最近日本のニュースでよく取り上げられている三国。
フランスは、日産&ルソー会長のカルロスゴーン絡みのこと。
中国は、ファーウェイやZTEのこと。
韓国は、司法がはちゃめちゃで約束を全く守れないこと。
ということで、最近なにかと話題のこの三国なのですが……私、共通点見つけちゃいました♪
実は、この三カ国の国内が大いに揺れているのはご存じでしょうか。
中国は欧米に嫌われたことによって、ここ数年じわりじわりと共産党政権が追い詰められていることは割合皆さんご存じかなと思います。
ただ、中国の場合は、完全独裁政権なので民の声は弾圧によって幾らでも封じ込むことができます。
「墨かけ女子事件」は中国民主化運動に発展するか?――広がる「習近平の写真に墨汁」
ただ、世界的にじわりじわりと圧力がかかっている中国共産党が間もなく崩壊していくことは、誰の目に見ても明らかだと思います。
次はフランス。
話題がカルロスゴーン中心になるあまり、日本のニュースで大きく扱われていないように思いますが、今フランスはめちゃめちゃ暴動が起きてます。
日本では報道されないフランス暴動デモの凄まじさ、民衆は増税に怒っている=児島康孝
革命前夜というよりも、フランス革命を彷彿させる惨劇となっています。
さらに、韓国はというと……。
文在寅の失策の連続によって経済は悪化の一途。ということで、既にロウソクデモ再びという状況になっています。
朴槿恵を引きずり降ろす時は、日本のテレビもこぞって協力するかのように、韓国のロウソクデモを連日連夜報道していたのに、文ちゃんが追い詰められていることはちっとも報道されませんね。
文ちゃんが北朝鮮よりだからでしょうか……。文ちゃんを否定することは北朝鮮を否定する事に繋がるからでしょうか。
ちなみに……メディアの報道姿勢を追っていくと、最も丁寧にイメージが良くなるように扱われるのが北朝鮮というケースは多いなと思ってます。
ということで、今国内ニュースで話題の三カ国は、なぜか国内がかなり揺れているという共通点があるなと思いました。
またこれらの国の思想には常に「革命」というものがあるなと思うのですが、「革命思想」は、現状打破すらできないものを作り出しやすいのだなと思いました。
実は最近、革命と維新の違いを私なりに一生懸命考えていました。
つい最近まで、私は革命と維新は類語のような捉え方をしていたのですが、アダチルの本を書いている中で、革命と維新は全く別次元のものだとようやく理解したのです。
端的に表現すると、
混乱の動機が、現支配勢力に向けられるものが「革命」で、
混乱の動機が、混迷の解決の為に奔走した結果、一新されることが「維新」なのだと気がつきました。
日本人は、2678年前に建国されて以来、ずっと同じ国が続いているので、日本人である以上誰もが国が滅びるという経験をしたことがありません。
ですから、私達は他国の国変わりを自分たちの歴史に当てはめて、時代の移り変わりのように捉えてしまいがちなのですが、歴史を一つずつ理解していき、また現在中国の弾圧によって民族浄化が行われている地域の実情を知っていくことによって、それは全くもって次元の話だということを心底理解するようになりました。
革命と維新も、これと同様に次元の違う話だったと最近思うようになりました。
維新というのは、「(世の)いろいろのことが改革されて、みな新しくなること。」を意味します。
今までの世を否定するのではありません。明治維新によって、日本は廃藩置県を行い、西洋文化を積極的に取り入れましたが、今までの時代を否定はしていません。
一方で革命の場合は、今までの時代をことごとく否定していきます。革命の意味には、今までの社会を倒して新たなものを生み出す意味があります。
江戸の幕末期は混乱もあり、内乱・内戦もありました。ただし、江戸幕末は「打倒江戸幕府」ということで誰しも動いていたわけではありません。海外の脅威に対して、どう日本があるべきか揉めに揉めて動乱が起こったのであって、標的は江戸幕府ではなかったのです。
最終的に徳川政権は大政奉還(政権を朝廷・皇室に戻すこと)を行い江戸時代は幕を閉じることになったのですが、それは誰もが今後の日本の事を考えた上で最適だと思われた結論であって、江戸時代の幕を閉じるために行っていた事ではないのです。
一方の革命の場合は、最初から政権打倒となります。何の為に戦っているかというよりも、この政権が悪いからという感情論が先立ち、そしてこの政権を打倒すれば良い国になるはずという妄想に取り憑かれているようにも見えます。
