私が幼少期だった頃、テレビCMで河川汚染の問題が流れていたことがあった。
ちなみに、北方領土のことも日本の領土であるとCMで流れていたこともあった。
幼い頃、「川を綺麗にしよう」という合い言葉は至る所で見かけた。
綺麗な川とはどんなものか、高度成長期を経た日本の工業地帯に生まれた子供にはピンとこないものもあった。
なぜ、汚れたのか、汚したのか、そして綺麗にしなくてはならない理由はなにか、
その根本たる理由が分かるまでには、20年以上の歳月が充分に必要だった。
そして、私が根本たる理由が分かる頃になると、川は随分綺麗になっていた。
川に魚が戻ってくるようになっていた。
ようやくその頃になって私は、綺麗な川というものはこういものなのかと理解できるようになって、川が綺麗である理由の効能と必要性と必然性にようやく気がついた。
そして、あれからまた二十年の月日を隔てて気がつくことがある。
本来ある形に戻す努力さえすれば、自然は当たり前に復活するということ。
それは、テレビ番組鉄腕ダッシュのダッシュ海岸の変化で十分理解できた。
私たちの社会も同じようなものではなかろうかと、今改めて思うんだ。
今私たちの国家は様々な問題を抱えている。
それを問題とせず、問題となるべきはずの事が常識化されてしまった。しかも、その常識に合わせようとすればするから、多くの人の心は苦しんでいる。
その苦しみから多くの人は脱却したいと考えているはず。
だが、昨今のスピリチュアルな人々たちが繰り広げている珍道中を見ればあからさまのように、より不自然な方向に人の気持ちは駆り立てられているようにも見える。
結局この症状がどこから来ているかと言えば、
「川が汚れている」
ということを直視せずに、綺麗な川だと思い込んで、上乗せした綺麗ごとを述べているようなもので、
「自分の心が歪んでいる」
ということを直視できない人たちの妄想に次ぐ妄想がそうさせているとしか言いようがない。
多くの人にとって、「自分の心が歪んでいる」と、認め受け入れることは許しがたいことかもしれない。
でもそれは、「現代を生きる私たちならば、誰もが歪んで仕方が無い」と思える程の認識がもたらされた時に変化は生じるのではないかと、私は期待している。
そして、それぞれが自身の中にある歪みを努力で戻した時に、ダッシュ海岸のような変化が私たちの社会環境にももたらされるものであるという未来を信じてみたい。
多くの問題を今の感情の中で、解決しようとするから、多くはトラブルだらけなのだ。
それは、「川が汚れている」という現状把握が失われた中で、試行錯誤した結果と同じだと思える。
それぞれが何かする必要はなく、それぞれが持ち合わせる心の歪みが解消されれば、当たり前に奇跡は起こるのではないかと、思えて仕方が無いんだ。
まずは、誰かの為、人の為なんていう、偽善は捨てて、自分の心の歪みをきちんと直視することがやっぱり大事なんだよなって思うんだよね。
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自然の摂理に合わせた土壌を作れば、
人の心も自然の摂理に合わせた気持ちに戻れば、
多くの問題は消滅するのではなかろうか。
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いつも自分ではとても持てない視点からの記事をありがとうございます。ここ最近のAC問題の記事も考えさせられました。AC含め親との問題は個人的に考え抜いて来た所がありましたが、歴史的社会的な原因も書いて下さり、目から鱗でした。
問題解決について、対症療法でしかない政策や制度よりも、東洋医学的な根本治療の極みとして自分自身のエゴをハートスキンに戻すことが一番大事なんだなぁと改めて理解しました。
今年に入ってゆりさんのブログを毎日読ませて頂くようになり、エゴが具体的にどういうものか分かり出してから、以前はサッパリだったホ・オポノポノが急〜に腑に落ちるようになりました。4つの言葉でクリーニングって、エゴを捉えて手放す作業なのかなぁと勝手に思ったのです。
