表の世界にいようと、裏の世界にいようとも、人として大事なことは一緒です。
今月のおとな塾ビリーブリセット講座は、講座生の皆さんからのリクエストで「経済」について行います。
そこで、裏経済も学んでおこうと思って猫組長の本を読んでいます。
上念司さんが、猫組長の本を読むと国際経済の裏側やしくみなどが良く分かると仰ってたのですが、本当にその通りでした。
なかなか一般人の生活基盤の中ではお目にかかることもなければ理解しがたいアングラマネーの動きとやっている事が、猫組長の本を読むだけですごく分かるようになっていきます。
っていうか、「猫組長」のご紹介を忘れてました。
猫組長は元山口組系組長です。2015年の六代目山口組分裂時にtwitterで内部情報を発信し続けたことがきっかけで多くの人にその存在が知れ渡り、最近は評論家として活躍されています。
また、ヤクザ社会の中で、金融ビジネスを展開されていた所から、アングラマネーのしくみに非常に詳しい方です。
ちなみにカッコいいですよ。
最近はアベプラやテレビタックルなどにも出演されているそうです。
私は猫組長の本を裏社会のマネーの動きを知るために読み始めたのですが、最も惹かれたのはそこにある精神面の部分でした。
そして、この社会というのは本当に表裏一体何だなぁと思うようになりました。
猫組長の人生は、表の世界と裏の世界をやたらと行ったり来たりするのですが、表でも裏でも、猫組長の精神基盤は幼少期から現在までずっと同じなんですよね。
私は、表と裏の違いによって、何か大きな違いがあるように思い込んでいたのですが、そういうことはないんだなぁという事に実感を持てたことが、一番大きな開眼でした。
つまり、人間関係を築くための方法として、裏社会だからという特別なルールはどうやら存在しないのです。
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人を「脈」にするためには、約束を守るという基本が最も大切なことだ。時間も含めて約束したことを守り、守れない時はいち早く伝え、誠意を持って謝罪するか、できることを提案するという「人間関係を築く基本」の重要性に社会の裏表の差はない。
その基本を守った上で、「人」を「脈」にするために最も重要なことは、誰が相手でもへりくだらないということ、だと私は考えている。
中略
いわゆる「よいしょ」によって人間関係を築こうとすることは「人」を「脈」にする行為とは最も縁遠いことと考えるべきである。
本当のお金持ちや権力者は、こうした「よいしょ」に慣れているし、太鼓持ちを信用しないものなのだ。常に自分の意見に対して「イエス」しか言わない人間に囲まれることが、いかに危険であることを知っているからである。
太鼓持ちのような部下に目をかける社長がいるとすれば、それはまさしく小物で、こうした経営者の持つ脈は「人」「金」「情報」そろってとにかく細かいのが常である。
礼を守りながら、相手の間違いを素直に指摘する。これを受け入れられる「人」こそが
「脈」になりうる人物なのだ。
なるほどというよりも、私たちの人間関係を築いていく時のこれは基本でもありますよね。
だからこそ、
このくだりを読みながら、私はまたもやスピ系の異常性を認識することになりました。
偽スピ教祖さまのやりたい放題で自分勝手で我儘な生き方こそが「自分を幸せにする」と勘違いしてしまった人たちは、人間関係にとって最も大事な「信頼関係」の必要性を忘れがちですよね。
その異常性に多くの人が気が付いたからこそ、一昨年から去年にかけて彼らをバッシングする人が多く現れるようになったのですが……人は「自分の知らない世界があるかもしれない」と思う時があります。特に窮地に陥っている時ほど、今まで試したことのない方法をやってみようという思いが強くなってしまいがちで、偽スピ教祖さまの言葉に従って歩んでしまった人はある種の窮地に追い詰められていたのかもしれません。
しかしながら、「絶対そんな訳ない」と思っていたからこそ、去年から私も彼らをバッシングして、その精神構造の異常性を伝えていたわけですが……やっぱり心のどこかでは、「自分の知らない世界があるかもしれない」と思っている部分がほんのちょびっとだけあったのです。