そして、いわゆる革命思想「悪いのは今の支配勢力」、「この政権を倒したら上手くいく」のような思想に陥った所で問題など全く解決されないのだなと、この三カ国の混乱を見ていて改めて思いました。
革命というのは、単にリセットボタンを押すだけの作業に過ぎず、新たにやり直すだけのことで、発展というよりは後退に近い作業なのだろうと思います。
民衆の感情任せにリセットボタンを押した所で、問題はどんどん大きくなるだけです。
そう言えば、日本もありましたね。自民党にお灸を据えようとして民主党政権にしてみたら、国民みんなで泡食ったっていう悲惨な時代がありました。
あの時の民の思いの根底にあったのがいわゆる「革命思想」だったなと、私は思います。
ですが、民主党政権の過ちで、この国を自分のことととして捉えなくてはならないと思う人が一気に現れ始めるのがやはり日本であり日本人というもので、国を倒すのではなく時代の移り変わりや維新という形で国を継続してきたDNAがなせる技なのかなとも思いました。
結局革命論理というのは、今の会社が気に入らないから転職してみたけれども、転職した結果さらに不満を募らせる人の心の構図と似ているのではないのかなと思っています。
今気に入らないこと、今不満に思っていることは、今目の前にある現実の中で乗り越えない限り、どこの場所に行っても同じ問題にぶち当たるはずだと思っています。
ですが、いわゆる革命思想だと、現状改善の努力をすることなく、今を壊すことに費やされるだけになるんですよね。壊した先に楽園が広がるという妄想があるからこそ、壊すことに夢中になれるのでしょうが、壊した先にあるのはもちろん楽園ではなく、瓦礫の山です。
革命思想の中にある矛盾に気がつかないからこそ、みんなすぐに打倒とかいって夢中になれるのでしょうが、三カ国を反面教師にしながら、私達は今目の前にあることを自分のできる範囲の努力で一つずつ乗り越えて行くようにしたいですね。
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伊勢神宮の式年遷宮がわかりやすい例なんですが、「常若」のという概念が日本にはあるんですよね。我が日本は、今、この瞬間も天地開闢と同座していると神道で解釈してる人もいます。永遠の中今を生きていきます。
気になるお方がいるんですが、
半田広宣さん、保江邦夫さん、出口光さんについて
調べていただけると助かります。
コメントありがとうございます。
その三名の方は存じ上げませんし、私はこれを本業としている訳ではないことをご理解頂きたいと思います。
ご自身の判断で見極めて頂けたらと思います。
それではこれからも宜しくお願い致します。
不躾な質問ながら、答えていただきありがとうございます。
よい視点をお持ちで、非常に役立つサイトで助かっています?
こちらこそ、これからもよろしくお願いします
こちらこそ、これからも宜しくお願い致します。
半田さん、出口さんは知りませんが、保江さんは今年2度講演会参加してきました
3時間ぶっ通しでお話されてました
大変面白かったです(あくまで個人的意見ですが)
竹久さん言われるように判断はご自身で・・・
まあ参考意見として頂ければと思います
コメントしてくださりありがとうございます。助かりました。
ありがとうございます。参考になりました。
本は読んだことあるんですが、直接はあったことないんですよ。
Revolutionって、巻き戻しですからね(笑)
現状が気に入らないから「変えてみれば良くなるはず!」っていうのは、割と良く見る光景ですが、AとBの選択肢で、AがダメだからBにしてみたら余計悪くなったっていうのはありがちです。
自分も今の自民党が100点満点だとは全く思っていませんが、反対ばかり言っている野党に変えて良くなるとは全く思っていません(言われなくてもわかってる?w)。
政治家は理想を語らなければならないと思います。一方で現実も見なければならない。
その矛盾点をどう解消していくか、あるいは優先順位をつけていくかが政治家のやらなければならないことで、「ハンターイ、ヘンターイ」としか言っていない野党の人たちにそれができるとはとても思えない。
というか、一回、やらせてみっか!と、民主党にやらせたときのことは皆、記憶に無いんでしょうか?元民主党の人たちも、投票した人たちも。記憶喪失?
