、被害者意識を焚き付ける
②正義感満ち溢れる自己の演出
③権力を倒すことで希望的な未来が生まれると想像させる
裏の工作パターンはこの3つです。
①恫喝と恐喝
②嫌がらせ
③資金提供
これを見て分かる通り、立花さんの工作は表の3つの工作を駆使しています。つまりは、ファシズム的要素やヒットラー要素も溢れているのでそこに嫌悪感を感じる人も多くいることでしょう。
ただこういう思考性に陥った場合、普通は裏の工作を表に出さないものなのです。
しかし……いわゆる裏でやられていた①恫喝と恐喝と②嫌がらせを、正々堂々と表でやりよったのですよね。
そこが新しいよなと私は思ってますし、今までの左翼的ポピュリズムとも違うよなと思ってます。
とはいえ、立花さんが今回マツコさんにしたことって、ぶっちゃけ関西生コンの①恫喝と恐喝と②嫌がらせと差違ないんじゃないかと思います。
そういう意味で「良いことしたね!」とはとてもじゃないけれど思えません。
かといって、誰かが一点突破しなければ、こういった嫌がらせの事態が表立つこともありません。
繰り返しますが、こういう嫌がらせは今まで影に隠れてこっそりながらも激しくやられており、ずっとあったことです。
そして、立花さんのプロレス性を帯びたシナリオによって、影でやられていたはずのことが表にでてきたのです。
この表に出すという行為が、新しい時代の創出には何より必要なことだと私は思うので、手法が良い悪いという観点ではなく、そもそもあった事が表に出るようになったことが、時代の切り替わりだよなと、単純に私は思っています。
ということで……
最初に書き始めた内容と終わりの結論は随分ずれちゃったけれど、私個人の観点としては、RPGっぽさに面白みをどうしても感じやすいところと、時代の切り替わりを非常に分かり易く演出してくれるところが有難いなと思ってみています。
ではまた!
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View Comments
左派が左派を倒しに行く時代に入ったってわけですよね
彼は時代が違ったら、右翼の街宣車に乗ってたでしょうし
ただ、マツコさんが可哀想っていうのと
左派を叩いてる2ch(5ch)民が「やってること左派じゃん」
ここを指摘しないで、彼を支持していることに気持ち悪さを覚えます。
NHKさえ倒せれば、やってることが左派でもそこは気にしないんだなぁーと
表に出てやっちゃうって時点で
彼は左派としては優秀でも何でもないんだろうなぁと思うます。
NHKでのし上がれないから嫌がらせするになったんでしょうし。
上手く、荒らすだけ荒らして実態を世間にさらして、
NHKがぶっ倒れたらフェードアウトして欲しいかなぁと
まぁ、こういう人って自分は利権側じゃないといいつつ
利権作るんだろうなぁって思いますけどね
こんばんは。
れいちゃんが指摘した部分も戦略として入った上でやっていると思いますよ。
そして、その後は今の段階で分かるものではないし、少なくとも結果が出ていない団塊では彼の言うことは本音であるとして対処した方が、問題全体が見やすいと思いますよ。
二元論や陰謀論の観点に囚われていると、結果策略に嵌まるだけじゃないのかなって私は思います。