【トレンド解説】ビジネス保守が増える模様です。

先ほど、さとうみつろう君に関する記事を書いて、

【さとうみつろう】何様のつもり?

いよいよ、一番恐れていた厄介なトレンドが始まったなと思ったので書きます。

 

ビジネス保守って何ですか?

ビジネス保守というのは、私と高山先生の間でよく使う言葉で「ビジネスの為に保守な装いをする人」のことです。

他にもこの意味合いでこの言葉を使っている人いるかな?と思って、今さっきググったら、倉山満さんがヒットしました(笑)

エセ保守、ビジネス保守をあぶり出せ」 雑学 2014年02月24日 倉山満「エセ保守、ビジネス保守をあぶり出せ」

今調べた感じだと「保守ビジネス」という言葉も浸透しているようですが、私の中で使う意味合いはかなり違います。

「保守ビジネス」の場合は、保守的な要素でビジネス運用すること

であり、

「ビジネス保守」の場合は、ビジネスの為に保守な装いをする人

まぁ似たり寄ったりに見えると思いますが、言葉が逆転することで、事象を表すか人の形象になるかは大きな違いだと思います。

 

はっきり言いますと、さとうみつろう君は、完全にビジネス保守ですね。

本人はそんな気全くないかもしれませんが、はっきり言って不敬ですよ。

【さとうみつろう】何様のつもり?

天皇陛下を上から目線で語る彼は不敬ですよ。

本人に上から目線な自覚はないのかもしれませんが、文章そのものが上から目線ですよ。どうか気が付いてくださいね。

その不敬さを平気でやるのがスピリチュアルな人々なのですが、その根底にあるのは、自覚のない高い自己評価だと思います。

 

ということで、改めてビジネス保守とはなんぞやということですが、

「国の事を思おう!」的な事をフックに、自己の利益の拡大を図る人たちのことです。

 

先ほどのブログ(【さとうみつろう】何様のつもり?)でも書いたのですが、さとうみつろう君は、新嘗祭と皇室をキーワードに自分のステージを上げようとしています。そして、そのステージを上げた上で還元されるのは、自分への利益でしょう。

こういうことをする人を、ビジネス保守と呼びます。

 

去年くらいから、こういう傾向は多々見られます。

「禊の講習会やってますから来ませんか?」、「古事記の勉強会やってるから来ませんか?」と連絡があり、そういうの嫌いじゃないんで行くと、彼らの目的がそこで完結していないことに気が付きます。

禊や古事記は単なる誘導フックに過ぎず、彼らの本当の目的は、自分たちが展開しているビジネス商品のユーザーになってもらうことだったりします。

 

それでも、「辺野古を守れば日本が守れる!」、「九条死守で世界平和!」とか言ってるお馬鹿さんと思えば、百倍良いのですが……考えものです。

なぜならこれは、スピリチュアルに似非なやつが入り込んで形骸化されただけでなく、胡散臭くなってしまったのと同様の臭いを感じるからです。

つまり、

本来あるべきスピリチュアルという言葉が忘れられ、「スピリチュアル=ヤバい」という市場環境が形成されてしまったのと同じものを感じるのです。

だから、特大の危険視をしています。

今までの「右翼?……ヤバいよね~」ではなく、馬鹿なスピたちが躍って騒いだ挙句スピがおかしなものと認識されてしまったのと同様に「保守っておかしい人たちでしょ」ってなる可能性がもちろんあるのですよね。

そんなこともちろん阻止したい訳ですから、きちんと愛国心を持った人たちは、今まで以上に彼らを注視する必要性があります。

神社、龍神、古事記に出てくる神々など、時代に応じてネタを変えて人々の興味を集める彼ら。

ようやくそのフックが保守という部分に来たのは、時代の流れとも言えるのですが、本当に気をつけましょう。

そして、見つけたら、きちんと拡散して、おかしいことはおかしいと言いましょう。

 

日本の国体に添う、それは滅私以外の何物でもない。

 

我国の君主であられる天皇陛下、及び皇室に産まれた方々は、生まれながらにして選択の自由というものを持ち合わせていません。

そのことを、私たち庶民はきちんと理解差し上げ、その上でその大御心に触れるべきだと思います。

昨今の日本は、やたらと自由を標榜します。

全てが自分の思い通りになることが生きることだと勘違いした世の中に生きています。

ですが、私たちの君主である皇室の皆様方は、庶民のような自由など持ち合わせておらず、生まれつき与えられた役目を受け入れ生きる他の人生はありません。

天皇陛下になるのは、血統以外の理由はありません。

ですから、そのようなご身分の上に産まれたからには、それ以外の選択肢が存在しない宿命と、折り合いをつけるしかありません。

ですから、私たちの国体はそもそも滅私なのです。

しかも我が国は、君主の為に国があるわけではありません。

民の為に君主がいるのです。

その中核を担う存在として、庶民の自由を担保するために、皇室及び天皇陛下は、滅私があってここにおられるのです。

 