(当時、「一回やらせてみたい」と投票した人にも「試しにやらせてダメでも、国会議員ってリコール無いんだよ!」って言った記憶があります)
反対するのがかっこいいとか、頭良いとか思ってるんですかね?(笑)
コメントありがとうございます。
メディアの影響で、政治というものを勘違いさせられている視聴者が多いのが最大の原因かなと思います。
民主主義というのがいわゆる韓国とかみたな感情優先主義だと勘違いしているんですよね。
そして、民主主義なのに民衆に責任はないと思っている人が多いことが、最大の問題なのではと思います。
社会で起きていることは全て自分の責任でもあるという自覚を失うことが国を滅ぼすことになるんだよなぁと、最近切に思います。
人生いいとこ取りだけしたい、図々しい人が多いんでしょうね……。
読んでて刺さりました(p_-)
>>今気に入らないこと、今不満に思っていることは、今目の前にある現実の中で乗り越えない限り、どこの場所に行っても同じ問題にぶち当たるはずだと思っています。
本当にこれが道理ですね。
私自身もまずは今ある現状をしっかりと受け止めます。
誰かのせいにしている時とか、祈りとかの他力本願で問題を解決しようとすれば現実を見なくて済むから楽なんですけどね。。。
今日も心に刺さる記事をありがとうございます。これからも応援しています。
コメントありがとうございます。
気がついてくださりありがとうございます。
多くの現代人がここができていないから、色んな問題が山積みになっているだけのように私は思っています。
みんながそれぞれの場所で、今あるハードルを越える努力をするだけで、日本は急激に良くなるはずなのになぁと思ってます。
こちらこそ、どうぞこれからも宜しくお願い致します。
ゆりさん、こんにちは!
すでにご存じだったら申し訳ないですけど
KAZUYA CHANNEL GX
「フランスのデモを左界隈の方々が賞賛!?ちょっと待って!それってただの◯力革命だから!」
https://youtu.be/OKUaUto2tRk
がすごくわかりやすかったのでお知らせしておきます〜♪
子供の頃から「三銃士」が好きで2年前フランスのマニアックな旅行にも行きました。
(その後すぐ同時多発テロがありました…)
「三銃士」の中の歴史はもちろんパラレル(笑)ですけど現在、王家の墓は革命で荒らされたまま展示されフランスのニュース番組では太陽王を無駄遣いのダメな人と伝えていました。
フランス人はいい人もいますし建造物は美しいけど、歴史的に日本が憧れる国ではないですよねww
フランスの暴動のニュースに対し「日本人もこれくらいやらないと」のようなコメントも見受けられ、「日本での革命先導者?」と密かに思います。
「自民党にお灸」の雰囲気の時に青山繁晴さんが関西のテレビでひでぽんさんと同様「政権交代はお灸なんて一時的なものじゃない、テレビに惑わされるな」と最後までおっしゃってたのを思い出しました。
極端なことが起きると目が覚めるきっかけになりますが、政権交代のように起きてからでは遅いこともあるので、惑わされないように早く真実が広く世間に知られると良いなと思います。
ちょうどたまたまお昼時にその動画見ましたよ。分かりやすいですよね。
日本は○×方式のテストを中心に、一方的に作られた枠組みの中で考える癖があるために、二元論の感覚から抜け出しにくくなっています。
どっちも不正解という回答が二元論には無くなるし、否定と肯定の繰り返しで彷徨う結果にもつながっていきます。
今を否定しても、所詮未来も否定の繰り返しです。
それぞれが、自分の現状を自分の力で克服する力をまずは持たなければ、何も変わらないですよね。