ヒューレン博士はクリーニングで精神病院丸ごと患者さん達を癒してしまったそうです(うろ覚え)。誰かがひとつエゴを手放すことによって、自然で、魂をのびのびきらめかせることができる世の中に、確実に歩を進めて行くのですね。
年末までに波動の階段を登ってしまいそうなイベントが待っていて逃げたいのですが、日本のため、いや、とにかく自分のため、しっかり向き合ってエゴを手放す事に集中します。
希望に満ちた記事をありがとうございます。
こちらこそ、いつもお読みくださりありがとうございます。
私がエゴを正常化に戻す時に実践していることとホ・オポノポノは確かに似てると思います。腑に落ちる理解に辿り着くと、エゴは勢いよく収縮しますからね。すると転機がやってくるという……。
年末のイベント等身大で頑張ってください。応援しています。
ゆりこさん、こんばんは。
おすすめされていた、竹田さんの古事記完全講義がすごく面白くて。
(正直、竹田さんの本は日本マンセー、天皇マンセー的な某k国を彷彿させる著書もあり、読み進めるのが苦痛でそっ閉じしたものもあるのですが)
古事記完全講義に関しては、面白くて夢中で読み切って、また再度読み返し欲がわいて、世界が広がった感じがありました。
また、千葉麗子さんのママは愛国も読みまして、
古事記、教育勅語、修身を子供も大人も勉強したら、すごく色々変わるのでは?日本人は生きやすくなるのでは?って、
ゆりこさんが、古事記を読んで日本の捉え方が変わった、と書いていたのがすごくわかりました。
古事記を読んでから、もっと読み込みたい!ってなったし、日本史をイチから学び直したい!って思いました。
古事記を知らずして日本史を学ぶのと、古事記を知って日本史を学ぶって、面白さもだし、日本の根本、本質がわからないまま国史が他人事に感じるって思いました。
日本に生まれて有り難く感じる心、日本を好きに、誇りに思う気持ちが湧き上がって、不思議な心地です。
学ぶ楽しさを味わってます、ありがとうございます。
すごく嬉しいコメントありがとうございます。
この間記事にした「デラシネ」って結局、一番大事なここを教えられていない上に、ここに拒絶感を感じて、それを避けるように他方向に行くから余計おかしな事になるんだろうと思ってます。
ですが、ここが分かると、みるみる日本人を思い出しますよね?
大事だ!大切だ!頑張るぞ!って気持ちが沸きますよね!
この気持ちを今、菊子さんと共有できて幸せです☆
こちらこそありがとうございます!
竹久様
こんにちは
何時も楽しく拝読させて頂いております
「心の歪みを直視する」当たり前なのに出来ている人が少ない
(自分もか・・・)
川や海が綺麗になれば魚も戻ってきますよね
少々前ですが身体がDHA&EPA欲していたのでお魚食べに居酒屋へ
近くのテーブルで何やら熱く語る輩が
聞けば魚が食べれなくなる 云々
今の日本は水や種子そして農業漁業などどんどん売られていく
お前も「日本が売られる」という本読め!
自分はまだ購入していませんが読んでみたいと思います
魚が食べれなくなるが気になり少々調べてみました
自民党政権(派閥分けでは経世会ではなく清和会の時)小泉総理大臣の時
郵政民営化
本当かどうかわかりませんが、資産350兆搾取しようとアメリカに言われての民営化
確かにア○ラッ○保険が郵便窓口で販売しているな~
今は水道局民営化
アフリカのどこかの国(忘れました)水道事業民営化(アメリカ)にしたら料金が収入の20%超えとなり
貧しい人々は地下水掘って対応
そしたら水道企業が出どころ同じということで徴収へ
雨水溜めて対応した人々にも安いが同じ理由で徴収へ
とうとうお国は契約解除したそうですが、何十億という賠償金支払わされたそうです
小生は右でも左でもないですが、これが本当ならまずいと思います
冷静になって考え行動したいですね
先ずは本買おうっと
以上よろしくお願いいたします
昨日、百田さんの新刊を予約しようかなと思った時に、その本が目に入りました。
どんな内容なのかは分からないのですが、単純に政府に対する(権力者への不信感)だけを煽って帰結する内容であれば気をつけた方が良いかなと思ってみています。
政府(利権)批判をする形のプロパガンダの利用は、最も世論誘導をしやすいからです。