このような尊いご存在が、私たちの傍にいるのに、

ビジネス保守の人たちは、これをフックに自分の利益のための行動をされます。

君主は滅私をしているのに、その君主を利用して利益拡大、自己実現なんて……これはとてもおかしなことではないのでしょうか。

 

以前、日本の神のことについて書いたことがあります。

【知っとくと便利】神格の高低に基づく神様の言葉

このブログ記事↑でも、「日本の神様は当たり前に滅私を求めてくる」ことを書きました。

ですが、日本を色々を調べていく中で、そして皇室というご存在への理解を深めていく中で、「日本人である以上、滅私は当たり前だ」と私は思うようになりました。

 

そして、滅私こそが、自分を幸福に導く掟だとも思うようになれました。

【人生の扉】やりたくないことでも一生懸命やる

 

滅私なんていう言葉の本質が理解できていなさそうな人たちが、これから時代の流れとともに、保守ビジネスを拡大化させていく気配が満々です。

彼らのおかげで保守がより社会の普通になる可能性は、多少なりともありがたいと思いますが、自己顕示欲を満たす為の保守など、身を亡ぼすための道具にしかならないということを、多くの人は知るべきです。

なぜなら、我が国は、そもそも国体の成り立ちが世界と違います。

世界の価値観はピラミッド型で、日本の考え方は循環型です。

【悲しい】君民一体国家こそが理想形だったのに……

さとうみつろう君は、ピラミッド型の考えの中で保守を唱えているはずだと思います。

だからこそ、天皇陛下であっても利用しようというふしだらな思いを抱えられるのでしょう。

 

それが、どんなに不敬極まりないことなのか、多くの人の教養が高まる今後を私は期待したいと思います。

【実感】私が日本人である意味

 

そして、多くの人が日本の国体に気が付いたことで、滅私を手にれることも期待してます。

滅私ほど、人を導く心持はないと私は感じています。

【児玉】これは日本の数奇を賭ける一大事だぞ!

 

 

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今日のリンク集

【さとうみつろう】何様のつもり?

エセ保守、ビジネス保守をあぶり出せ」 雑学 2014年02月24日 倉山満「エセ保守、ビジネス保守をあぶり出せ」

【知っとくと便利】神格の高低に基づく神様の言葉

【人生の扉】やりたくないことでも一生懸命やる

【悲しい】君民一体国家こそが理想形だったのに……

【実感】私が日本人である意味

【児玉】これは日本の数奇を賭ける一大事だぞ!

 

 

takehisayuriko

View Comments

  • ビジネス保守、、、確かに倉山さんっぽいですね(笑)
    倉山さんを知って衝撃的だったのは、日本の歴史と世界の歴史を並べて見ることですね~、わたしの中では、ドキドキしながら読めるのは江崎さんの著書、新たな着眼点と整理しながら読めるのが倉山さんの著書というイメージです^^

    天皇陛下というお立場って、わたし達が想像する以上に不自由だと思うし、「ずるい」と感じる以前に、「ありがたい」「申し訳ない」という気持ちになる気がするのですけどね(;´Д`)
    気持ちのままにぶらり歩きや、カフェ巡りが好きなわたしには、絶対に無理ですよ。
    わたしは、旧宮家の方々の復帰を願っていますが、うちの母は「今まで民間で過ごしてきた方がそんな不自由な環境になったらしんどいのではないか。旧宮家を復活させなくてもいいのではないか」と言います。

    それもわかる気がするのですが、わたしは皇室はずっと残ってほしいと願っているので、旧宮家の復帰が一番合理的で自然な道だと感じます。
    自分はそのお立場になりたくはないと思うので、ワガママかもしれませんが。。。

    「更科日記」
    ちょうど姪っ子に薦める著書のリストの作成を母に頼まれた経緯で、本当に薦めたい児童書籍の多くが絶版になっていたことで、日本古来の著書で、素晴らしい小説や読み物を改めて探したいなと思っていたところなのです^^
    書名は知っていますが、読んだことがなかったので、どんな作品なのか紹介を読んでみると、わたし自身が好きな感じかも?と感じました(笑)
    姪っ子に薦める前に、「わたしが楽しんで読んだ」中から、「薦めたい」と感じたものを選びたいと考えていて、「さて、何から読もうか」と、感じるともなく考えていたところでした。
    ありがとうございます!!!

    • 私も~~!!
      倉山先生に出会うまで、日本史と世界史を別個に考えていて、世界の影響があって日本の歴史が動いていくという視点が欠落していることに気がついたのです。
      私、実は江崎先生の本はまだ一度も読んでないのですよ。チャンネルくららだけに留まってるので、落ち着いたら江崎先生の本も読んでみます。

      左翼が女性天皇や女系天皇に相変わらず躍起になっていて、それに国民が押されているのは残念極まりないですよね。
      というか、意外と議員さんとかですら、女性天皇と女系天皇の違いや国体の在り方を理解されていない人が多くて、唖然としたことがあります。
      ですから、民間側がより自らの力で教養を高め、それぞれが国体というものの認識をまずは持つ必要性があると思います。
      旧宮家の復活についても同様で、私も旧宮家が復活した方が良いとは思いますが、今の状況ではハードルが高いので、まずは今の宮家に旧宮家の男性の方が養子に入るなどして、宮家の断絶を防ぐ必要があるなと思ってます。

