スピリチュアル界隈では有名な「鏡の法則」というものがあります。
自分の目の前に訪れる現実は、自分の心の投影であるという解釈に成り立つ法則です。
以前よりこれは真理だなと思い、
自らを戒め、そして不甲斐ない現実を与えられるたびに、自らを変えることで現実を切り替えてきた私ですが、
今回の選挙戦を通して見えてきたことで、
やっぱり「鏡の法則」は真実だと思うことが沢山あるので、今日はそのことについて書きますね♪
昨日、希望の党のマニュフェスト提示されました。
それが腹筋苦しめるレベルになっていることは、いつかどこかの記事で触れておきたいと思いますが、ここではそこは敢えてスルーして、希望の党が最初に掲げたスローガンについて確認してみましょう。
これっす↓
さらば、しがらみ政治wwwwwwwwwwwwwwwwww
このスローガンを先週初めて見た時は、単純にマーケティングをミスってるなとしか思わなかったです。
去年の都議選の時は内田爺を筆頭にした自民党東京都連の腐りっぷりが表沙汰になり、このスローガンと勢いで当選できたからこそ、今度もこのネタでと小池さんは思ったのでしょうけど。
それは去年のトレンド。そこに小池さんは気がつけなかったんでしょうねと思いました。
小池さんのおかげで東京都議会以外の地方議員にスポットが当てられて、ガシガシ地方議員の洗浄は行われて、それはクラッシャー小池だからできる業。それは良かったと思いますよ。
でも、それはあくまで去年のトレンドなんですよ。
政治のトレンドは、トランプさんがアメリカ大統領になった2016年11月から大きく変化しているんです。
だけど、この大きなトレンド変更に一回大きく当てちゃったからこそ、そこに気がつけなかったんでしょうね。
しかも、都議選終わって直後ですものね。トランプ大統領誕生も。ここの変化を客観的にみれなかったからこそ、トレンドが分からなくなってしまったのもあります。
ちなみに、この気持ちよく分かります。音楽業界でも広告業界でもテレビ業界でも、一回大きく当ててしまったネタや企画があると、そこから思考が外れなくなるんですよ。
だから同じネタや企画を繰り返してしまい、気がつけば自分だけがトレンドから置いて行かれるんですね。そして気がついた頃には、他の人から2週分くらいトレンドが遅れてることになるんですよ。最近の世の中の動きが尋常じゃなく早いのもありますが、まぁ去年の大勝ちの余韻が忘れられないがゆえに、風見鶏であるはずの小池さんの嗅覚が鈍ってしまっていたことは確かだと言えるでしょう。
去年久しぶりに自分にスポットが当たった、小池さんは「今の自分なら行ける」っていう、自己評価がすごく大きくなったように思うんです。
さらに今年の都議選も大勝ちしてしまった。気持ちだけはもっと大きくなって然るべしでそう。
マスコミも小池さんの味方ですし、何でも自分の思いのまま操れると勘違いしてしまったと思いますが、去年の都知事選挙も今年の都議選も小池さんの力だけじゃないですからね。
まずは整理しておきましょう。
ポイントとするべきところは3つあります。
去年は今よりも格段に野党の力がありました。
そんな中で野党が押してきたのは、「カイヨー」でお馴染みのぼけ老人鳥越
出馬記者会見でよれよれの文字で公約は「がん検診100%」を掲げられた時は、誰もがヤバいと思ったのでは無いでしょうか。
しかも、野党は共産党系の宇都宮けんじさんを降ろして候補を鳥越一択にしてきました。
一方の自民党側は、増田と小池さんで票が割れてしまう事態になっています。
このままでは、ぼけ老人が都知事になってしまう恐怖と誰もが戦わなくてはなりませんでした。
小池さんのもう一人の対抗馬である増田さんも、都知事に相応しいと言える人ではありません。
東京の人口増加が地方を滅ぼす「地方消滅」という本を出している人です。
都知事になったら、東京の人口を減らすとでも言い出しかねない考えをお持ちの方だったんです。
地方消滅 – 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書) Amazon |
しかも、この解釈があまりにでたらめだったんですよね(;^_^A
消滅可能性都市のウソ。消えるのは、地方ではなく「地方自治体」である。
そのため識者からは嫌われている人。
この3人で選べと言われれるなら「小池さんだよね……」という消極的理由とマスコミによる小池旋風が功を奏したと言えます。
マスコミは反安倍に必ずつくのですから、確実に増田さんにはつきませんよね。
それに、小池さんは元キャスター出身。メディアの使い方は熟知しておられます。
だからこそ勝てたということを忘れてはなりません。
そして、3ヶ月前にあった都議選です。ここでも小池さんは大勝ちします。
マスメディアは小池人気、安倍失速という部分だけを大きく取り上げましたが、これだけで勝てたのではありません。もちろん別の側面もあります。
一番大きいのは、組織選挙が得意な公明党と連携できたことでしょう。
一方の自民党は組織選挙で頼りの公明党が不在です。
しかも、状況が危機でありながら各選挙区での出馬人員の調整ができず、次点で2人とも取りこぼすことも沢山してしまいました。
だから、予想以上に大負けになりました。
さらに
本来連合は民進党を応援しますが、さすがの連合も「もう民進党はダメ」と見切りをつけられました。
そして、連合は都民ファーストを応援することに決めます。
ですから、都議選の時には、公明組織票&連合組織票というありえない2大組織票が都民ファーストに流れたのですから、大勝ちするのも分かりますよね。
ちなみに、今回民進党が希望の党に合流したのも、連合の意向によるところが大きいです。
確かに、公明党と連合がトミファに肩入れする形になったのは、小池さんのおかげでもありますが、組織を持っているのは小池さんではないということにどれだけ小池さんが気がつけていたかが疑問です。
この勘違いがさらに数ヶ月後大きくなって、今に襲いかかっている訳ですが……。
本題入る前に、あまりに余談の記事が長くなりすぎたので、記事を分けることにしますね。
この記事は一旦ここまで♪