そして現段階において、政権が無くなって得するのはチャイナと朝鮮半島だからです。
情報によって扇動された人の行動によって、誰が得するのかという視点も合わせて読むと良いかなと思います。
ちなみに、郵政民営化については、アメリカ側の意向というのはよく聞く話ですが、郵政民営化を実施した高橋洋一先生の「さらば財務省」を読むと全く違う意図があって行われていることがよく分かります。また郵政民営化とアメリカを結びつける内容の多くに、私個人はチャイナプロパガンダの影を感じることがあります。
そこら辺を気に掛けながら、鵜呑みにせずに考えるきっかけとして読まれると良いかなと思いました。
それではこれからも宜しくお願い致します。
竹久様
早速のメールありがとうございます
大丈夫です
新鮮なお魚食べたいだけです(笑)
いかんいかん自己中だ
今までの自分はプロパガンダに踊らせられること多かったと思いますが竹久様ブログのおかげもあって
内容みてふぅ~ん なるほど 第三者的に見られるようになってきました
ありがとうございます
以上よろしくお願いいたします
どう致しまして。
お魚の危機に関しては、築地の生田さんの動画「報道特注(魚)」が分かりやすいように思います。
https://www.youtube.com/watch?v=1XtV3tt82jI
こちらこそ、これからも宜しくお願い致します。
ゆりこさんこんばんは。
古事記を読んだ後竹田さんの本を3冊ほど借りまして、何か読みづらくて一旦脇におき、日本人に謝りたいのHPやゆりこさんの"戦後教育日本人が普通の感覚を取り戻すまで"のログを遡って読むと、あれ??日本ってすごい国だったの?すごい国だったんだ!ええーーーっびっくり!!!って驚き&興奮してしまいました。
情報にの取り入れ方に関しては、ゆりこさんのブログ記事に本当に助けられました。心の健全性を保つかどうか、というのは今まで知らない視点で、ワクチンやら陰謀論やら何かを知るたびに嫌気がさして見ざる聞かざるで根無し感をもってふわふわ無気力だったのが、、
今、知ることが楽しくて面白くて仕方がないです。
オススメされていた上念さんや高橋洋一さんの本もすごく読みやすいし面白いし、日本を見る目がどんどん変わって、そして明るい気持ちになれるのが、、
日本という国に対して、ご先祖様に対して、上に立つ方に対して、有難い気持ちが自然に湧き上がるのが、なんだか、自虐史観を学んできて、いやーな、申し訳ない気持ちになるのと正反対で、なんだかもう!
ゆりこさんが記事にしていたピラミッド構造と真逆の循環構造の話もより深く頷けたり、
とにかくも久しぶりに読書に夢中になっております。
こんな風に日本という国を知ることができるようになった一因に、偽スピのことが(happy さん関連からゆり子さんブログを知ったので)あると思うと、彼女たちにも感謝の気持ちがでますねw
諸々に感謝しつつ、読書に戻ります、、ゆりこさんの情報に対する記事を読んでから竹田さんの本を改めて読むと、前に感じた嫌な感じがなく、普通に楽しく面白く読めました。
ありがとうございます!
お返事おそくなってごめんなさい。
自虐史観って本当に体に悪いでしょ(笑)???
スピリチュアルなことにはまるよりも、歴史を見直し、現実を直視することの方が、心の豊かさに繋がる実感を手に入れていると私は思っているのですが、菊子さんの変化からも、そのような様子がありありと感じられて、とても嬉しいです。
Happyさんから繋がって、日本に目覚めるって、ある種アクロバティックな展開で面白いですよね(笑)
結局、今の日本人のフラストレーションは、根の部分がどこにあるのか分からない浮遊感から始まり、そして迷走を繰り返すことに繋がっているのだと思います。
根の入り口からの脱出方法が分かれば、勢いよく人の心は変化していくのだと、自分の経験、そしてここにつづった思いに共感してくださった皆さんの動きで実感することが増えていて、私もとても嬉しいです。
本来の日本人は知的好奇心が高い民族です。それを思い出して、楽しんで今日も生きていきましょう。
どうぞこれからも宜しくお願い致します☆彡