はっきり言って、日本の議論の土壌は腐っていたと思います。ここ何十年も腐っていたと思います。
ただ、こういった日本において、まともな議論ができる土壌が取り戻せつつあることは、何とも感傷深く、また素直に嬉しいなと思います。
はっきり言って日本の議論は、この何十年も不毛なことを重ね続けていたと思います。
両論併記や相手の言い分を聞くとか言う大義名分のために、全く出鱈目としか言いようがないことが議論の中心となり、そして世論が出鱈目に引っ張られていくということが繰り返され続けていました。
これほど不毛な時間とお金の無駄遣いはあったでしょうか。
出鱈目であることを議題にして討論した人には大きな処罰すら与えてしまえばいいと思うけれど、そんなことはもちろんできません。
なぜなら、出鱈目の出どころの大概がマスメディアだからです。
出鱈目に対して正論を言うと、マスメディアからの制裁が、至極真っ当な事を言っている人に突き刺さります。
ですから、言った人は瞬殺される訳ですし、その上マスメディアは出鱈目を事実化して自分の都合の良い言論空間や世論を育成するように動いてばっかりなので……当然議論は空洞化になり、不毛化していくわけです。
ここ最近でも、モリカケ問題、慰安婦問題、靖国参拝問題、女性宮家設立などなど、大概の事は議論の土台が不毛なことから始まり、そしてメディアにとって都合の良い印象操作だけを重ねて、不毛なものへと変化していくということが続いていたなと思ってます。
さてさて本題。
先週行われた地方選挙で大躍進を果たした「NHKから国民を守る党」
「NHKから国民を守る党」統一地方選で躍進した理由を代表が分析
賛否両論ある政党ですが、私は指示しています。
その理由は、NHKの異常性について多くの人が認知する必要性がまずはあると考えるからです。
ただし、この政党が違法なことを推進することになっていることは、確かに問題だと思います。このような点について、先日のabemaTVでノビーも反論されてました。
また足立議員も反論されてました。
お二人の言っていることは至極真っ当な正論だと思います。
ただ一方で、その正論の上では絶対にNHKの牙城は崩せないだろうなと思っています。
だって、メディアに逆らうという事は、つい最近まで人生が終わることと同意でした。政治家であれば、政治家生命を絶たれることもあるでしょうし、そういう恐怖が現場には漂っていると思います。
そしてNHKの経営は国会承認をして行われているものなのですから、ある種NHKの人質になっているとも言える普通の国会議員の感覚ではなかなか反論しづらいことの方が多いんじゃないかなと私は思っています。
っていうか、この何十年も日本の民意というのは、明らかにメディアの意向で作られてしまっていたと言っても過言ではないなと思うんです。
だから、極めて色物の政党ではあるけれど、その活動の意義はあるとやはり思うのです。だから、私は今の段階で「NHKから国民を守る党」の活動を支持していますが、先ほども申し上げた通り、この活動は法的な問題点があるのは言わずもがなです。
議論では、こういった軸で意見が交わされることになるのですが、日本の議論の場で、「両方とも正論なんだけれども……」という形で、賛成意見と反対意見が交わされることは、今までほとんどなかったかなと思います。
そして、ようやく「両方とも正論なんだけれども……」という形の議論が、展開される芽が出てきたことが私は素直に嬉しいなと思っています。
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