だからこそ、自分の知らない超アングラな世界を知る猫組長が、「大事なのは約束を守ること」と仰ってくださったことで、私は妙な安心感を覚えました。
そして、猫組長の言葉で「自分の知らない世界があるかもしれない」と思う気持ちが完全に無くなりました。
この世にある裏も表も必要なのは信頼関係です。
それを構築するためには「約束を守る」ということが基本ですよね。
嘘をつかないことも基本です。
それから、誰に対しても対等に付き合うということも基本です。
なのにも関わらず、偽スピ教祖様のメソッドは常に180度逆の事ばかりですよね。
そんな彼らの日常だからこそ、おかしなことやトラブルが増える一方になって当然っちゃー当然なんだよなと改めて思う機会になりました。
人間として生きていくのですから、やっぱり約束はきちんと守りましょう。
間違えたことをした時は、きちんと謝りましょう。
権力によって人に上下をつけず、へりくだったり威張ったりせず、普通に付き合いましょう。
っていうか、そういう事を忘れているから、日常が上手くいかないだけなことをスピ系に嵌ってる人ほど気が付いた方が良さそうですよね(笑)
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こんばんは^_^
表と裏社会のお話 興味深いです。
真理の教えも白黒、表裏一体ですね、
どちらかで存在することは不可能なんですよね。
今の偽スピが 間違った方向に進んでしまったのは
あのノンデュアリティブームからではないかと
個人としては思っています。
しかしあのブームは酷かった、
今は少し沈静化しましたかね?
無い、分離は無い、何も起こっていない、
善悪はない、ひとを殺してもいい、
この概念を語る 悟った気になった方々が
人間に都合よく使い始めたからおかしくなってしまったのではないか?と。
片方だけの視点から観てるから、
単純に物事を決めつけ判断する表現は
固定化されて 誰が何を言っても耳を傾けようとしない。
非常に危険なことだと 個人的には危惧していました。
打ち上げ花火 上から観るか下から観るか
ではありませんが、
表裏一体であるからには
どちらの角度からも観てわかる、
裏も観て 表も観る
一部を観て全体を観る
沢山の知識の豊富さ、
裏も表も柔軟にこなせてこそ
多方面に影響を与えることができる人間に
なるのではないかと思うのです。
以前、中村うさぎさんの記事で
お見かけしたのですが、
中村うさぎさんは 生死を彷徨った体験を
確か2度されていましたよね?
あれから 彼女の語り口がすごく
わかりやすく変わったんですよ。
悩み相談もされてらっしゃいましたが
とても的を突いた愛情深い回答でした。
うさぎさんは 寂聴さんのことを
あのひとは 悟ったふりをしたひとだ、
彼女はわたしにとってのラスボスだ、と
バッサリ切っていました。笑
うさぎさん曰く
人間は悟れないんです。と
やはり 本当に生死を体験した人だけが
つぶやける言葉だと思いました。
話が逸れてしまいましたが
偽スピ教祖の方々は今一度 原点に戻って
自身の在り方を律して頂きたいと思いますね。
こんばんは!
私はノンデュアリティとかいう言葉を去年の調査で知ったくらいなので、そのブームの雰囲気やあれやこれやが全然分からないのですが、「無い、分離は無い、何も起こっていない、善悪はない、ひとを殺してもいい」とかいう言葉は、スピ系に響きそうな羅列ですよね。
私すごく最近思うのですが、「分離はないというのなら、まずは二元論から脱却しろよ」と思います。
語っている思考性の言葉の端々を見れば、その人に二元論が息づいているのかいないのかが良く分かります。
っていうか、この世の中ほとんどの人が二元論に縛れているんで、そこに縛られずに情報を発信している人は相当珍しいですし、スピリチュアルに捕らわれず二元論の外に意識がある人の情報を聞いている方がよっぽど魂の進化になるんじゃないかなって思います。
私は科学者の武田邦彦先生の世界観の方がよっぽどノンデュアリティな気がしています。
中村うさぎさんの本は一度も目を通したことがないのですが、きっと体感を経て見える世界が変わったのでしょうね。
一度体感すれば、この世の全ては薄っぺらく見えるはずだし、たいしたことのない人がよく分かるようになるはずです。
それではこれからも宜しくお願い致します。