さっきの記事の続きです。
↓さっきの記事↓
とりあえず、大歓迎ムードだった日中首脳会談。
これだけ見れば、中国がそれ相応に追い詰められているからと言い切れます。
今回の結果云々おいといて、露骨な反日を繰り返してきた中国が歩み寄りをせざるを得ない所まで追い詰めたことは一つ良いことだと思います。
今回の日中首脳会談によって大きな転換だなと、個人的に思うのは2つです。
①ODA(政府資金で行われる、開発途上国などに対する援助・協力。政府開発援助。)の終了
②競争から共存へ(日本の一体一路協力?)
この会談で日中スワップも結ばれたとのことですが、上念さん他経済評論家の方の解説を聞いている限り、気にする必要ないかなと思いました。
今後の中国の崩壊に備えて法人保護の観点から、日中スワップ必要とのことです。
保守的には今回新たにパンダが輸入されることに嫌悪感を持たれた方も多いのではないのでしょうか。
だってパンダはチベットの生き物ですもの。
チベットは、ウィグル同様中国共産党による人権弾圧地域ですもの。
しかも、パンダは中国共産党からのレンタルなので、毎年何億ものお金を中国に払わなくてはなりません。日本で子供を産んだ分まで払わなくてはなりません。
パンダに罪はないとはいえ、おかしいでしょ??
ということで、想像以上に友好ムードで終わったことは間違いないのですが……一番問題なのは、安倍総理の行動に揺れることなのかなと思ってます。
とりあえず、今日の午前中色々調べてみた結果、中国へのODAは終了して、AIIBにも介入しないということで、政府としての距離はとったように思います(これが①の部分)。ただ、「民間同士で頑張ることは止めやしない(これが②の部分)」というスタンスなのかなという認識で、私の中では落ち着きました。
ただ、尖閣問題やウィグル問題を問題視している方は、もっと圧力強い対応を望んでいたと思うので(何なら私も)、今回のチャンスを弱腰外交したように見えた形は、何とも言えない歯がゆさをにじませたかもしれません。(何なら私はそうでした)
ただ、政権が始まってからもうすぐ6年が経過しようとしている中で、一度も安倍総理は中国には訪れていませんでした。ですから、誰よりも警戒した気持ちは持っていることと思います。
今回の弱腰に見えた会談内容も、日韓合意の時のように、この会談がじわじわ相手を真綿のように締め上げることに繋がるのではないかと……というか、そうなることに期待したいと思います。
思えば、トランプVS金正恩の米朝首脳会談の時も、高圧的な会談になるかと思いきや、非常に柔らかい内容で、ちょっと肩透かしをくらったような形でしたが、結果良い方向に向かっているように思います。
あからさまな高圧的な対応は、中国に参入してしまった日本の大企業との対応で色々と揉めてしまうこともまだまだあるのだと思います。
その上での対応が必要とされているのかなと、思い直すようにしています。
ここの所、マスメディアは何かにつけて、既成事実化を図る報道を繰り返しているように思います。
特に消費税増税は、完全に財務省&メディア主導で既成事実化を図って増税方向にもっていこうと画策しているように思います。
一旦私も既定路線に乗ったのかと思ったのですが、その後青山繁晴さんなどの情報を聞いていると、どうも財務省とメディアが既成事実化に励んでいるだけだったのだと気が付きました。
思えば、消費税8%に上がる前の時も同じような事があったことを思い出しました。倉山満先生の何の本だったかは忘れたのですが、当時消費増税に乗り気でなかった安倍総理の意向に反して、周辺が増税の既成事実を固めたために、総理は延期や廃止ができなくなり増税に踏み切ったという話が書いてありました。
今起きていることもその時と似ているなと思っています。
それと同様に、日中首脳会談についても、中国と日本がこれから蜜月になっていく的な報道が増えて、蜜月の既成事実化が図られる可能性が高いよなと思っています。
そういう報道が出まくると、中国はどちらに転んでも得をします。
蜜月情報を真に受けて中国に進出する企業があればありがたいし、また中国人の日本受け入れの体制が整ってもありがたいはずです。
中国嫌いな人がこの報道を真に受ければ、安倍総理への不信感も高まるでしょう。
だから、中国と仲良くしたい人、仲良くしたくない人、どちらの感情も行き着く先は中国が得をしやすいと言えます。
これからは、自分の感情の行き着く先は、一体誰が得をすることになるのか?
そこに注視した上で、情報を捉えることが必要かなと思います。
とにかく情報に踊らされないようにして、落ち着いて情報を取得していきたいですね。
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