今まで全国的な知名度など全くなかった大村愛知県知事。
あいちトリエンナーレの下劣な事態を受けて、いきなり全国区になりました。
そうなったと同時に、県民の多くも気がついていなかった大村愛知県知事の本性がどんどん顕わになっているように思います。
前にもお話しした通り↓、
【愛知県外の皆さんへ】なんで県民は大村知事に投票してしまうのか説明します。
愛知県知事選は共産党との2択しかないため、積極的に大村さんを支持している人は、そもそもそんなにいないと思うのですが……今回の件を受けて積極的に大村さんを嫌いになっている県民はもの凄く多いと思います。
その理由はもの凄く簡単で、知事としての責任感がこれほどまでになかったのかという事が露呈され続けているからです。
最初は強気の被害者ポジションを取り、しかしながらその発言が冷静に論破され、さらには世論の反感が出るや否や、一気に逃げのポジションを取る。
彼の行動に「責任」という二文字は皆無です。
逆に「責任回避」という四文字になると、全ての行動がこれに当てはまるのですから、県民として大いにガッカリしてしまいますよね(>_<)
「表現の不自由展・その後」に批判が殺到した時、またそれを受けて開催を中止をすることを決めた時、大村愛知県知事は、好戦的でありながらも被害者ポジションを作り出そうと一生懸命でした。
「検閲禁止を定める憲法21条に違反する行為だ!」と名古屋市長を糾弾しながらも、「テロ予告があったから」と言って展覧会を中止することにしましたが……その後すぐにテロ予告をした犯人は捕まりました。にもかかわらず、なぜか展覧会は再開されません。
県知事自ら「表現の自由」を訴えるのであれば、再開するのが筋と言えるのですが、一連の行動には全く筋がなく、彼の言論はとにかく自己保身ばかりです。
ちなみに、昨日の会見では「全ての責任は津田にある」と言い放ちましたよ!
【動画あり】大村知事「津田芸術監督が全責任を持ってる、中身は芸術監督の責任」
20分35秒ごろから該当部分始まります。
「芸術の中身については津田芸術監督が全責任を持ってる」
「知事は全体の安心安全、円滑な管理・運営、予算を見る」
「中身ついては芸術監督の責任で仕切ってもらう」
とのことででして……中身の問題は私に関係はないということでしょう。
さらに、この動画の22分50秒からはさらに問題と言える言葉がでました。
↓これです。
「私が知ったのが6月中頃この内容で本当にやるのか?と 津田氏には様々な要求を何度もした。 この展示はやめてくれ、実物じゃなくパネルにしてくれ 写真は撮らせず見てもらうだけにしてはどうだとか 強い要望、希望は何度も言ったんです! でも憲法21条があるのでそれ以上は突っ込めなかった。」
知ってたんじゃん!知っててやらせたのに、全責任は津田っていうのはおかしいんじゃないかと。
さらに言えば、憲法21条の意味合いも当初とは異なってきています。
そもそも検閲というのは、表に出さないことを言います。
詳しくはこっちの動画で↓確認を↓
先ほどの会見で使われた検閲の意味と中止の際に言い放った検閲の意味は全く違いますが、どちらも知事の自己保身のために使われているのは一緒です。
それから愛知県知事は最近一部のTwitterを消したそうなんですよね。
具体的に言うとこのtweetなどが消されたそうです。
変ですよね~。。。。。
本人曰く消した理由はこういうことらしいです。
①最近、私は過去のツイッターの一部を削除しましたが、これは
愛知トリエンナーレの展示の一部中止の件と関係のないお知らせの関係者に対し、同件に関する書き込みがなされ、ご迷惑をおかけする事態になったため、やむを得ず削除したものです。
ですってよ。
あいち大村知事、ツイッター削除の理由を説明→再炎上wwwwwwwwww
自分のしていることが間違っていないというのなら、正々堂々とすりゃーいいのに、いちいち逃げる知事。
こんな風に逃げるのではなく、正々堂々と言論で戦いなさいよって思いますよね。
たとえば、DHCテレビみたいに。
【強すぎw】DHCテレビ公式が韓国に反論「どこが『嫌韓的』『歴史を歪曲』か具体的に指摘してみろ」つえぇwwwwwwwwww