      私は、はるさんの話を聞いていると、はるさんが更級日記の作者で在り主人公でもある菅原孝標女のイメージと被るなと思うことが時々あります。
      菅原孝標女はすごく素直で好奇心旺盛な文学少女です。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • おはようございます。

    はっきり言いますと、さとうみつろう君は、完全にビジネス保守ですね。

    に感じたことなのですが、

    ちょっと話が逸れますが、以前 全盛期だった頃の
    ベッキーが 全てに感謝すること、と公言していて
    本まで出されたことがありました。
    その本の中身は読んでいないのですが、
    お天道様はいつも見ていますよ
    と言うフレーズが 後々 スキャンダルによって
    ネットで有名になりました。
    ベッキーはスタジオに入る前、
    スタジオを後にする時などに いちいち
    一礼をしていた という話を聞いたのですが、
    要するに これも 保守で 一生 芸能界を第一線で
    売れっ子でいたいと言う いわば 恐れの表れ
    だったんですね。
    常に何かアクション起こしていれば大丈夫、
    と言う 神へのアピールだったのでしょう。

    ところが 彼女の転落は見ての通りです。

    結局 何が言いたいのかと言いますと、
    ご利益優先を目的に行動すると堕ちる、
    と言うことを言いたいのです。
    ユリさんの言われるように 利益目的あっての
    行為は本末転倒なんですよね?

    ベッキーのように 芸能界で活躍するために
    あるいは利益や 恐れによって神に祈るのではなくて
    常に何が起こっても平穏であると言うスタンスでいないといずれ足元を掬われるんだろうな、と思います。

    • なるほど!適切な解説ありがとうございます。

      恐れの表れとして、お天道様が見ていると思うというのは、私の中に宿っていなかった考えだったので開眼です。
      教えてくださりありがとうございます。

      私も、利益目的で長らく生きてきましたが、その設定で行う行為全てが、本末転倒であると理解して、今のスタンスに落ち着いており、あぁこれこそが日本人の本来の在り方なんだよなぁと実感することが増えています。
      自分のしていることに客観的なアドバイスを頂いた気持ちで、大変嬉しく思ってます。
      どうもありがとうございました。

  • 倉山さんのことは上念さんのお話でしか知らなかったのですが、日刊SPAのコラムをとても興味深く拝見しました。本も読んでみようと思います!

    さとうみつろうさん、例のブログのタイトルを修正されましたね。実は、みつろうさんのブログにコメントしたんです。「不敬な表現なので変更された方がいいです」と。せっかく勤労感謝の日の本当の意味を発信しておられるのに…と、別にアンチ的でも攻撃的でもなく普通に。1人、同じ様なコメントをされている方もいらっしゃったので。そうしたら、その方は「不敬」という言葉を使っておられなかったからなのかわかりませんが、私のコメントが承認されることなく、そしていつの間にかタイトルが何の弁明もなく変更されていました。「間違えた、不正確な情報発信すみません」のひと言言えば、より正しい知識を知ろうと自分で調べる人も増えると思うのに…その方がよっぽど世のため人のためになると思うのに…

    きっと他にも同じような指摘をした人はたくさんいると思うのですが、承認されているのは感謝のコメントばかり。やっぱり自分のイメージ優先なんでしょうか…

    そもそも、自分が一番、自分を大切に、自分の嫌な事はやらなくていいと発信されている人、それを信じている人に、滅私なんて言ったら「何バカな事言ってんだ、自分を犠牲にする生き方は間違いだ、そんな事言ってるから日本が良くならないんだ」なんでしょうね。。。

    • 倉山さんの本で特に読んでほしいのが「嘘だらけシリーズ」です。
      一方通行な史観しか学ばされていない歴史の視野が広がるはずだと思います。

      へぇぇぇ、そのコメントの件すごく気になりますね。
      私も彼らに同様のことを思いますよ。
      私もそうですが、書いていれば間違いがあったりすることは誰しもあることだと思います。
      そういった指摘を隠すこと無く実直に受容れ感謝することが日本人の在り方だと思うのですが、彼らはいつもそういったごくごく当たり前のことをしないで、綺麗ごとばかりを並べるところに強い違和感を感じます。

      そして、今回も思うのが、まるで自分だけが知っているかのような賢者ぶりを発揮される恥知らずな感じも強い違和感を覚えます。
      祈る前に、謙虚を身につけてほしいよなって思いますが、ごんたさんが仰る通り「自分を犠牲にする生き方は間違い」だと思ってそうな人ばかりなので、分からないんでしょうね。
      そんな人が天皇陛下を助けるために祈るって、常軌を逸した馬鹿騒ぎとしか思えないのですが、これが現代の日本人のレベルだということを否定せず受容れた上で、この国難を乗り越えていきたいですね。

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