【時代を経ても】人間の在るべき姿は変わらないのだけれども……

新しい一万円札のお顔となる渋沢栄一さんの「論語と算盤」を読みました。

 

図書館で借りるつもりでしたが……

先日、新一万円札のお顔となることが決まった渋沢栄一さん。

紙幣刷新へ 1万円は渋沢栄一、5000円は津田梅子

このニュースが巷に流れてすぐ、読者の方が「論語と算盤という本がとても良い」ということを教えてくださいました。

私はこのニュースが出るまで、そして読者の方が「論語と算盤」を教えてくださるまで、全く渋沢さんの事を知らなかったのですが、

頂いたコメントを読んで↓

渋沢栄一さんは、私も尊敬する人に教えていただきました。
その人は「貧しかった日本がどうやって、こんなに豊かになったのかは、こうした偉人たちがたくさんいたおかげなんだよ。でも、日本の教科書はその事実を、特に明治維新以降の日本の近代化については、隠そうとしているんだよ」と仰っていました。

渋沢栄一氏の著作「論語と算盤」は本当におススメです。
若かりし頃、就職活動をしていた時に、「金儲けをことと、社会にとって良い人であることは両立しないのではないか?」と悩んだことがありました。
当時はまだ青臭かったので笑、お金儲け=情を切り捨てないといけない、というイメージがあったんです。
そんなイメージを良い意味で覆してくれたのがこの本でした。

この本の中で今でも印象に残っているのは、「己の利益だけを求めるのは、改札に我こそはとみんなが押しかけるようなものでうまくいかない、みんながお互いに譲り合えば、改札はスムーズに通れ、かえってうまくいくのだ」というような文です(うろ覚えなので文章はだいぶ意訳ですが)

本当にオススメですし、渋沢栄一氏について書かれた本もありますので、もしご興味があればぜひご一読くださいませ。

 

すぐにでも読まなきゃという気持ちになり、翌日図書館に行きました。

が……、一万円札のお顔になった瞬間から予約が殺到した模様で、前日図書館の貸出状況を確認した際には、まだ図書館にあると出ていたのですが、行ってみたら既に27人も予約していて借りるのを諦めました(^^;)

そして児童書として置かれていたコチラをまずは借りました。

これが本当に良いできの児童書でしてね、大人であっても心が洗われる本でした。

だから、原文(と言っても現代語訳)をちゃんと読みたいと思って、

こちらを購入しました。

訳者である守屋 淳さんのお人柄もあるのかなと思うのですが、本当にとても読みやすく、すらすらと渋沢さんの言葉がこちらに入ってくる書でした。

そして、明治の時代の問題点と今の時代の問題点は相変わらず変わらないのだなという思いも滲ませましたが、一方で時代変わったとて、人の生きる本質は変わらないのだなと改めて思いました。

そして、この本を読みながら私は松下幸之助の「道をひらく」が頭を過ぎりました。

私がこの本を読んだのはかれこれもう5年前。

その時に私はこのような↓感想を持ち合せました。

言ってることは、分かるけど。。。。①

私たちはその大師とも言える方々の言葉が分かっていながらも、、実行できないというもどかしさの中に生きているのではないかと、思うのです。

先の記事にも書いたのですが、この世の中には、「幸せになる」ことを目的とした本は山ほど出版されているのです。

しかしながら、その本が出版されなくなる日が来そうな気配は感じられません。

それは、私たちの中にある何かが、恒常的に感じられるはずの幸せを阻害するが故、日進月歩にもほど遠いような、幸せと不幸のイタチごっこみたいな事が個人の中で起きているのでしょう。

その何かを追求していった結果、私は個人の中にあるエゴという存在がその方向性を阻害しているのだと認識しました。だから、その阻害の要因となっているエゴのメカニズム(作動反応)が分かれば、理解の後に生じる行動が阻害されなくなるだろうと。。。。

そして、時代の変化によって、昔の方のが得やすかった「エゴ解除」の方法が、世の中の変化によって、しづらくなっていると。

言ってることは、分かるけど。。。。① より

 

実はこの時なんですね。

大ざっぱに分かってきたエゴのことを本格的に解明しようと思ったのは。

そして、翌年書き上げたのが地球攻略ガイドBOOK

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今の私は、渋沢栄一さんの言葉がすーっと心に落ちて、なんの躊躇いもなく反論もなく、そして実践に抵抗もなくあるがままに渋沢さんの言葉を受け取ることができ、5年前に松下幸之助さんの本を読んだ時に感じた明治と現代の温度差を自分自身が感じにくくなっているのですが、

現代の問題点はやはり、「分かっていても実践できない心持ちのほぐし方」をどうするかだと思います。

 

5年前は私自身がその温度差を直撃していたので、ありありとその違いを表現できていたはずなのに、乗り越えてしまうとその温度差は必ず分からなくなっていくものなのだなと思います。

 

でも問題点は常にそこにあるように思うので、次の本では過去に自分も抱えていたジレンマの部分にもきちんと焦点を当てて書き上げたいなと思っています。

 

なんだか、話がずれていきました(^^;)

すんません(^^;)

論語と算盤はめっちゃ良い本です!

是非読みましょう♪

 

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2 件のコメント

  • 同じ言葉でも、受け取り手のレベルによって変わります。
    座右の銘、座右の書というのは、奥が深いものが多いですね。
    仏教の般若心経や神道の中臣大祓詞とか最たるものですね

    ただ、情報発信者の責任もあります。
    古代ローマのユリウスカエサルは、こうも言ってました。
    「文章は、用いる言葉の選択で決まる。日常使われない言葉や仲間うちでしか通用しない表現は、船が暗礁を避けるのと同じで、避けなければならない」
    脳は、色々な情報を勝手に関連付けしてしまいますから。

    • おはようございます。
      確かに受取手のレベルによって解釈は様々ですよね。スピリチュアルという分野が自己実現に利用されている実情など、その最たる滑稽な図だと思います。

      ユリウスカエサルのこの言葉と近いことを渋沢さんの本でも書かれていましたね。
      情報というものは崇高に扱うべきものでもなく、特別に扱うものでもなく、誰でも理解でき分かり易く伝えることが大事なことだと思います。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

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