↑こんな風に、どこが悪いのか具体的に指摘してみろと言って、積極的に話し合う姿勢を持てばいいのに、やっていることは全部真反対。責任転嫁と自己保身ばっか。
愛知県民の多くも同じような気持ちを抱え呆れているのではないのでしょうか。
大村愛知県知事のダブスタ自己保身の舞を見ていれば、がっかり以上に呆れる人は沢山いるでしょう。
そのためネットでは「愛知県民、早くリコールしろよ!」なんて声もちょいちょい見かけますが……
選挙今年の2月だったんですよね……。
リコールは一年経たないとできないので、今はできないので悪しからずご了承下さい。
知事が辞職するか否かですが、こういう自己保身の人って、大概辞めないからよっぽど辞めないで厚顔無恥で仕事し続けるのだと思います。
まぁ、私たちが選んだ人だから仕方ないとはいえ、もうこんな無責任な人が知事になるのは、これっきりにしたいです。
■■■■お知らせ■■■■
来月9月21,22日に野外合宿企画を立ち上げました。
↑ご興味ある方!一緒に野外学習しましょう↑
■■■■■■■■■■■■
先週発売させて頂いた紙書籍がPOD出版社の新刊ランキングで2位になりました。
皆さんのおかげです。
いつもありがとうございます。
ご興味ある方はこちらからご購入ください。
書籍情報はこちらから→ほんの少し見方を変えたら~ようやく本質に戻れる時代の中で~
電子書籍は半額以下のお値段で購入できます。
↓電子書籍はこちらから、縦書きと横書きがあります。
【縦書き】
【横書き】
View Comments
こんにちは。ご無沙汰しております。
大村知事って憲法知らずに知事をされているのかな?と思っていたら東大の法学部卒なのですね。クラクラしました。
ちょうどお盆休み中に憲法の判例を読み直す機会を持てているので、ゆりさんやこちらの読者様はご存知の方も多いと思いますが、検閲とは以下の条件に「すべて」当てはまるものってことで、最高裁がなんと言ってるかご紹介しますね。
検閲とは、
『行政権が主体となって、
思想内容等の表現物を対象とし、
その全部または一部の発表の禁止を目的として、
対象とされる一定の表現物につき網羅的一般的に、
発表前にその内容を審査した上、
不適切と認めるものの発表を禁止すること』
です。
(昭和59年12月12日の最高裁判例)
たしかに河村市長は行政の人だけど、検閲だなんだと騒いでる大村さんは、河村さんのさらに上の行政の人。企画チーム内での行政VS行政の対立、ようはただの内輪もめ。
そして、発表前の審査などではないし、発表禁止にもならずに発表されたからこそ、大問題になっているんですよね。検閲の定義にかすってすらいません。
そして憲法第十二条は、憲法が保障する自由と権利(表現の自由含む)は、国民の不断の努力により保持しないといけないし、濫用しちゃ駄目だし!常に公共の福祉のために利用する責任があるんだよ!(=他人の人権にも配慮しろ)と言っています。
私は日本国憲法はチャラチャラして芯がなくて嫌いですが、国民が自分の住まう国に誇りと自信を持ち、憲法に日本人の魂を吹き込めば、それなりのものになるのではないかと思っています。
今回の件について、私が初めて法律を教わった先生も「表現の自由にとって由々しき自体」と言っていて、いかにメディアや教育による洗脳が深いか、護憲派がどこまで深い考察を持って改憲反対を主張しているのか、リトマス試験紙となるような事件だったな〜と思います。
さとこさんご無沙汰です。
そして、分かり易い解説ありがとうございます。
私ではここまでの解説ができません。専門家だからこそできる解説!本当にありがとうございます。
私は今回の事があるまで、検閲の定義がかなり曖昧だったのですが、しっかり理解できる機会になりました。
私が問題だとと最初に思ってのは、検閲の定義以前の問題として憲法持ち出すなら、第一条をまずはしっかり守るべきだと思いました。しかし、その一条に書かれていることを冒涜することを行政が許した上に、憲法反論というのがただただ残念に思いました。
っていうか……大村知事って、東京大学法学部なんですか……。ますます残念な気持ちになりますね。
報道洗脳って本当に怖いですよね。
情報の持つ洗脳の深さに気がついてくれる人が増えるといいなと思います。
それではこれからも宜しくお願い致します。